Wikijunior:大型ネコ/トラ
ハイイログマより小さいものの
生息地
編集トラは西アジアおよび南西アジアの森や草原に生息し、バングラデシュやブータン、中国、インド、ネパール、カンボジア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、タイ、ベトナム、インドネシアのスマトラ島、ロシア極東部などにいます。
外見
編集生まれたばかりのトラはネコのような体格ですが、次第に大きくなります。他の大型ネコ科も、生まれたばかりのころは、ネコのような体格です。
トラの体色は、ふつうは
全長は、鼻先から尾端までを全長とすると、全長は大抵は 約6フィート(約180 センチメートル) から 9フィート(約270 センチメートル) で、最大級となると 全長3m にもなります。尾は約91cmです。体重は160kgから250kgです。
トラの口の力はとても強く、柔らかい足裏には鋭い爪が隠れ、短く厚い毛皮をまとい長い髭(ひげ)を生やしています。
ホワイトタイガーはアルビノとは違い、ある遺伝子欠損により皮膚や眼、毛皮の色素がなく、白地に薄い縞か縞がない体色で蒼い瞳です。
色素が無いので迷彩に役立たず、希少価値があることから動物園や興行の見世物として長く使うために、強制的に近親者と交配させられています。
これらの悪影響としては、近親婚の遺伝子による病の発症、不活発な精子や未熟児による妊娠の失敗、潜在精巣や心不全、口蓋裂や顔面の歪みなどの先天的欠陥の増加、出生時の体重の減少、免疫機能の不活性、寿命の低下、収縮した体長、精神後退、乳児死亡率の上昇などがあります。
獲物の種類と、つかまえかた
編集トラの獲物は、ヘラジカ(ヘラ鹿)や野ブタ、水牛(すいぎゅう)などの草食動物です。トラは、草食動物を捕まえて食べます。トラは、ひとりで狩りをします。ちなみに、ほかのネコ科動物も、狩りは、ひとりで します。
トラは、獲物をみつけると、近くに隠れて、とびかかるチャンスを待ちます。獲物がいなければ、クジャクのオスですら捕食します。
トラのいる地域に住む人達は、後頭部に顔の面を被ることで、トラに おそわれないようにしています。虎は獲物の後方から接近し、襲う前に二回ほど様子を伺います。Jim Corbettはインドで多くの人喰い虎を殺した自然保護論者かつ狩猟家として有名です。
驚きの事実
編集- トラの縞は毛だけでなく皮膚にもあります。
- 泳ぎが上手く、大抵は体温を冷ますために泳ぎます。
- 同じ縞模様の虎はいません。
- トラの亜種のアムールトラは現存する最大の猫科動物です。