トロンボーン
概要
トロンボーンはスライドの長さを操作することによって音程を調節する楽器です。
中低音を担当することが多く、また現在のメジャーな楽器の中でスライドを用いる楽器はこれだけなので、特殊な奏法での活躍も多いです。
キー
多くのトロンボーン楽譜はCスケールで書かれており、記号はヘ音記号で表されます。
テナーバストロンボーンにはFのキーを吹く用途のFロータリーが存在します。ポジション視点では、ロータリーを押しながら1ポジションを吹くと6ポジションと同様の音程が出ます。また、バストロンボーンにはさらにD♭ロータリーが存在し、こちらは5ポジションの働きをします。詳しくはトロンボーン/スライドポジションを参照してください。
音程・音域
トロンボーンのチューニングは通常B♭で行います。演奏する楽曲に応じて、どのオクターブでチューニングするかを決めます。
トロンボーンの音域はB♭1からB♭3です。しかし、管楽器の性質上音域外の音も出すことが可能であるため、一部楽曲では用いられることもあります。