X86アセンブラ/コメント
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編集コードを書く際には、コメントによって何をしようとしているかを説明するのは非常に助けになることである。コメントは、アセンブリコードを機械語に変換する時に、アセンブラに無視される通常の文字列からなるセクションのことである。
いくつかのアセンブリ言語では、コメントは「; (セミコロン)」で始められる。
GASでは「#」がコメント開始の記号として使われる。
以下に例を示す。
Label1: mov ax, bx ;bxの内容をaxに転送する add ax, bx ;bxの内容をaxに加算する ...
同じ行の中であっても、セミコロンの後の内容は全て無視される。他の例を見てみよう。
Label1: mov ax, bx ;mov cx, ax ...
ここで、アセンブラは2番目の命令である「mov cx, ax」を決して見ない。セミコロン以降の全ては無視されるからである。
HLAのコメント
編集HLAアセンブラではC言語またはC++言語でのようにコメントを書くことができる。これはHLAではセミコロンは全ての命令の最後に置かれるからである。
mov(ax, bx); //これはC++言語でのコメント記法である /*mov(cx, ax); スラッシュとアスタリスクの組の間の全てはコメントとなる。 これはC言語のコメント記法である */
C++言語式のコメントは、行の終わりまで有効である。しかしC言語のコメントは/*から*/までの間の複数の行で有効である。HLAでのC言語またはC++言語式のコメントを理解するには、C言語かC++を読むのが良い。