Maxima/リナックスにおけるインストールの仕方

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MaximaのLinuxディストリビューションへのインストール 編集

LinuxにMaximaをインストールする方法は、通常、パッケージマネージャーを使用して行います。

以下は、一般的なLinuxディストリビューションへのインストール手順の概要です。

Debian/Ubuntuベースのディストリビューション
パッケージリストを更新し、Maximaをインストールします:
sudo apt update
sudo apt install maxima
Fedoraベースのディストリビューション
パッケージリストを更新し、Maximaをインストールします:
sudo dnf update
sudo dnf install maxima
Arch Linux
パッケージリストを更新し、Maximaをインストールします:
sudo pacman -Syu
sudo pacman -S maxima
CentOS/RHEL
CentOSやRHELでは、EPELリポジトリを有効にし、その後、Maximaをインストールします:
sudo yum install epel-release
sudo yum install maxima

これらの手順に従うと、LinuxディストリビューションにMaximaをインストールできます。

Maximaインストールの注意点 編集

Maximaをインストールする際の注意点はいくつかあります。以下にいくつか挙げてみます:

パッケージ依存関係の確認
インストールする前に、Maximaが依存するパッケージがシステムにインストールされていることを確認してください。特にLinuxシステムでは、必要なライブラリやランタイムが不足している場合があります。
バージョンの選択
最新バージョンを常に利用することが望ましいわけではありません。安定したバージョンや、特定の機能や互換性が必要な場合は、適切なバージョンを選択する必要があります。
システム要件
Maximaを実行するために必要なハードウェア要件や、サポートされているオペレーティングシステムを確認してください。特に古いハードウェアや古いバージョンのオペレーティングシステムでは、正常に動作しない場合があります。
セキュリティ
インストール元の信頼性が重要です。公式のソースや信頼できるパッケージマネージャーからのインストールを推奨します。また、不正なソースからのダウンロードや、信頼できないリポジトリからのパッケージのインストールは避けるべきです。
アンインストール手順の理解
インストール後にMaximaをアンインストールする場合、システムに影響を与えないように、正しい手順を理解しておくことが重要です。特に、手動でインストールした場合は、ファイルや設定が残る可能性があるため、それらを適切にクリーンアップする必要があります。

これらの注意点を考慮することで、Maximaのスムーズなインストールと使用が可能になります。

Common Lisp処理系についての補足 編集

数値演算などの速さを期待するならば、演算速度を追求したCMUCLかCMUCLから枝分かれして活発にメンテナンスが行われているSBCLの利用を御勧めする。 CLISPは「中間コード」にコンパイルされることに対して、CMUCLやSBCLは「ネイティブコード」にコンパイルされるため、数倍速くなる。 Maximaの以前のバージョンはGCLとCLISPを前提として作られていたのだが、Maxima 5.9.*以後主流がCMUCLやSBCLに移ったようである。