高等学校の科目「倫理」とは編集

高等学校の科目「倫理」は公民科の科目の一つです[1]。現状では、科目「倫理」の授業においては、古代から近現代までの思想の歴史にかかわる哲学用語や偉人の人名など、いわゆる「思想史」・「哲学史」のような内容を学ぶことに終始することが多いようです。

学習方法編集

科目「倫理」は、実態としては上述のように思想史・哲学史のような科目となってしまっていますので、まずは教科書や参考書で紹介されている重要語句などの内容を学習しましょう。哲学用語のほか、人名、心理学用語などを学ぶことが学習の中心となります。勉強法も、歴史科目が参考になるでしょう。

大学入試対策編集

国公立大学の二次試験や私立大学の個別学力試験で「倫理」を課す大学は少数で、ほとんどの大学受験生にとってはセンター試験のみの科目となるでしょう。センター試験では「倫理」と「倫理、政治・経済」の2科目がありますが、「倫理、政治・経済」の問題は「倫理」と「政治・経済」の問題からの抜粋が多数を占めます。2単位科目を認めない難関大を受験する場合は「倫理、政治・経済」の受験が必須となる場合もありますので、科目選択には注意が必要です。これらセンター試験の対策については、詳しくは 『センター試験 倫理対策』 や 『センター試験 倫理、政治・経済対策』 を参照してください。

また、ごく少数の大学ですが、二次試験で倫理を選択可能な大学も存在します。たとえば東京学芸大学では100字から200字程度の論述を複数個書かせる問題を毎年出題しており、社会専修などを受験する場合は選択可能です。私立大学の個別学力試験で倫理を選択可能な大学も、文学部哲学科を抱える大学を中心にごく少数あり、たとえば上智大学、中央大学、日本大学、専修大学、愛知大学のそれぞれ一部学科では倫理を選択することが可能です。

脚注編集

  1. ^ 指導要領には「人間尊重の精神と生命に対する畏敬の念に基づいて,青年期における自己形成と人間としての在り方生き方について理解と思索を深めさせるとともに,人格の形成に努める実践的意欲を高め,他者と共に生きる主体としての自己の確立を促し,良識ある公民として必要な能力と態度を育てる」と目標がある。内容としては「現代に生きる自己の課題」「人間としての在り方生き方」「現代と倫理」の3単元から構成され、先哲の思想を学ぶとともに、それをもとにして思索を深める科目とされている。