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LPI認定 (Linux Professional Institute Certified) とは、国際的な非営利団体 (NPO) である「LPI™(Linux Professional Institute:Linux プロフェッショナル協会)」が実施しているLinux技術者のための認定プログラムである。Linuxの認定試験としては、Red Hat社が実施している RHCE (Red Hat Certified Engineer) 試験や、 Turbolinux社の実施する Turbo-CE (Turbolinux Certified Engineer) 試験などがありますが、 LPI認定試験はベンダーやディストリビューションに依存せず、中立的な立場でLinux技術者の技術力認定を行っている。また、世界最大規模のLinux技術者の試験であるとも言える。

LPI認定レベル1の概要

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LPI認定は、レベル1からレベル3まで3段階に分かれており、レベルが上昇するにつれて難易度は高くなる。レベル1は初級者、レベル2は中級者、レベル3は上級者と見なすことができます。 Linux経験年数の目安としては、レベル1では、半年~1年程度、レベル2では、 3〜4年程度とされています。現状では、認定はレベル順に取得していく必要があり、レベル2を取得するにはレベル1を、レベル3を取得するにはレベル2を先に取得しなければなりません。

レベル 試験番号
LPI試験レベル1 117-101 Linux一般1
117-102 Linux一般2
LPI試験レベル2 117-201 Linux応用管理
117-202 Linuxネットワーク管理
LPI試験レベル3 117-301 LPIC-3 Core
117-302 LPIC-3 Specialty Mixed Environment

LPI認定レベル1の取得に必要な試験科目は「117-101:Linux一般1」と「117-102:Linux一般2」である。

Linux一般1試験の概要

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117-101(Linux一般1)は、LPI認定試験レベル1取得のための第1関門となります。出題数は、おおよそ65~75問であり、制限時間は90分となっています。合格には、 65%程度の正答率が必要です(Linux一般1試験の概要)。

117-101 Linux一般1 内容
1.101 ハードウェアとアーキテクチャ
1.102 Linux のインストールとパッケージ管理
1.103 GNU & UNIX コマンド
1.104 デバイス、ファイルシステム、FHS
1.105 X Windows System

Linux一般2試験の概要

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117-102(Linux一般2)は、LPI認定試験レベル1取得のための第2関門となります。これが合格すれば、晴れてLPI認定レベル1は合格となり、認定証と認定カードを得られます。出題数は、おおよそ73問であり、制限時間は90分となっています。合格には、 65%程度の正答率が必要です(Linux一般2試験の概要)。

117-102 Linux一般2 内容
1.105 カーネル
1.106 起動、シャットダウン、ランレベル
1.107 印刷
1.108 ドキュメント
1.109 シェルとシェルスクリプト
1.111 システム管理
1.112 ネットワーク基礎
1.113 ネットワークサービス
1.114 セキュリティ

LPIC (level1) のテキスト

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Linux一般1試験のテキスト

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117-101 Linux一般1 テキストの目次
1.101 ハードウェアとアーキテクチャ
1.102 Linux のインストールとパッケージ管理
1.103 GNU & UNIX コマンド
1.104 デバイス、ファイルシステム、FHS
1.110 X Window System

Linux一般2試験のテキスト

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117-102 Linux一般2 テキストの目次
1.105 カーネル
1.106 起動、シャットダウン、ランレベル
1.107 印刷
1.108 ドキュメント
1.109 シェルとシェルスクリプト
1.111 システム管理
1.112 ネットワーク基礎
1.113 ネットワークサービス
1.114 セキュリティ


関連項目

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外部リンク

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