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w:助詞
関連項目
終助詞

日本語は助詞で動作主やその対象を表します。助詞は、一貫的に被修飾語の直後に来ます。

とても使用頻度が高い助詞は、「は」「が」「を」です。本モジュールではこれらなど一般的な助詞を扱います。ただし、包括的なリストでは非常に長々しくなってしまうのでできるだけ短くします。

主題の「は」、主語の「が」

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助詞「は」(ワと発音します)は、会話の話題を表す「主題マーカー」です。一方、「が」は「主語マーカー」で、動作主を表します。この2つの違いは、初心者にとって混乱のもとになりますが、ポイントは焦点にあります。

主題の助詞「は」は話題を導入し、焦点を「動作」(すなわち動詞・形容詞)に当てます。主語マーカーの「が」は、主語を強調して動作の「主語」に焦点を当てるときに使います。

また、「は」は「~については」と言い換えることができます。

  • ネコ たべて います。(ネコについていえば、たべています)
  • ネコ たべて います。(ほかの動物はたべていない)
  • きみ つよい。
  • きみ つよい。(きみだけがつよく、ほかの人はつよくない)
  • あれ でんわ だ。
  • あれ でんわ だ。(あれ以外はでんわではない)

「は」と「が」は同時に使われることもあります。

  • わたし あなた すき です。(わたしについていえば、あなたがすきです)
  • わたし わさび きらい です。(わたしについていえば、わさびがきらいです)
  • あなた えいご じょうず です。(あなたについていえば、えいごがじょうずです)

One has to be careful using both "は" and "が" in one sentence. If a verb is actually acting on the (direct) subject, usually a different particle (like を) has to be used.

「は」は概してより柔軟性があります。というのも、because the "it" can be assumed, and is therefore recommended to novices who have not grasped the difference between the two.

「は」には対比という特別な働きもあります。

  • ねこ います。
  • いぬ います。
  • ねこ たべて います けど, いぬ たべて いません。

文法的な主語が主題となることが多いです。この場合は一般的に、「が」の代わりに「は」を使います。しかし、主語が未知の場合は「は」ではなく「が」を使わなければなりません。この考え方は代名詞に似ています。「それ」が何かを説明せずに「それは向こうだよ」と言うことができないのと同じなのです。

直接目的語マーカー「を」

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助詞「を」(オと発音します)は「直接目的語マーカー」であり、動作の受け手をマークします。

  • おさけ のむ。
  • ざっし よむ。
  • ねこ が みず のんで います。

また、動作の経由地を表すこともあります。

  • そら とぶ。
  • みち あるく。

日常会話においては、助詞「を」は省略されやすく、また日本語の大部分と同じく、文脈から想像される文の成分は省略されることが多いです。

間接目的語マーカー「に」

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「に」は、動詞の「間接目的語」をマークします。また、動作・出来事において接触されたか影響を受けた場所を表すこともあります:

  • 友だち プレゼントを あげる。
  • せんせい いう。
  • 学校 いる。
  • うち いる。
  • どようび あう。

下の「へ」は目的地のみをマークします。

目的地マーカー「へ」

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助詞「へ」(エと発音します)は動作の方向を表します。

  • おかあさんはみせ いく。
  • 東京 いく。
  • つき とんでいく。

疑問マーカー「か」

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「か」を文末に置くと、疑問文に変わります。また、こそあど言葉のド系統の語の末尾に置くと、指示代名詞になります。

  • 私は男です
  • これは どういうもの です
  • ねこ は います
  • どこ いきました

疑問マーカーについては、終助詞をご参照ください。

文末の他にも、「どれか」、「どちらか」、「どなたか」のように、疑問の指示代名詞のすぐ後ろにも「か」を使う場合があります。

  • どちら を えらんで。
  • どれ を えらんで。

所有マーカー「の」

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「の」は一般的に「所有マーカー」として使われます。

  • せんせいりんご。
  • わたし かばん。
  • かれ とけい。

「の」には名詞どうしをつなげる働きもあり、前の名詞が後続の名詞(形容詞的名詞)を修飾することを表します。

  • とうきょう たてもの。
  • みどり ほん。

また、「名詞の代用」として使わることもあり、動詞や形容詞を名詞に変えます。

  • よむ が いい。

最後の文では「の」と「が」が一緒に使われていますが、「の」は動詞を名詞に変え、「が」はこの動作が文の主語であることを伝えています。

網羅的列挙「と」

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この助詞は単語を接続します。英語では最後のみ "and" でつなげてそれ以外はコンマでつなげますが、日本語では各語の間に「と」を置きます。

  • これ それ が みどり です。
  • ほん ざっし。
  • かばんに ペン えんぴつ 消しゴム 定規がある。

これは網羅的列挙に適用されるので、その対象がすべて明示的に言及されるときに使われます。

「と」は並列を表すときにも使います

  • 話をしました。
  • 彼女 いった。
  • スミスさん テニス を しました。
  • わたし は あなた けっこん する。

不完全な列挙のマーカー「や」

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この助詞は様々な語句をつなげますが、その列挙は網羅的ではないことを暗示します。そのことを強調するために列挙した後に「など」をつけることもあります。

名詞 名詞 ... など
  • ほん ペン があります
  • ほん ざっし。
  • サラダ 鳥肉 など が必要だ。

も is quite simply a marker that says "also".「は」・「が」・「を」の代わりに使いますが、他の助詞の後ろにつくこともあります。また、動作主全てを列挙することもできます。as though one of the basic particles (は, を, or が) were affecting the whole list.

主語 動詞
  • ねこ のみます。
  • わたし いく
  • しょうねん しょうじょ じょせい だんせい にんげん です。
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指示詞

こそあど言葉のド系統に「も」をつけて、代名詞とすることもできます:

だれも①
だれもが知っていること
だれも②
だれもいない

手段の助詞「で」

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助詞「で」は手段を表します。これには、道具や言語、あるいは場所が該当します。

手段 動詞
  • だいがくに なん いきますか。
  • じてんしゃ いきます。
  • くるま いく。
  • わたしは レストラン たべます。
  • スミスさんと こうえん テニスを しました。
  • がっこう ならう。

繋辞「である」由来の「で」も実のところ、instrumental-makerです。で marks the whole previous expression instrumental to the verb ある.しかし、これは繋辞の古典的意味であり、現代日本語では明示的にこのように扱われることは滅多にありません。

起点「から」と限界「まで」

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これらの助詞は、動作の始点や境界を表します。具体的には、時間や場所を表します。

  • とうきょう から くる。
  • やま まで いく。
  • 時間(じかん)9時(くじ)から 5時(ごじ)まで です。