中学校技術/プログラミング言語

プログラム言語には多くの種類があるが、1980年代ごろからある古典的な言語では、BASIC(ベーシック)とC言語(シーげんご)とFORTRAN(フォートラン)やCOBOL(コボル)がある。(※ 範囲外: しかし、C言語のほかは、現代では新規のソフト開発にはあまり使われておらず、他の言語がつかわれる場合が多い。)

たとえばFORTRAN(フォートラン)は、科学技術の計算用に作られている。
(※ 範囲外: 現代でも、科学技術の計算の分野では、過去のフォートランを改良した言語が用いられることも多く、それらも『フォートラン』と呼ぶが、区別のため現代版フォートランのほうは、つづりをfortranやFortranのように小文字で書くのが慣習。)
また商業などの事務処理用に開発された言語としてCOBOL(コボル)があった。
(※ 範囲外: かつてコボルは、C言語のむずかしい文法を理解しなくてもプログラミングできると、商業系の業界では人気であった。現代では、市販の表計算ソフト(エクセルなど)や経理ソフトなどが発達したので、一般の中小企業ではコボルは使われなくなった。また、それらの経理ソフトそのものを作る技術者は、C言語の系列の言語を使ってソフト開発するだろうから、コボルは用いていないだろう。しかし、現代でもいちぶの金融機関で、コボル系の言語を使う場合がありうる。なぜなら、コボルは言語の仕様が金銭などの計算に向いた仕組みになっている事や、大手の金融機関で長らく使用されてきた実績があるので、大手の金融機関の技術者が使う場合があるから。)

※ なお、コボルの特徴として言われる「事務処理」とは、1950年代ごろ(コボルやフォートランが発明された時期)の「事務」を想定してるので、現代の「事務」とは意味合いが、やや違うので、気をつけること。

その他、ベーシックから派生した言語や、C言語から派生した言語など、もある。


(※ 教科書の傾向)上記4つの言語のなかで、重要なのはC言語、BASIC、FORTRANの3つで、どの教科書でも乗っている。また、中学範囲を超えるが、IT企業の実務で特に使用頻度の高いのは、C言語。

(※ 範囲外: )上記のプログラム言語以外にも、現代のパソコン業界ではプログラム言語で「ジャバ」(JAVA)とか「ジャバスクリプト」(Java Script)とか「ピーエイチピー」とか「パイソン」とか(以下略)、色々あるが、しかし中学生の学習時間では、それらの言語の要点を理解しきれないので、ほうっておいてよい。なお、最近の教科書では、ジャバやジャバスクリプトも名前が紹介されている場合もある(※東京書籍『新編 新しい技術・家庭 技術分野 未来を創るTechnology』平成28年版)。さらに他の言語で、LOGO(ロゴ)とかのプログラム言語もあるが、あまり普及してないので、暗記の必要はない。かつてLOGOが教育用として、よく学校教材で紹介されていた時代があった。
過去、新技術が登場した際、たとえば、マウス操作できるパソコンの登場や、インターネットなど新しいコンピュータ技術が登場した時代に、それら新技術に対応した新しいプログラム言語が開発されてきた、という感じの経緯(けいい)がある。なので、ネットの仕組みなどを知らずに、新らしいプログラム言語だけを学んでも、あまり学習の効果が無い。
このため、中学生の段階では、個々のプログラム言語を深く学ぶよりも、インターネットの仕組みなど、全体像を学ぶほうが重要である。


なお、ベーシックについては、ウィンドウズを作っている会社マイクロソフトが、製品として、ベーシックから派生した言語(ビジュアル・ベーシックという製品がある)も作っているが、しかし昔のベーシックと比べて文法の多くが変更されており、もはや、むかしのベーシックとは、ほとんど別物の言語である。(※ 教育図書の検定教科書でビジュアル・ベーシックの画面が紹介されてる。)


なお、プログラミング業界では、「変数」(へんすう)などの用語があるが、数学でならう「変数」(へんすう)とは意味がやや違っている。(※ 教育図書の検定教科書で紹介されてる。) 「変数」の他にもプログラミング業界では、数学の用語と同じ文字の語句だが、意味が違っている語句が、いくつもある。

プログラミングの勉強のさいには、気をつけること。