トロンボーン/楽器の手入れ
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トロンボーンの手入れは、外見を維持するもの、機能を維持するものに分かれます。部位によって頻度も異なってくるので、正しいメンテナンスが必要となります。
演奏前後の手入れ 編集
全体 編集
ポリシングクロスで軽く拭いてください。
スライド 編集
演奏前は、ガーゼなど、傷がつきにくい素材でスライド内部をふき取った後、少し太くなった部分にスライドオイル、またはスライドクリームを塗ります。スライドクリームの場合は塗布した後に水を吹きかけます。塗り終わったら、スライド管を取り付け何回かスライドさせ馴染ませます。
演奏後は、クリーニングロッドにガーゼなどを巻き付け、スライドの内部を拭き取ります。
ローター 編集
テナーバス、バストロンボーンには管を切り替えるローターという機構が取り付けられています。ローターの動きをよくするために、ベル側の機構のスライドとの結合部から管内にローターオイルを注入してください。
マウスピース 編集
水ですすぎ、唇皮や油を落とします。
週に一度の手入れ 編集
チューニング管 編集
クリーニングロッドとガーゼを用いて、内部と表面を拭き取ります。その後、スライドグリスを管の表面に塗り、結合して何度かスライドさせます。
ロータリー、レバー 編集
ロータリーとローター回転軸、軸受にロータースピンドルオイルを、レバー根元のバネ部分にレバーオイルを注入してください。ロータリーは通常カバーが取り付けられているので、外しましょう。
マウスピース 編集
まず、ブラスソープとその10~15倍の量のぬるま湯を混ぜます。その水溶液をマウスピースブラシに含ませて、マウスピースを洗います。
月に一度の手入れ 編集
本体 編集
まず、ブラスソープとその10~15倍の量のぬるま湯を混ぜます。その水溶液をフレキシブルクリーナーに含ませ、管内に挿入し洗います。その後、上述の手入れを行います。
参考 編集
- YAMAHA 楽器解体全書トロンボーン, 2022年6月3日閲覧