中学校英語/1年/文法では、1学年の英語で習得すべき単語について教授します。中学校英語/1年及び中学校英語/1年/文法も必要に合わせて一緒にお読みください。

語順

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英文の語順は、ふつう、 <主語 + 動詞 + 目的語> の順になる。

* I have a book.  (アイ ハブ ア ブック)私は、1冊の本を持っています。

この例文の場合、どれが主語、動詞、目的語かというと、

主語 I
動詞 have
目的語 a book

である。

いっぽう、日本語では、 「私は(←主語)/一冊の本を(←目的語)/持っています(←動詞)」のように、「主語/目的/語動詞」(※日本語の場合)になってる。

しかし、英語では日本語とは語順がちがう。


また、ひとつの文に、動詞は1個だけである。

なので、たとえば、「私の持っている本を、私が読む」ということを説明したい場合は、たとえば

I have a book. I read this book. (アイ ハブ ア ブック. アイ リード ジス ブック)私は本を1冊、持っている。私はこの本を読む。

のように、文を、動詞の数だけ、分けて説明する必要がある。

いっぽう、「I have and read this book.」(×)などは、まちがいである。


ほかの例文

I play tennis.   (アイ プレイ テニス)私は、テニスをプレイします。
主語 I
動詞 play
目的語 tennis
補足: 「プレイ」はなくても良い。 私は、テニスをします。
I eat a cake.   (アイ イート ア ケイク)私はケーキを食べます。
主語 I
動詞 eat
目的語 cake
I like dogs.   (アイ ライク ドッグズ)私は、イヌが好きだ。
主語 I
動詞 like
目的語 dogs

日本語の「イヌが好きだ」の「イヌが」のように、好き嫌いについての表現は、日本語では「イヌが」は「が」がついて主語みたいになる場合もあるが、英語では、ちがうので注意しよう。

ほかの例文

I know Bob.   私はボブを知っている。
主語 I
動詞 know
目的語 Bob
You know Bob.   あなたは、ボブを知っている。
主語 You
動詞 know
目的語 Bob
I have a pen.   私は、1本のペンを持っている。
主語 I
動詞 have
目的語 a pen

the の使い方

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theは「その」という意味である。すでに話題にのぼった名詞や、話をしている者どうしの間で何をさしているかわかっているものにつける。

* This is a bag.  (これは かばん です。)
* I like the bag.  (私はそのかばんが好きです。)


たとえば、

I have the pen.

の和訳なら、「私は、そのペンを持っています。」などと訳す。

the を使う場合、それがつく名詞の前から「a」および「an」は除去しなければならない。つまり、「This is the a bag.」(×)のようなのは間違いである。

(※ 発展 :)「the をつかうとき、その名詞のaとanは除去する」と覚えるのも良いのだが、「a / an が変化して the になった」または「the が変化して a / an になった」と考えるのも良いだろう。こう考えれば、文章中で a / anをつかう位置と、the を使う位置が同じであることも説明がつく。

ためしに、さきほどの例文の This is a bag. の a を the に変えててみよう。

This is the bag. これは、その かばん です。

となる。この言い回しをつかう場合は、「これは、その かばん です。」の発言をする前に、すでに、このかばんについて話題にしていたことになる。

ともかく、「the」はすでに話題にあがっているものについて使うのが、普通のルールである(ただし、例外もある)。


(※ 発展 :)なお、どうしても「私は、その一つのバッグを持っています。」(持つ = have)と言いたい場合、a でなくone を使い、たとえば「I have the one bag.」のように a ではなく one を使う。

名詞の複数形

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* I have two books.  (わたしは本を2冊持っています。)

名詞の複数(2つ以上のもの)は、普通語尾にsをつける。

本(ほん)のばあい、日本語は単数でも複数でも「本」(ほん)だが、英語はbookとbooksのように、単数と複数では違う言い方をするので注意しよう。

「本を2冊」と言いたい場合、「two books」のように、<数 + 名詞ーs >の語順になる。

直訳すると「2冊の本」になる。語順は、<数 + 名詞ーs >の語順でなければならない。

つまり、けっして、「I have books two.」(×)などと言ってはいけない。

もし、3冊の本を、私が持ってるなら、

* I have three books.  (わたしは本を3冊持っています。)

である。

  • 参考: 単数(1個)の場合

参考のため、1冊の本を持ってる場合の例文を書くと、

* I have a book.  (わたしは本を1冊持っています。)

1冊の本の場合でも、<数 + 名詞>の語順になってることに、注目しよう。「a book 」の「a」で、数が「1」だという事が分かる。


  • 発展: theとの組み合わせ(教科書にはない話題)

「私は、その本を2冊持っています。」(※ 話題にあがった本を2冊持っていることを伝えたい)のような場合は、

I have the two books .

となる。

このように、the は twoやthree など数を表す表現よりも先に来る。

なお、たとえば赤いをred(レッド)というのだが、たとえば「その赤い本」は the red book となる。「I have the red book. 私はその赤い本をもっている」である。このように the は他の情報よりも先に来る。くわしくは red や blue(ブルー、意味 : 青い)などの単元で説明する。

the two books の語順も、

「 the + 数 + 名詞」 とだけ覚えるのではなく、「the + 話題にあがっているか以外の情報 + 名詞」のように今後も応用のきくように覚えるのが文法の勉強のコツ。

be動詞

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I am ~.

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「私」が何なのかという、「私」の性質を説明するときに、<I am 〜>(アイ アム 〜) という表現を使う。

* I am a student.  (私は学生です。)

語注

student (ステューデント)学生
  • Iは「私は」という意味で、常に大文字で書く。
  • amは、その前にある語である I 「私」が、そのうしろにある語である事を主張している。私が何者なのかを、これから説明しますよという宣言のようなもの。
  • 「私は~です」というときは、I am ~.の形を使う。

* I am Japanese. 私は日本人です。

play や eat など、動詞がある場合は、使わない。

たとえば、「私はテニスをプレイします。」なら、

* I play tennis.

である。「I am play tennis」(×)とはいわない。


  • 例文

留学生のトム君の自己紹介です。

Hello, I'm Tom.  「こんにちは。私はトムです。」
I'm 13 years old. 「私(トム)は13歳です。」
I'm from America. 「私はアメリカ出身です。」


出身地を表す場合は、

be from または come from を使う。from は「フロム」を読みます。from は、前置詞(ぜんちし)と呼ばれるものの一種です。中1のこの時点では、まだ前置詞を習ってないので、分からなくても気にする必要はありません。

be動詞の場合、主語におうじて形を変える必要がある。この場合、主語が I なので、be動詞は am (アム)になる。

さらに I am の短縮形である I'm (アイム)を、上記では使っている。


やや堅苦しくなる表現だが、

I am Tom.
I am 13 years old.
I am from America.

と、短縮形を使わずに言う事も、可能である。

You are ~.

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相手が何なのかという、相手の性質を説明するときは、<you are〜>(ユーアー)を使う。

* You are a student.  (あなたは学生です。)
  • 「あなたは~です」というときは、You are ~.の形を使う。
  • am,areは「~です」の意味だが、Iのときは必ずamを使い、Youのときは必ずareを使う。

つまり、「I are」(×)や、「You am」(×)などは、まちがいである。

※ 発展: 「am」や「are」のことを、「 be動詞 」(ビーどうし)という。be 動詞は、X be Y の形で並んでいる場合、主語 X が Yという状態または性質である事を主張している。一般的に be 動詞の機能は「状態」でまとめて説明される。 X be Y「主語Xは状態Yです」という主張。

you の疑問文

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You are ~. (あなたは〜 / あなたたちは〜)の疑問文は、areを主語の前に出して 「Are you ~?」 となる。

(※ 発展:)「be動詞のある文章(You are Tom.)をこれから疑問文に変えたいとき、疑問文ではbe動詞が冒頭に来るように移動する。」というふうに理解する。

* Are you Tom?  (あなたはトムですか。)

Are you ~?に対する答えは、

Yes,I am.  (はい、そうです。)

または

No,I am not.  (いいえ、違います。)

という。

例文

Are you a student?   (アーユー ア ステューデント)あなたは学生ですか?
ー Yes, I am. I am a student.   (イェス アイ アム。アイ アム ア ステューデント) はい。私は学生です。
ー No, I'm not.   (ノー アイム ノット) いいえ。ちがいます。(私は学生ではありません)
Are you a teacher?   (アーユー ア ティーチャー) あなたは先生ですか?
Are you from Canada?   (アーユー フロム カナダ) あなたはカナダ出身ですか?
ー Yes, I am. I'm from Canada.   (イェス アイ アム。アイム フロム カナダ)はい。私はカナダ出身です。
ー No, I'm not. I'm from Australia.   いいえ。わたしはオーストラリア出身です。
Are you from China?   (アー ユー フロム チャイナ)あなたは中国出身ですか?
ー No, I'm Japanese.   いいえ、私は日本人です。
ー No, I'm from Japan.   いいえ、私は日本出身です。

なお、国名や国籍名は、大文字にする。

Are you from Japan?   (アー ユー フロム チャイナ)あなたは日本出身ですか?
ー Yes, I'm Japanese.   はい、私は日本人です。
ー Yes, I'm from Japan.   はい、私は日本出身です。
ー No, I'm not from Japan. I am Chinese.   いいえ、私は日本出身ではありません。私は中国人です。
ー No, I'm not Chinese.   いいえ、私は中国人です。
ー No, I'm from China.   いいえ、私は中国出身です。
Are you hungry?   (アーユー ハングリー) (あなたは)おなかが、すいていますか?
ー Yes, I'm hungry.   (イェス、アイム ハングリー)はい、私は、おなかが すいています。
ー no, I'm not hungry.   (ノー、アイム ノット ハングリー)いいえ、私は、おなかが すいてません。
Are you thirsty? (アーユー サースティー) (あなたは)のどが渇いて(かわいて)ますか?
ー Yes, I'm thirsty. (イェス、アイム サースティー)はい、私は、のどが渇いています。
ー no, I'm not thirsty. (ノー、アイム ノット サースティー)いいえ、私は、のどが渇いてません。


(※ 発展:)「私はトムですか?」を英語にしてみよう。(『自分の名前ぐらい分かるだろ』とか言わないように。たとえば、演劇をする人達が、トムの役を私が演じるのか聞く場面など、いくらでも使用例はある。)

Am I Tom?

になる。このように、be動詞(amやare)と主語(IやYou)の語順を入れ替えたものとなる。

なので、疑問文を覚えるときは、「be動詞のある文章(You are Tom.)をこれから疑問文に変えたいとき、疑問文ではbe動詞が冒頭に来るように移動する。」というふうに理解するのである。


自分 I I am
相手 you you are
あれ that that is
これ this this is
それ it it is
彼(かれ) he he is
彼女 she she is
ただしIを「私」や「私は」などという意味で使う場合、固有名詞(こゆう めいし)という扱いになるため文の最初でなくても大文字の「I」を使わなければならない。固有名詞とは、Tom(トム、※ 人名)や Japan (ジャパン、日本のこと、国名)のように、何かに名づけられた名前のこと。Tomなどもかならず冒頭が大文字になる。「私」は名前ではないが、例外的に大文字になる。
私達 we we are
あなたたち you you are
彼ら(女性もふくむ)、彼女ら、それら they they are


三人称単数のbe動詞

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He is ~.

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「彼は~です」のように、彼がなにであるかをいうときは、<He is ~.>(ヒー イズ )の形を使う。

* He is John.(彼はジョンです。)

heは、「彼」の意味を表す代名詞であり、男性であり単数(たんすう)である。(「単数」とは、「一つ」という意味。なお、二つ以上にものは「複数」(ふくすう)といい、後述のthey(ゼイ、彼ら・彼女ら・それら)が複数。)


例文

He is my brother, Tom. 彼は私の兄弟、(彼の名は)トムです。

なお、 my (マイ) は「私の〜」という意味。

※ なお、名詞の前に my を使う場合、その名詞には a や the を使わない。「a や the が変化して、myになった」と覚えると良いだろう。


* Ken is a student. He is a student.(ケンは生徒です。彼は生徒です。)

例文

He is a teacher. (ヒー イズ ア ティーチャー) 彼は先生です。
He is a student. 彼は学生です。
He is not a teacher. 彼は、先生ではありません。
He is a good tennis player. 彼は、テニスが上手(じょうず)です。

「He is a good tennis player」は、直訳すると、「彼は、上手なテニスプレイヤーです。」のようになるが、和訳する場合は、「彼はテニスが上手です。」のように、日本語として自然にきく表現になおすとよいかもしれない。

テストや入試などで「彼は、上手なテニスプレイヤーです。」のように直訳すると、文章の意味を理解してないと判断される場合があり、よって減点をされる場合がある。

She is 〜.

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sheは「彼女」の意味を表す代名詞であり、女性であり単数である。

* Nancy is a student. She is a student.(ナンシーは生徒です。彼女は生徒です。)

例文

She is my sister, Mary. 彼女は私の姉妹、(彼女の名は)メアリーです。

例文

She is a teacher. (シー イズ ア ティーチャー) 彼女は先生です。
She is a student. 彼女は学生です。
She is not a teacher. 彼女は、先生ではありません。
She is a good tennis player. 彼女は、テニスが上手(じょうず)です。


He(She) is ~.の疑問文と否定文

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am,are,isなどの、be動詞のある文の疑問文では、be動詞(am,are,is)を主語の前に出す。つまり、<be動詞 + 主語 + 〜?>の語順になる。

be動詞(am,are,is)のある文の否定文は、be動詞(am,are,is)のあとにnotを入れる。つまり、<主語 + be動詞 + not + 〜.>の語順になる。

Is he busy?(彼は忙しいですか。)
ー He is not busy.(彼は忙しくありません。)

参考

* He is busy.(彼は忙しいです。)
Is she a teacher? 彼女は、先生ですか?
She is not a teacher. 彼女は、先生ではありません。
Is she a good tennis player? 彼女は、テニスが上手ですか?
She is not a good tennis player. 彼女は、テニスが上手ではありません。

This is ~.

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「これ」が何であるかを説明するときは、<this is 〜>を使う。

This is Ken.(こちらはケンです。)
  • thisは「こちらは」、「これは」という意味で、isは「です」にあたる。
  • This is Ken.は「こちらはケンです」の意味で、人を紹介するときに用いる。
  • 疑問文「これは~ですか?」

「これは~ですか?」という問いの文は、isをthisの前に出し、文の終わりにクエスチョンマーク(?)をつける。

* Is this my bag?(これは私のかばんですか。) ー Yes,it is. (はい、そうです。)

※ つまり、This をつかう疑問文でも、he や she の疑問文と同じように be動詞(am, are ,is )が主語の前に出てくる。このルールに変わりはない。(※文法の勉強では、どのルールが変わらないのかも確認しながら、文法を理解していくこと。)


  • 問いの文の this は、答えの文ではitとなる。Yesのあとにはコンマ(,)をつける。

「あれは~です」: That is ~.

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That is ~.は、自分から離れているものをさして、「あれは~です」の言い方。いっぽう、This is ~.は、手もとにあるものをさして、「これは~です」という言い方。

* This is a pen.(これはペンです。)
* That is a pen.(あれはペンです。)

※ This(これ、「ジス」) が That(あれ、「ザット」)に変わっただけである。語順も、This でも That でも同じである。

  • 数えられる名詞(ものの名詞)で、それが1つのときは、名詞の前にaをつける。
  • aは「1つの」とか「1本の」などの意味を表すが、日本語では特に「1つの」という必要はない。


※ 応用

Is this a pen? 「これはペンですか」

をもとに、「あれはペンですか」という疑問文を作ってみよう。方法は、this を that に変えればいいだけなので、答えは

Is that a pen? 「あれはペンですか」

になる。

否定文「これは~ではない」

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「これは~ではない」という打ち消しの文は、isのあとにnotを入れて、This is not ~.という形にする。

* This is not a pen.(これはペンではありません。)
  • Is this ~?の問いに、「いいえ、違います。それは~です」と答えるときは、
No,it is not. It is ~.

という。


(※ 応用 )では、「あれは~ではない」を考えて見ましょう。This をThatに変えるだけなので、

That is not a pen . (あれはペンではありません)

になります。このように、否定文であっても、This でも That でもルールは同じままです。

Who is ~?

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who(誰)は、人の名前や間柄をたずねる疑問詞で、文頭に置く。

* Who is he?(彼はですか。)

返答には、たとえば、彼が Tom なら、

ー He is Tom.(彼はトムです。)

とか、あるいはトムと私の関係についても返事にくわえて

ー He is my friend, Tom. (彼は、私の友人です。トムです。)

とか返答したり、あるいは

ー He is Tom. Tom is my friend. (彼はトム。トムはわたしの友人です。)

などのように、答える。

なお、 my (マイ) は「私の〜」という意味。

friend (フレンド)は友人という意味。


なお、it (それ)が何なのかをたずねるときに、 「Who is it?」(×)とは言わない。

it について、何なのかをたずねる場合は、

What is it?(ホワット イズ イット) それは何ですか?

で、質問する。

なお、「あなたは誰ですか?」なら「Who are you?」(フー アー ユー)になる。「私は誰だ?」なら「Who am I?」(フー アム アイ)になる。だが、あまり日常では、「Who are you?」や「Who am I?」を使うことはないだろう。

なお、「彼らは誰ですか?」なら、「Who are they?」(フー アー ゼイ)になる。「Who are they?」は使う可能性があるので、おぼえておこう。

What is ~?

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Whatは「何か?」「何の」という意味で、文のはじめに使う。

例文

Bob: What is this?(これはですか。)
ー Taro: It is a store. (これは店です。)

What is 〜で聞かれた質問の答えには、

It is 〜.

で答える。

  • What's wrong? (ホワッツ ローング)

なお、病院などで、体のどこの調子がわるいのかを聞かれる時、

What is wrong? (ホワット イズ ローング) 
What's wrong?

と、聞かれる場合もある。

wrong は、「(具合や調子などが)悪い」という意味の形容詞である。

「What's wrong?」とは、病気にかぎらず、なにかの調子が悪そうな時、「どこの調子が悪いのですか?」とたずねる慣用表現である。

病院の場合、「What's wrong?」できかれたら、患者のがわの返事は、たとえば、

ー I have a pain here. (アイハブ ア ペイン ヒアー) ここが痛いです。 ※ 痛い箇所を指でさしながら説明する。
ー I have a headache. (アイハブ ア ヘディック) 頭痛がします。
ー I have a cold. (アイハブ ア コールド) 風邪をひいています。 ※ 「寒気がする」ではない。
ー I have a fever. (アイハブ ア フィーバー) 熱があります。
ー I have a stomache (アイハブ ア ストマケイク) お腹が痛いです。
ー My leg hurts.(マイ レッグ ハーツ) 足をケガしています。足が痛いです。

などがある。

hurt は「傷付く」という意味の動詞だが、「My leg hurts」で慣用表現になってるので、あまり文法的なことは気にしなくてよい。

  • What's the matter? (ホワッツ ザ マター)

「What's the matter?」「What is the matter?」とは、「どこか、問題がおありですか? (問題点を、聞いている)」「問題点は、どこですか?」の意味である。

日本語訳の「どこ」に引きずられて where(×)にしないように注意しよう。

「Waht's the mateer with you?」(どこか、問題がおありですか?)というように「 with you」がつく場合もある。with you がついても、意味は、with you がつかない場合と、ほぼ同じ意味である。

一般動詞

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I like ~.

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I like music.(私は音楽が好きです。)
likeは「~を好む、~が好きです」という意味を表す動詞
I like ~.で「私は~が好きです。」の意味。

このように、動詞は主語のあとにくる。

※ 一般動詞でもbe動詞(am, are , is )でも、「動詞は主語のあと」というルールが同じであることに気づこう。


※ 日本語の「私は」の「は」や、「私が」の「が」に相当する表現は、英語には無い。

 I  like   music.

「私  好きです  音楽。」のように考えるのが、英語での文章の考え方。このように、根本的に考え方が、日本語とは違う。

「私  好きです  音楽」という文だと、英語を知らない多くの日本人には意味が通じないので、しかたなく和訳では「私は音楽が好きです」のように訳す。なお、定期テストでも、「私は音楽が好きです」のような語順で訳すこと。

一般動詞の否定文

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like,haveなどの一般動詞の否定文は、動詞の前にdo not(don't)を入れる。

* I do not like music. (私は音楽が好きではありません。)

  • Do you ~? の答えで「いいえ」と答えるときは、
ー No,I don't.

のように答える。

be動詞の後ろにnotをつければ否定文になる。

一般動詞の疑問文: Do you ~?

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相手に直接質問するとき、like, have などの 一般動詞の疑問文は、文頭に Do をつける。

* Do you like music?(あなたは音楽が好きですか。)


※ 「Do you ~?」というように、youとセットで覚えること。別の単元で後述するが、heやsheではDoではなくDoes(ダズ)という別の単語になるので。


  • Do you ~?の答えは、 「はい」なら、
Yes, I do.

のように、動詞には do を使う。

あまり、

Yes, I like. (△)

とか、

Yes, I have. (△)

とか、言わない。

「いいえ」なら、

No, I don't,

などになる。

「or」を含む疑問文

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2つのうち、どちらかであるかをたずねるときは、or(それとも)を使う。

* Is this a pen?  Is this a pencil?(これはペンですか。これは鉛筆ですか。)
* Is this a pen or a pencil?(これはペンですか、それとも鉛筆ですか。)
  • 答えはIt is ~.の形で答え、Yes,No は使わない。
* It is a pen.(これはペンです。)
* It is a pencil.(これは鉛筆です。)

命令文など

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命令文

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「~しなさい」のように相手に命令する文を命令文という。命令文には主語がなく、動詞で文を始める

* You study English.(あなたは英語を勉強します。) ← 命令文ではない
* Study English.(英語を勉強しなさい。) ← 命令文です
* Open the window.(窓をあけなさい。) ← 命令文です

否定の命令文

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~してはいけません」と禁止する言い方は、命令文の前にDon't(ドント)をつける。

* Don't open the window.(窓をあけてはいけません。)

~してください: please

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~してください」と丁寧な形にする場合は、命令文の前か後にPlease(プリーズ)をつける。

* Open your notebook.(ノートを開きなさい。)
* Please open your notebook.(あなたのノートを開いてください。)
* open your notebook, Please.(上と同じ意味)

pleaseを文の最後につける場合は、,(コンマ)を忘れないようにする。

~しましょう: Let's ~.

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~しましょう」と仲間を誘う言い方は、命令文の前にLet's(レッツ)をつける。

* Play the piano.(ピアノをひきなさい。)
* Let's play the piano.(ピアノをひきましょう。)

「何に対して○○していますか」:What do you ~?

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たとえば、「何を持っているか」とたずねるときは、Whatを文頭におき、答えはI have ~.と持っているものを答える。Yes,Noは使わない。

* Do you have a book in your bag?(あなたはかばんに本を持っていますか。)
* What do you have in your bag?(あなたはかばんに何を持っていますか。)

このように、「何に対して○○していますか」という文章は、「What do you 〜?」となる。

三人称単数の現在形の一般動詞

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三単現のs

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主語が三人称単数で現在形のとき、動詞 have は has になる。また、多くの一般動詞は、三人称単数で現在形のとき、動詞の語尾に-s(-es)をつける。このことを俗に「三単元のs」(さんたんげんのエス)という。

* Tom has a guitar. (トムはギターを持っています。)
* I like music. Ken likes music. (私は音楽が好きです。ケンは音楽が好きです。)

三人称単数とは、I,you以外の単数であり、he(彼)、she(彼女)、it(それ)で表されるもの。

* I have a guitar.(私はギターを持っています。)

なおhaveを三人称単数現在形にする場合、形が変わりhas(ハズ)となるため注意する。

三単現の一般動詞の否定文・疑問文

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主語が三人称単数で現在の文のときの否定文は、動詞の前に does not (ダズ ノット)をおき、動詞は原形(-sや-esのつかない形)にする。

つまり、<主語 + does not + 動詞の原形 + 〜 .>の形になる。

* He does not like music.(彼は音楽が好きではありません。)

疑問文は主語の前にDoesをおき、動詞は原形にする。答えには、do/don't のかわりに、does / doesn'tを使う。

* Does he like music?(彼は音楽が好きですか。)
ー Yes, he does. はい、彼は音楽が好きです。
ー No, he doesn't. いいえ、彼は音楽が好きではありません。

・語尾がs,o,x,sh,chの場合はesをつける。

(例)He washes a car.(彼は1台の車を洗い
  ます。)

・語尾が子音字(a.i.u.e.o以外のアルファベ

  ット)+yの場合はyをiに変えesをつける。
(例)He studies English.(彼は英語を勉強
  します。)

・また、例外もある。

 (例)have→has

参考: 平叙文

* He likes music.(彼は音楽が好きです。)

形容詞

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形容詞

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big(大きい)、nice(すばらしい)、good(よい)、famous(有名な) のように、性質(大きさ、長さ、形、色、性質、状態)などを表す語を形容詞(けいようし)という。

* This is a good car.(これはよい車です。)
* This car is good.(この車はよい。)
  • 形容詞の用法
  • 「a good car」のように、名詞の前に形容詞を置いて、名詞を修飾できる。 <a(an) + 形容詞 + 名詞>の語順になる。
例文「This is a good car.」の場合、goodが形容詞である。 car は形容詞ではない。 car は名詞である。
  • 「This car is good.」のように<主語 + be動詞 + 形容詞>の形で、主語がどうであるのかを説明できる。例文の場合、主語(This car)が good であると説明している。
例文「This car is good.」の場合、goodが形容詞である。 car は形容詞ではない。 car は名詞である。

この語順の入れ替わった「This car is good.」と「This car is good.」のように、語順がどうであれ、両方の文とも「good」が形容詞である。

例文

* This dog is big. このイヌは大きい。
* This is a big dog. これは、大きなイヌです。

もちろん、「big」(大きい)が形容詞である。dog(いぬ)は名詞。

  • I am hungry. (アイアム ハングリー) 私は、おなかがすいています。

hungry も、形容詞である。

  • I'm thirsty. (アイム サースティー) 私は、のどが渇いています。

thirsty も形容詞である。

  • He is a good tennis player. 彼は、テニスが上手です。

good が、形容詞である。 tennis player は、形容詞ではない。player は名詞である。

応用

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This is a good car.(これはよい車です。)

をもとに、「あれはよい車です」や「あの車は良い」を考えて見ましょう。ThisをThatに変えればいいだけです。

That is a good car.(あれはよい車です。)

That car is good.(あの車はよい。)

疑問文「これはよい車ですか」を考えて見ましょう。まず、基準の「 This is a good car.(これはよい車です。)」をもとに、疑問文をつくってみましょう。

「これは~ですか?」は「Is this ~?」のパターンでした(※ 暗記してください)。なので、このパターンに、形容詞を入れてみればいいだけです。では、入れてみましょう。答えは、

Is this a good car? (これはよい車ですか。)

になります。


(問題)さて、例文

He is a good tennis player. 彼は、テニスが上手です。

で、good が、形容詞。 tennis player は、形容詞ではない。player は名詞でありました。

では、問題です。例文

This is a good car.

で、good car は形容詞ですか?


(答え) いいえ、good car は形容詞ではありません。goodだけが形容詞です。

(問題)では、carはなんですか。

(答え) carは名詞です。


How old 〜?

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How old ~?は「何歳ですか」と年齢をたずねる文。

※ 形容詞について「どのくらい~ですか」と程度をたずねる場合、「How + 形容詞 ~ ?」で聞く場合がよくあります。

* How old are you?(あなたは何歳ですか。)

返事は、たとえば

* I am ten years old.(わたしは10歳です。)

などになる。

このように年齢は、~ years old で表すが、years oldは省略することもある。

つまり、

* I am ten.(わたしは10歳です。)

ともいう。

※ old (オールド)は「古い」(ふるい)という意味の単語だが、How old ~と年齢をたずねるときは、5歳や10歳などの、幼い(おさない)相手であっても How old ~ を使う。

年齢だけでなく、たとえば身長でも

How tall ~? (ハウ トール ~?)「身長はどのくらいですか?」

のように、

How + <形容詞> で、なにかの程度を聞く表現がある。

young では年齢をたずねないのが普通。

How old とか How tall のように、普通は数値が大きいほうの形容詞でたずねる。

人間以外の対象でも、長さについてたずねるなら、

How long ~?(ハウ ロング~)「長さはどのくらいですか?」

となる。long は「長い」という意味だが、短いものの長さを聞く場合も How long を使う。

三人称 複数 のbe動詞

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We(You) are ~.

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we はIの複数形であり、「私たちは」の意味。

youは、単数・複数が同じ形。

主語が複数のときのbe動詞には、areを使う。

つまり、<we are 〜> または <you are 〜> または <they are 〜> などのような形になる。

* I am a student. We are students.(私は生徒です。私たちは生徒です。)
* You are a student. You are students.(あなたは生徒です。あなたたちは生徒です。)

youが単数か複数かの見分けには、areのあとにくる名詞が単数か複数かで、見分けることもできる。

所有格と目的格

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代名詞・名詞の所有格

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my(私の)、your(あなたの)、his(彼の)、her(彼女の)、its(それの)などを所有格(しょゆうかく)という。

* This is my book.(これは私の本です。)
* This is my father's book.(これは私の父の本です。)
* Is this your book?(これはあなたの本ですか。)

「トムの」や「私の母の」というときは、Tom'smy mother'sのように、名詞の語尾に('s)(アポストロフイs)をつける。


人称(単数)
  主格 所有格
1人称 わたし I my
2人称 あなた you your  
3人称 彼(かれ) he his  
彼女 she her  
それ it its  

(読み) my マイ。your ユア。his ヒズ。her ハー。its イッツ。

人称(複数)
  主格 所有格
1人称 わたしたち we our
2人称 あなたたち you your  
3人称 彼(かれ)ら、
彼女ら、
それら
they their  

(読み) our アワ。your ユア。their ゼア。


代名詞の目的格

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人称(複数)
  主語 〜の 〜に、〜を 〜のもの
1人称 わたしたち we our us ours
2人称 あなたたち you your you yours
3人称 彼(かれ)ら、
彼女ら、
それら
they their them theirs

(読み) mine マイン。oursアワーズ。yours ユアーズ。 theirs ゼアーズ。


人称(単数)
  主語 〜の 〜に、〜を 〜のもの
1人称 わたし I my me mine
2人称 あなた you your you yours
3人称 彼(かれ) he his him his
彼女 she her her hers
それ it its it (なし)

(読み )hers ハーズ


練習法

(※ 練習法)暗記の練習では、口頭で「I my me mine」 (アイ・マイ・ミー・マイン)とセットでリズミカルに発音して覚えるのがコツ。you なども同様。つまり「you your you yours」 ユー・ユア・ユー・ユアーズ。

下記の文法の練習に深入りする前に、さきに上記の一覧表を「アイ・マイ・ミー・マイン」式ですべて覚えるのが良い。

練習用にセットを書いておく。

I my me mine (アイ・マイ・ミー・マイン)

you your you yours (ユー・ユア・ユー・ユアーズ)

he his him his (ヒー・ヒズ・ヒム・ヒズ)

she her her hers (シー・ハー・ハー・ハーズ)

it its it its (イット・イッツ・イット・イッツ)

we our us ours (ウィー・アワー・アス・アワーズ)

you your you yours (ユー・ユア・ユー・ユアーズ)

they their them theirs (ゼイ・ゼア・ゼム・ゼアーズ)


練習では、これを、口で10~20回ほど発音したり、またスペル(つづり のこと)を覚えるために同じぐらいの回数だけ書き取りしておくのが良い。


* I know Tom.(私はトムを知っています)
* I know him.(私は彼を知っています。)

代名詞はhe(彼は)、his(彼の)、him(彼を)のように変化する。

  • me(私を)、you(あなたを、あなたたちを)、him(彼を)、her(彼女を)、us(私たちを)、them(彼らを)などを、代名詞の目的格という。

例文

I like him. 私は、彼が好きです。

けっして、日本語の「彼が」にひきずられて、 I like he.(×)などと書かないように注意しよう。

例文

I like her. 私は、彼女が好きです。
I know it. 私は、それを知っています。
You like her. あなたは、彼女が好きです。
He knows me. 彼は、私を知っています。
She knows me. 彼女は、私を知っています。
He knows her. 彼は、彼女を知っています。
He likes her. 彼は、彼女が好きです。
Bob knows me. ボブは、私を知っています。
Bob likes her. ボブは、彼女が好きです。
Tom likes you. トムは、あなたが好きです。


いっぽう、「彼の本を、私は持っています」なら、

I have his book. 彼の本を、私は持っています。

となる。

この場合、I have 「him book」(×)とかには、ならない。

例文

I like your cat. あなたのネコが、私は好きです。

※ 「所有格」や「目的格」という用語を習ったので、さきほどの一覧表を、これらの用語を使ったものに置き換えよう。(中学2年以降の巻末付録などでは、下記のように表の用語が修正される。)「~のもの」はそのままで覚えていい。いちおう、「~のもの」を意味する専門用語はあるが、あまり中学高校の学習では普及していない。

人称(複数)
  主語 所有格 目的格 〜のもの
1人称 わたしたち we our us ours
2人称 あなたたち you your you yours
3人称 彼(かれ)ら、
彼女ら、
それら
they their them theirs

(読み) mine マイン。oursアワーズ。yours ユアーズ。 theirs ゼアーズ。


人称(単数)
  主語 所有格 目的格 〜のもの
1人称 わたし I my me mine
2人称 あなた you your you yours
3人称 彼(かれ) he his him his
彼女 she her her hers
それ it its it (なし)


前置詞と人称

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Bob is talking with me. ボブは、私と話しています。

「talk with 〜」で、「〜と話す」という意味の熟語であり、 with は、いっしょにする相手などを表す前置詞である。

talk with など、動詞のあとにつづく前置詞のあとに人称がくるときは、目的語として、あつかう。

だれの?だれのもの?: Whose ~?

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whose (フーズ)は、持ち主をたずねる疑問詞である。あとに名詞が続いてwhose + 名詞のときは、「誰の○○」という意味になり、この場合のwhoseは所有格を兼ねている。

単独で使われるときは「だれのもの」の意味を表す。

* Whose book is this?(これは誰の本ですか。)

  • この問いに対しては、2通りの答え方がある。もし、ナンシーの本(ほん)なら、
  1. ー It is Nancy's.(ナンシーのです。)
  2. ー It is Nancy's book.(ナンシーの本です。)

といううように、2通りの返事がある。

もし、「私」の本なら、2通りの答え方があり、

  1. ー It is mine. (イット イズ マイン) 「それは、私のです。」
  2. ー It is my book. 「それは、私の本です。」

となる。

もし、「彼」の本なら、同様に2通りの答え方があり、

  1. ー It is his. 「それは、彼のです。」
  2. ー It is his'book. 「それは、彼の本です。」

となる。

「彼」の本の場合、「彼のもの」his と、「彼の」his が同じ語形だが、格が異なるので、注意しておこう。

もし、「彼女」の本の場合なら、同様に2通りの答え方があり、

  1. ー It is hers. 「それは、彼女の本です」
  2. ー It is Her book. 「それは、彼女の本です」

となる。

どちらが?: Which ~?

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which(フィッチ)は「どちらが」「どれが」の意味の疑問詞である。

Which do you 〜?

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例文

* Which do you like、apples or oranges? (リンゴとオレンジ、どちらが 好きですか?) 
* ― I like oranges. (オレンジが好き。)

また、この例文のように、<Which do you 〜, X or Y ?>で、「XとYのうち、どちらがアナタは〜ですか?」の意味になる。

返事には、すでに分かっている主語(I)や動詞(like)を略して

* ― Oranges. (オレンジ。)

のように、答えてもよい。

なお、<Which does he 〜、X or Y ?> なら、「彼はXとYのうち、どちらを〜しますか?」のような意味。

<Which does she 〜、X or Y ?> なら、「彼女はXとYのうち、どちらを〜しますか?」のような意味。

which is 〜?

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* Which is your book, this one or that one?(どちらがあなたの本ですか。これですか、それともあれですか。)

<which is 〜?>の問いには

This one is mine.(これが私のです。)
That new one is mine.(あの新しいのが私のです。)

のように、<主語+is 〜.>で答える。

* Which is your favorite, apple or oranges?(リンゴとオレンジのうち、どちらがアナタの好きなものですか?)

語釈

favorite (フェイバリット、意味:好きなもの)

なお、<Which do you like 〜?>は、<Which is your favorite, ・・・>で言い替えることができる。

助動詞

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〜できる: 助動詞 can

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can+動詞の原形>で「~することができる」という意味。

* He can play tennis.(彼はテニスをすることができます。)
  • 「can+動詞の原形」のパターンは、主語が何であっても同じ

たとえば、「あなたはテニスをプレイすることができます」なら

You can play tennis. (あなたはテニスをプレイすることができます。)

である。

上記 He can ~の例文は、

He plays tennis.(彼はテニスをします。)

が変形したものであると考えるとよい。can がつくことによって、plays → play と変化したことに注目しよう。

can の否定文、疑問文

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否定文

canの否定文はcanのあとにnotをおく。また、can not は can't と短縮できる。

* He can not play tennis.(彼はテニスをすることができません。)

(例題 )「あなたはテニスをプレイすることができません。」を英語にしてください。

答えは

You can not play tennis.

または

You can't play tennis.

です。


(※ 範囲外)文法的には can not を中学で習うが、実はあまり2語の can not は英米では使わない。どうしても can't と短縮せずに書かざるをえない何らかの事情のある場合には、 cannot と一語で書くのが好まれる[1]


疑問文

canの疑問文はcanを主語の前に出す。

* Can he play tennis?(彼はテニスをすることができますか。)

※ 当然、play など文中の一般動詞は原形である。


疑問への返事には Yes,~ can. / No,~ can't. など。

現在進行形

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現在進行形

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「今ピアノをひいています」のような、現時点であることが続いている最中であるという表現は<be動詞 + 動詞の~ing形>で表せます。

be動詞 + 動詞の~ing形> は、和訳では「~している、~しているところだ」などと訳すのが一般的です。また、このような表現を現在進行形(げんざい しんこうけい)と言う。

※ なお、「be動詞」とはam / are / is などのことであり、主語に応じて使いわける。
* I play the piano every day.(私は毎日ピアノをひきます。) ※ 進行形ではないです
* I am playing the piano now.(私は今ピアノをひいています。) ※ 現在進行形です
* He is playing the piano now.(彼は今ピアノをひいています。) ※ 現在進行形です
* Bob is talking with his brother now.  (ボブは今、彼の兄弟と会話しています。)

現在している最中であり、しかもその動作をがまだ終わってない最中のことが、現在進行形です。

(※ 中1の範囲外、新カリキュラム) さっきまで続けていた作業がちょうど今終わったばかりの場合は、進行形ではなく完了形(かんりょうけい)という別の表現になります。完了形については2年以降で深入りするので、ここでは分からなくても構いません。

(※ 発展)ただし例外もあり、like (好きである)や see (見える)などは、すでに元の形の状態でその最中であるという意味があるので、ふつうは ~ingの形にしない。

※ 中1でこれら例外の動詞を覚えきるのは無理なので、色々な参考書を読んで多くの例文になれていくしかない。


<talk with 〜>で「〜と会話する、している」の意味の熟語。with (「ウィズ」)は、前置詞(ぜんちし)というものの一種で、いっしょにする相手などを示すときに用いる前置詞。

このように、文中に前置詞があっても(例文の場合は with が前置詞)、進行形の文章になることができる。

現在進行形の否定文・疑問文

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現在進行形の否定文は、<be動詞 + not>の形になる。

* He is not playing the piano now.(彼は今ピアノをひいていません。)

現在進行形の疑問文は、be動詞を主語の前に出し、答えはbe動詞を使って答える。

* Is he playing the piano now?(彼は今ピアノをひいていますか。)

過去形

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一般動詞の過去形(規則動詞)

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* I play the piano every day.(私は毎日ピアノをひきます。)
* I played the piano yesterday.(私は昨日ピアノをひきました。)

過去のことは過去形を使って表す。

一般動詞(規則動詞)の過去形は「動詞の原形+ed(またはd)」の形で、主語が何であっても同じ形になる。

一般動詞の過去形(不規則動詞)

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* I go to school every day.(私は毎日学校に行きます。)
* I went to school yesterday.(私は昨日学校に行きました。)

一般動詞(規則動詞)の過去形は「動詞の原形+ed(またはd)」の形で表すが、不規則に変化する動詞もある。規則的に変化する動詞を規則動詞というのに対して、不規則に変化する動詞を不規則動詞という。変化は1語1語覚えるしかない。

一般動詞の過去の否定文・疑問文

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一般動詞の過去の否定文は「did not(didn't)+動詞の原形」で表し、主語が何であっても同じ形になる。

* I did not go to school yesterday.(私は昨日学校に行きませんでした。)

疑問文は「Did+主語+動詞の原形 ~?」で表す。またその回答は、「Yes/No+主語+did/did not(didn't).」で表す。

* Did you go to school yesterday?(あなたは昨日学校に行きましたか。)ーYes, I did.(はい、行きました。)

疑問詞

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時刻のたずねかた: What time 〜?

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何時ですか?: What time is 〜?

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What time is it? 」は「何時ですか」と時刻をたずねる文。

* What time is it?(何時ですか。)
* It is ten o'clock.(10時です。)

この用法での itは時刻を表す形式的な主語 it であり、意味はない。

「今、何時ですか?」のように、現在であることを強調したい場合には、now (ナウ、意味:今の)をつけて、

* What time is it now? (ホワット タイム イズ イット ナウ) 今、何時ですか?

と聞く。

※ 実際の会話では「ホワッタイム イズイットナウ」のように、what time でひとつの語句のように発音することが多い。生活英語で時間をたずねるときの典型的な会話例なので、この「What time is it now? (ホワッタイム イズイットナウ)」ごと何回も口ずさんで発音してみて覚えてしまうのが良いだろう。

※ what は疑問視であるが、上述のように what は形容詞のような働きもする。直訳すると「What time is it now?」は「今はなんの時間ですか?」という言い回しになっている。ただし、ここら辺の文法はあまり規則的でないので、深く考えなくていい。

何時にやっていますか? What time do you 〜?

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* What time do you go to bed?(あなたは何時に寝ますか。)

What time do you ~?(何時に~するか)の問いには、I go to bed at ten. (10時に寝ます)のように「at + 時刻」で答える。

いくつの: How many ~?

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How many ~?は「何人の」「いくつの」の意味で、人や物の数をたずねるときに使う。

* How many books do you have?(あなたは本を何冊持っていますか。)

いつ: 疑問詞 when

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whenは「いつ」の意味の疑問詞。

* When do you play basketball?(あなたはいつバスケットボールをしますか。)

返事には、その「時」を答える。

When did he go to Canada? (かれはいつカナダに行きましたか?)

上の例文のように、when は過去形でも使える。

どこで: 疑問詞 where

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whereは「どこ」の意味であり、「場所」をたずねるときの疑問詞である。

会話例

Where is my pen?(私のペンはどこにありますか。)
ー It is on the table. ペンはテーブルの上にありますよ。
Where did he go? (かれはどこに行きましたか?)

上の例文のように、where は過去形でも使える。

過去分詞はどうなるのですか?誰か教えてください

これら、あれら

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thisの複数形がthese(ジーズ)であり、「これら」の意味。 thatの複数形はthose(ゾーズ)となり、「あれら」の意味。

* These pencils are long.(これらの鉛筆は長いです。)
参考(単数形): This pencil is long.(この鉛筆は長いです。)

These(Those)では、そのあとに続く名詞も複数形になる。

  • these,thoseが主語の文でのbe動詞にはareを使う。つまり、「These are 〜.」 や 「Those are 〜.」などの文ができる。
  • these,thoseの代名詞はtheyとなる。このため、these(those)のbe動詞が、さきほど説明したようにareであることとも、対応している。(※ they の場合の be動詞は are である。)

脚註

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  1. ^ 『ジーニアス総合英語 第2版』大修館書店、2022年4月1日発行、P124