制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/例題による考察/行列による表示、その1

上に述べた例を,ベクトルや行列を用いて表示してみよう.

(5.6)

と約束すると,例 104 式 (5.1) は,

と表すことができる.これを Laplace 変換したものが,

すなわち,

[1]

これを解けば,

この原像を求めると,

を得る.

  1. ^ とおくと,





さらに,

(5.7)

と定義すると,例 108 の解、式 (5.4) は,

(5.7a)

と表すことができる.

定義 (5.7) に従えば,[1]に対しては,

[2]
[3]
  1. ^ ここではじめて が登場した.
  2. ^

  3. ^ とおくと,


    形式的に両辺に左から を働かせて,