小学校社会/3学年
あなたの家や学校のまわりには、どんな
わたしたちのすんでいる町
編集あなたの住んでいる町のまわりには何がありますか。
計画の立て方
編集これから、町に、たんけんに行きます。でも、ただ歩いてきただけでは、おもしろいものは
- 計画の立て方
- 見学コースをきめる。行き当たりばったりで歩くと、時間がかかりすぎたり、帰るのがいやになるくらいつかれてしまったり、それどころか、まいごになってしまうこともあります。行きたいところがたくさんある場合は、いくつかコースを考えて、何度かにわけて行きましょう。
- 何に
注目 して(調 べながら)見学するかを、きめる。何も考えないでいると、いろんなことを見のがしてしまいます。もちろん、たんけんしているときに気づいたことは、計画の中に入っていなくてもメモをしますし、ひつようなら、通りがかった人やお店の人などにインタビューもしましょう。インタビューのさいは、もちろんマナーを守 りましょう。また、相手 の人がいそがしいときなどは、インタビューに答えられない場合もあります。ことわられたばあいは、そのときは、しつこくはたのまずに、あきらめて、インタビューはなしにしましょう。
- インタビューの
際 のマナー
- ていねいな
言葉 づかいでしつもんする。 関係 ないしつもんをしない。- きちんとお
礼 を言う。
- 持ち物
白地図 を用意 するとよいでしょう。白地図とは、建物 などが書きこまれていない地図のことです。ここでは、川や道だけが書かれたものを用意します。たんけんで発見 したことを書きこむのに使 います。
方位 じしんを用意しましょう。地図といっしょに使いながら自分のいる場所をたしかめたり、地図に書きこんだり目的 の場所をめざすときに方向 をたしかめるのに使います。
ちなみに、地図は、ふつう、北が上です。
東西南北などの方向のことを
場合によっては、もしかしたら、「N」とか「S」とか「W」とか「E」とか、といった文字が、書かれているかもしれません。
ほういじしゃくは、「N」と書かれた方角(ほうがく)が、北を意味しています。
方位じしゃくの、赤い針(はり)と、Nと書かれた文字を、かさねます。
Nと、赤い針をかさねた時、Wが西(にし)の方角になります。、Eが東(ひがし)の方角です。針の反対側(はんたいがわ)で、かくれるかもしれませんが,Sが南(みなみ)の方角です。NとかWとかEとかSは、英語が由来です。
この、東と西と南と北とを合わせて 東西南北 (とうざい なんぼく)といいます。 また、方角が4つなので、東西南北のことを 四方位(よん ほうい)と、いいます。
地図(ちず)は、ふつう、北(きた)が上でしたね。
北が上の地図の場合(ばあい)、このような地図では下が南になります。この地図では、右が東で、左が西です。
- ほかの持ち物をきめる。えんぴつと消しゴム、そしてメモを取る紙はかならず持っていきましょう。気づいたことは、すぐに書いておかないとわすれてしまうことがよくあります。また、スケッチだけではなく写真で気になった場所をのこすのも一つの方法です。デジタルカメラか使いすてカメラもじゅんびできるといいですね。
- やくそくごと
- 町をたんけんするためには、車の走る道を、通ることがあります。また、お年よりやベビーカー、車いすなどと出会うこともあります。見学に
夢中 になりすぎて前をよく見ていないとけがをしたりさせたりしてしまいます。交通ルールは、しっかり守りましょう。
見学から帰ったら
編集たんけんしてみてどのようなことに気づきましたか。メモやスケッチ、しゃしんをさんこうにしながら、白地図にまとめてみましょう。地図には気づいたことを絵やしゃしんだけではなくみじかい文でも書きこんでいきます。できあがったら、友だちと話し合いながらこんどは大きな絵地図にまとめるのもいいですね。
- 地図記号
地図を書くとき、橋や
それを
地図記号
編集記号 | 意味(カッコ内に由来) | 実物の例 | 記号 | 意味(カッコ内に由来) | 実物の例 |
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市役所(しやくしょ)、区役所(くやくしょ) |
役場(やくば)・村役場(むらやくば) |
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裁判所(さいばんしょ) (裁判内容を知らせた、立てふだを図にした) |
消防署(しょうぼうしょ) (火消しが用いた道具「さすまた」を図にした) |
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警察署(けいさつしょ) (警棒「けいぼう」が、まじわっているようすを、○で図式化し交番と区別) |
交番(こうばん) (警棒が、まじわっているようすを、図にした。) |
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保健所(ほけんじょ) (旧・日本陸軍の衛生隊の印を○で図式化した。) |
郵便局(ゆうびんきょく) (逓信省(テイシンショウ)の「テ」を○で図式化) |
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官公署(かんこうしょ) (漢字「公」の異体字(いたいじ)を図にした。) |
小学校(しょうがっこう)、中学校(ちゅうがっこう) (漢字の「文」を図にした。学校で文字を、ならうから。) |
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高等学校(こうとうがっこう) (漢字の「文」を○で図式化し、他学校と区別) |
短期大学(たんきだいがく) (漢字の「文」を図式化、添字(そえじ)で区別) |
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高等専門学校 (漢字の「文」を図式化、添字で区別) |
大学 (漢字の「文」を図式化、添字で区別) |
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博物館(はくぶつかん) (東京国立博物館を図式化) |
図書館(としょかん) (開いた本) |
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神社(じんじゃ) (神社にある、鳥居(とりい)を図にした。) |
寺院(じいん) (古いインドの文字の卍「まんじ」を、そのまま利用した。) |
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(歯車を図にした。) ※ ただし、派生する「発電所」などの記号や、縮尺の異なる地図には使われているので、当面は当ページでは紹介しつづける(検定教科書でも平成30年度の教科書で残っている[1]) |
病院(びょういん) (旧・日本陸軍の衛生隊の印を図式化) |
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自衛隊(じえいたい) (旗(はた)を図式化) |
油井(ゆせい)・ガス井(ガスせい) | ||||
発電所(はつでんしょ) (発電機(はつでんき)を図にした。) |
老人(ろうじん)ホーム (ホーム建物と老人が使う杖で、老人が建物内に居る様子を図式化) |
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城跡(じょうせき) (築城時の縄張(設計)の形を図式化) |
煙突(えんとつ) (煙突と立ち上る煙、煙突の影を図式化) |
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史跡(しせき)・名勝(めいしょう)・天然記念物(てんねんきねんぶつ) |
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石碑(せきひ)・記念碑(きねんひ) (石碑の形と影を図式化) |
風車(ふうしゃ) (風力発電用風車を図式化) |
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灯台(とうだい) (灯台を上から見て光が周囲に照射されている様子を図式化) |
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広葉樹(こうようじゅ) (葉を広げて立つ広葉樹を図式化) |
針葉樹(しんようじゅ) (そびえ立つ針葉樹を図式化) |
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竹林(ちくりん) (生えている竹と影を図式化) |
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畑(はたけ) (栽培している植物の二葉を図式化) |
田(た) (稲の刈取り跡を図式化) |
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果じゅ園(かじゅえん、果樹園) (果樹の果実を図式化) |
茶畑 (茶の実の断面図を図式化) |
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(くわの木を図式化) |
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温泉(おんせん) (お湯と湯気(ゆげ)を図にした。) |
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(船の碇を地方港と区別して図式化) |
地方港(ちほうこう) (船の碇を漁港と区別して図式化) |
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; | 漁港(ぎょこう) (船の碇を図式化) |
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水準点(すいじゅんてん) (水準点の標石を真上から見た形を図式化) |
三角点(さんかくてん) (三角測量を行うときの三角網(さんかくもう)の一部を図式化) |
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税務署(ぜいむしょ) (そろばんの玉を図式化) |
わたしたちの市
編集山や高いところにあるてんぼう台からや、
わたしたちの市のパンフレットをつくろう
編集いろいろな仕事
編集農家の仕事
編集スーパーマーケットや、
お米・野さい・くだものを売るために、これらの
おこめをそだてる農家の土地を、田といいます。
やさいやくだものをそだてる農家の土地を、
田や畑など、作物をそだてている土地を、農地といいます。
農家の人たちがどんな仕事をしているか、考えていきましょう。
農家に見学に行く前に、何を
- お店でいろいろなやさいの作られたところを、さがしてみよう。
どこからやさいが
まず、畑での、農業の仕事を、せつめいします。
まず、農家には、農地(のうち)という、作物をそだてる土地が必要です。この土地は、土(つち)が、おもてに、でていなければなりません。
農家の人は、畑の土を、たがやします。
そして、作物の種(たね)を、畑に、まきます。
種をまいてから、作物が、できるまでは、雑草(ざっそう)をぬいたり、ときどき水(みず)をまいたり、肥料(ひりょう)をまいたりします。虫に、作物を食べられないようにするため、農薬(のうやく)や、虫よけの薬(くすり)をまくことも、あります。
作物が食べ物の場合、作物にまかれる農薬の量(りょう)や回数(かいすう)は、さいごに食べる人の、害(がい)にならないように、まく量や回数を、農家の人は、なるべく少なくします。
雑草とは、作物いがいの植物(しょくぶつ)のことです。雑草があると、栄養が、とられてしまうので、雑草をぬく必要(ひつよう)があるのです。
- ビニールハウス
農家では、とうめいのビニールをつかった建物(たてもの)で、農地を、おおうことがあります。このような、農地をおおったビニールの建物(たてもの)を ビニールハウス と、いいます。
これは、農地を、あたたくするためです。 ほとんどの植物は、あたたかいほうが、そだちやすくなります。
また、植物が育つには、太陽の光が必要(ひつよう)なので、ビニールハウスは、とうめいでなければいけません。
透明(とうめい)なので、太陽(たいよう)の光が、つまり日光(にっこう)が、さしこみます。なので、農地は、あたたまります。
あたたまったまま、建物でおおわれいるので、空気が外に、にげにくいので、さむくなりにくいのです。
ビニールハウスを使うことで、冬でも、ハウスの中が、あたたかくなるので作物をそだてることが出来ます。
ビニールハウスをつかうと、ハウスがない表の土地だと春からにしか作れない作物でも、ハウスの中で、冬に作ることができます。
なので、ハウスを使っていない他の農家が春に作るよりも、早く、冬に作物をハウス内で作れます。
ビニールハウスをつかわないで、外でさいばいしている農家もあります。ビニールハウスをつかわず、建物の外でそだてる作物のそだてかたを ろじ栽培(ろじさいばい、露地栽培) といいます。
- 促成栽培(そくせい さいばい)
ビニールハウスをつかって、冬に、春の作物をつくることを、促成栽培(そくせい さいばい)といいます。
農家によっては、ビニールハウスのほかの建物で、ガラス窓(ガラスまど)を使った、ガラス温室(ガラスおんしつ)で、促成栽培をしている場合も、あります。
とくに、高知県た宮崎県などの、あたたかい地方で、促成栽培は、おおいです。
- おそづくり
長野県の高原や、群馬県の高原、北海道では、その地方が、寒い(さむい)ことを利用して、ほかの地域よりも、出荷をおくらせる場合もあります。
このような、寒い土地の気候を利用して、夏物の野菜をの出荷を、秋にずらすことを、 おそづくり といいます。
群馬県では、高原で作った、おそづくりの野菜の、高原野菜(こうげんやさい)が有名です。
群馬県の嬬恋村(つまごいむら)はキャベツ畑(キャベツばたけ)などの高原野菜で有名です。
種をまいてから、何ヶ月(なんかげつ)か、作物をそだてると、作物が成長して、商品にしてもいいぐらいになるので、作物をとります。この作物を売るために、作物をとることを、しゅうかく(収穫)と、いいます。
収穫しただけでは、農家の人に、お金は手に入りません。
農家の人がお金を手に入れるには、いくつかの方法があります。
- 自分で、お店をつくって、その自分の店で、食べたい人に売る。
- 他のお店に、売る。その店で、食べたい人は、買い物をする。
などです。
農家のひとが、じぶんでお店をつくって売る店を直売所(ちょくばいじょ)といいます。
お店に売る場合は、市場(いちば)の商人(しょうにん)に売ったりします。
このほか、農家の人どうしが、組合(くみあい)の農業協同組合(のうぎょう きょうどう くみあい)に作物をうって、その農業協同組合の人に、売る先のお店をさがすのをまかせる場合もあります。
- 田
稲作 |
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田(た)とは、米(こめ)を実らせる、稲(いね)という作物を育てている農地です。
田のことを、「たんぼ」ということも、あります。
田では、田のまわりが、つちで、もりあがっています。これは、水を、ためられるように、するためです。米をみのらせる植物である、稲(いね)は、水をたくさん、根から、すうので、稲の根が、水につかるぐらいに、水をあげる必要(ひつよう)が、あるのです。なので、田のことを、水田(すいでん)という場合もあります。
また、田のちかくには、水を田に運ぶ(はこぶ)ための、水路(すいろ)が、ある場合があります。このような、農地に水をあげるための水路を、用水路(ようすいろ)と、言います。
米農家(こめのうか)での、稲をそだてるスケジュールは、ふつうは、つぎのような順番(じゅんばん)です。
- 田おこし(たおこし) ・・・ 田を、たがやすことです。春のはじめごろに、おこないます。最近では、耕うん機(こううんき)という機械を使います。昔の人は、鍬(くわ)や鋤(すき)といった道具をつかって、手作業で田起こしをやっていますた。
- しろかき(代掻き) ・・・ 田起こしした耕地に、水をいれること。
- 苗づくり(なえづくり) ・・・ 種籾(たねもみ)を、そのまま水田に入れても、成長が、おそい。なので、べつの場所で、そだてる。
- 田植え(たうえ) ・・・ 苗を、水田に、植えること。
- 雑草取り(ざっそうとり)、など ・・・ 田には、稲のほかにも、雑草が、はえます。この雑草をぬきます。
- 中干し(なかぼし) ・・・ いったん、田の水を、ぬきます。6月か7月ごろに、おこないます。土が乾燥(かんそう)すると、植物は、水をもとめるので、根が、のびます。その仕組みを利用して、根をじょうぶにします。
- 成長(せいちょう)を、まつ。 ・・・ 8月ごろは、稲の成長を待ちます。日差しが強くあたたかいので、稲はグングンと成長します。
- 収穫(しゅうかく) ・・・ 9月ごろに、収穫します。
- 専業農家(せんぎょうのうか)と兼業農家(けんぎょうのうか)
農家のなかには、農家とは ほかの仕事も、している農家も、います。
農家だけでは、かせぎが少ないので、ほかの仕事もするばあいがあるのです。
このような、ほかの仕事もしている農家を兼業農家といいます。兼とは、「ふたつ や みっつ のことを、どうじにする」という意味(いみ)です。
また、新潟などの雪が多い場所の農家では、冬のあいだは、雪の少ない場所に移り住んで仕事をする場合があります。このような、ある季節のあいだ、別の場所にうつりすんで、そこで仕事をすることを 出かせぎ(でかせぎ) と、いいます。
農業の仕事だけで、お金をかせいでいる農家を 専業農家(せんぎょう のうか)といいます。
魚などをとったりする仕事
編集漁師さんなどのように、魚をとったりする仕事を 漁業(ぎょぎょう) と、いいます。
漁師さんは、船にのって、仕事をします。その船には、魚をとるための道具が、つまれています。釣り竿(つりざお)や網(あみ)というような魚をひきあげるための道具(どうぐ)が、あります。ほかにも、魚群探知機(ぎょぐんたんちき)といった、海中の魚をさがすための装置(そうち)もあります。 ひきあげた魚を冷やして(ひやして)、くさらないようにするための冷凍設備(れいとうせつび)もあります。
さかなのとり方には、いくつかのとり方が、あります。
- あみで取る方法。
- 釣り竿(つりざお)で、釣る方法
あみで取る場合は、あまりにも大きすぎる魚は、あみが、やぶけてしまうので、とれません。
あらかじめ、海のどこかにあみをしかけておくことを 定置網漁法(ていちあみ ぎょほう) といいます。
カツオは、 漁師(りょうし)がつり竿(つりざお)で釣る(つる)、 カツオの一本釣り(カツオのいっぽんづり) が有名です。あみでとる方法(ほうほう)とくらべて、一本釣りだと、魚の外見(がいけん)に傷(きず)がつきにくいので、カツオでは、一本釣りでつられることが多いのです。
魚を取るには、漁協(ぎょきょう)の許可が必要です。漁協とは、漁業協同組合(ぎょぎょう きょうどう くみあい)のことです。
漁協が、取れる量と、取ることの許される時期などを、決めています。
勝手には、魚は、取れません。
漁師が取る物は、魚だけとは、かぎりません。
仕事によっては、貝(かい)を取る仕事も、あります。ほかにも、海草(かいそう)を取る仕事もあります。
- 漁業での売り方
漁師が、取った魚は、魚市場(うおいちば)などに売られます。
魚市場に売った場合、魚市場では、まず、市場の管理者が、魚を、あずかります。
そして、魚市場で、さかなを買いたい商売人の人たちに、いくらで買ってくれるか、商売人に、値段をだしてもらいます。 その商売人たちの中から、もっとも高いお金で買うことを約束した人だけが、その魚を買えます。
このような売り方を、 せり と言います。
また、市場で、商売のために、物を買ってくる人を、仲買人(なかがいにん)と、いいます。仲買人は、仲卸業者(なかおろし ぎょうしゃ)です。
せりでは、おおくの仲買人たちに、買値(かいね)を言わせて、そのなかで、いちばん、高い買値を出した仲買人にだけ、市場の管理者は、魚を売ります。
仲買人たちは、その魚を、魚屋などのお店に売るために、魚市場で、その魚を買っています。
仲買人は、消費地のちかくの、べつの魚市場に、魚を売りに行きます。ほかの市場に売りに行った場合は、その魚は、もう一度、せりにかけられます。そこで、べつの仲買人に、魚が買われます。
魚屋さんなどの 小売り業(こうりぎょう) は、その仲買人たちから、魚を買うことになります。魚屋さんなどの小売り業の人たちは、卸売市場では、 買出人(かいだしにん) といいます。
漁港のちかくには、かまぼこ や ちくわ などを つくる 加工業者(かこうぎょうしゃ)も います。
漁港や魚市場の ちかくに 加工業者がいるので、はこぶ時間がすくなくてすむのです。
加工業者は魚を仲買人から仕入れたり、自分で漁師さんから買ったりしています。
工場での仕事
編集工場とは、人間が手をうごかして、ものを、たくさん作る場所です。
ほとんどの場合、建物(たてもの)の中で、作る作業(さぎょう)をしています。
工場で作るものは、その工場を経営(けいえい)してる会社(かいしゃ)の業界(ぎょうかい)ごとに、作るものが、ちがいます。
たとえば、食品を加工して、加工食品をつくる会社もあります。
食品とは、ちがう物を作る会社も、あります。
たとえば、機械(きかい)をつくる会社も、あります。
工場で、働いている人の服そうを見ると、ほとんどの人は、まわりの人と、おなじ服を、着ています。
食品工場では、作業をしている人は、口にマスクをしていたり、頭に帽子をかぶっていたりします。 これは、食品に つば や 髪の毛(かみのけ) が、はいらないようにするためです。 また、手袋(てぶくろ)をしている場合もあります。
食品工場では、建物の外から、ごみや汚れが入らないように、きびしい管理(かんり)や、工夫(くふう)がされています。
また、手洗いなども、しっかりと、行われています。
工場では、物をたくさんつくるため、機械(きかい)がある場合が多いです。
工場で物をつくるには、まず元(もと)となる材料(ざいりょう)である 原料(げんりょう) が、必要(ひつよう)です。
たとえば食品加工(しょくひんかこう)の工場なら、元(もと)となる食材(しょくざい)が必要(ひつよう)です。
たとえばパン工場なら、小麦粉(こむぎこ)が、原料として、必要です。
たとえば、かまぼこ工場なら、元となる、魚や、魚のすりみが、ひつようです。
工場の会社が、原料を買うには、お金がかかります。
原料を作っている人だって、生活のためにお金が必要で、原料になる物を作っているのですから、タダでは売れません。
工場は、食品の工場だけでは、ないですね。
自動車の工場や、家電をつくる工場など、いろいろな工場があります。
大企業の経営する工場の近くには、その大企業のつくっている製品の部品をつくる、べつの会社の工場も、近くにあることが多いです。
このように、近くに部品の工場があることで、仕事がはかどります。
部品をつくってくれたりする会社を、協力会社(きょうりょくかいしゃ)と、いいます。
自動車は、部品が、たくさんあるので、一つの会社だけでは、つくれません。なので、自動車をつくっている自動車会社は、おおくの別の工場の会社に協力してもらって、部品をつくってもらいます。
自動車を1台、つくるのに、部品は20000個から30000個くらい、部品があると言われています。
お店の仕事
編集商店街(しょうてんがい)にでかけたり、スーパーにでかけたりすると、いろいろなものが、うっています。商店の人や、スーパーの人のように、ものをうるしごとのことを 商売(しょうばい) といいます。商店街やスーパーやデパートなどを、ぜんぶ、あわせて、商業(しょうぎょう) といいます。
では、商店(しょうてん)の人など、商売(しょうばい)をしごとにしている人(ひと)は、どうやって収入(しゅうにゅう)を、得て(えて)いるのでしょうか?
こたえは、商品(しょうひん)を、安い(やすい)値段(ねだん)で、仕入れて(しいれて)、お客さん(おきゃくさん)に、仕入れ価格(しいれかかく)よりも、高い(たかい)値段(ねだん)で、売る(うる)ことで、利益(りえき)を、えています。
このしくみは、どのお店でも、こうです。このように、仕入れ価格(しいれ かかく)よりも高い値段(ねだん)で売らないと、そのお店(おみせ)は、お金(おかね)がなくなり、赤字(あかじ)になって、つぶれてしまいます。
お客は、なるべく品物の値段が安いお店で、買い物をしたがります。いっぽう、お店は、
世の中では、お店で物(もの)を売る(うる)仕事(しごと)で、収入(しゅうにゅう)をかせぎたい人が多いので、お店どうしで、お客のうばいあいという販売競争(はんばい きょうそう)が起きます。
スーパーやコンビニやデパートは、それぞれ販売競争(はんばい きょうそう)をしています。
スーパーもまた、となり町のスーパーやデパートとの競争をしている。
どのお店も、自分のところのお客をふやしたいので、なるべく安く商品を売るための工夫をして、お客をふやそうとします。
この販売競争(はんばい きょうそう)のおかげで、お客は、安い(やすい)値段(ねだん)で、より良い(よい)品物(しなもの)を、買えるようになります。
コンビニは長時間営業(ちょうじかん えいぎょう)をしています。
- 商店街(しょうてんがい)
商店街は、独自(どくじ)の路線(ろせん)を、めざします。景気(けいき)の悪化(あっか)によって、商店街そのものが寂れていくケースもある。「シャッター通り」(シャッターどおり)という言葉(ことば)も、あります。
このように聞くと、デパートやスーパーが、販売競争の勝者と思えますが、そうとも、かぎりません。 スーパーなども、販売競争にさらされていて、競争にやぶれたスーパーは閉店したり倒産する場合もあります。 たとえ販売競争に敗れたスーパーやデパートの建物が残っていても、前に経営している会社が事業縮小・事業撤退などをしていて、かわりに他の会社に店舗が売られていて、その店舗を経営する会社が別の会社に変わっている場合も、あります。
駅前などに商店街があるばあいがあります。
地域によっては、商店街の通りの上を、半透明の屋根でおおった、アーケード街(アーケードがい)もある。 雨の日も気楽に買い物が出来る。
スーパーやデパートに対抗するため、店どうしが協力したサービスを行なうことが、よくある。たとえば、その商店街で通用するポイントカードの発行などの特典をつけ、ポイントによる割引サービスなどをすることが多い。
- スーパーマーケット
地域(ちいき)にもよりますが、駅前などに、スーパーマーケットやデパートが、ある場合(ばあい)も、あります。 スーパーマーケットは、「スーパー」と、みじかく省略(しょうりゃく)されてよばれることが、おおいです。
駅前(えきまえ)にちかい場所(ばしょ)に、スーパーやデパートがある場合もありますが、地域(ちいき)によっては、駅から離れた場所に、立地の広さを活かしてスーパーをたてる場合もあります。
駅前(えきまえ)にお店(おみせ)が多いのは、駅の近くは、人通りが多いので、お客が多くみこめるので、お店を出したい人が多いのです。そのため、駅前の土地は、その土地を買いたい人どうしの競争(きょうそう)がはげしく、土地(とち)の値段(ねだん)が高くなります。なお、土地の値段のことを地価(ちか)といいます。
スーパーのはなしに、もどります。 野菜や肉の販売などの生鮮品などは、スーパーやデパートでとりあつかってるのが、ふつうです。
スーパーは、1階建て(いっかいだて)のものから、2階建て、3階建てのものもある。
1階建ての建物(たてもの)のスーパーの場合、売り物(うりもの)は食料品(しょくりょうひん)が、ほとんどである。2階や3階の階があるスーパーでも、食料品(しょくりょうひん)は、商品の出し入れ(だしいれ)が多いので、手間(てま)をへらすために、1階や地下1階などの、地面(じめん)に近い(ちかい)階(かい)に食料品のコーナーが、おかれているのが、ふつうである。
大型のスーパーになると、洋服(ようふく)なども、とりあつかいます。大型のスーパーの屋上には、レストランなどがあるばあいが多いです。
- デパート
日本でのデパートは百貨店(ひゃっかてん)とも、よばれます。デパートは、5階建てくらいから、10階くらいのも、ある。 大規模なスーパーと、小規模なデパートとのあいだに、あまり、はっきりとした区別(くべつ)はなく、にている場合もある。
デパートでは、スーパーでは売ってないような、高級品(こうきゅうひん)も、とりあつかっています。
デパートの場合、出店している店の運営会社は、デパートを経営している会社とは、別の会社であることも、多い。デパートの運営会社とは別に、専門的に、商品の販売をおこなう会社が、出店していることもある。
このように、デパートやスーパーなどに出店することや、出店させることを テナント という。
テナントは有料(ゆうりょう)であり、デパートは出店したい会社に場所を貸すことで、収入(しゅうにゅう)を得ています。この出店したい会社に払わせる(はらわせる)料金(りょうきん)を テナント料(テナントりょう) と いいます。
デパート内の店は、必ずしもテナントだけとは、かぎらず、売り場によっては、デパートが直接、経営(けいえい)している売り場もある。
地下がある場合、地下1階が、食料品売り場になっていることが多い。
デパートの最上階は、レストランがあることが多い。
デパートは、車で来た客のため、付近に、駐車場を持っていることが多い。
- (※ 範囲外: )デパート地下が食品フロアばかりな理由のひとつとして、生鮮食品を保管するための冷蔵庫が大型なのでデパートでは地下にある食品フロアがあるという主張をする高校教科書(商業高校教科書『ビジネス基礎』)もある[2]。
- ショッピングセンターまたはショッピッグモール
日本でのショッピングセンターの階層(かいそう)は、3階建て(さんかいだて)くらいのものから5階建てくらいのものもある。 センターの中(なか)には、商店が多く入っており、センターは広い(ひろい)建物(たてもの)である。食品売り場がある場合は、スーパー等と同じように1階に食品売り場があることが多い。最上階は、レストラン街になっていることが多い。
特に広いショッピングセンターは、市街(しがい)の中心部からは、やや離れた(はなれた) 郊外(こうがい) に、多い。郊外(こうがい)のほうが、広い土地が、買いやすいからである。また、郊外にある場合、客にとっては、自動車で店に行く必要(ひつよう)が大きいので、ひろい駐車場(ちゅうしゃじょう)を持っている場合もある。
かならずしも、郊外(こうがい)にショッピングセンターがあるとはかぎらず、駅前などにショッピングセンターがある場合もある。その場合、やや、土地が狭め(せまめ)になるので、駐車場(ちゅうしゃじょう)は、ビルの中にある場合もある。
商店での商品の調達は、商店が直接、工場などの生産者(せいさんしゃ)から買ってるわけでは、ありません。商品をつくった生産者(せいさんしゃ)と、商品を売ってる商店(しょうてん)とのあいだに、仲介(ちゅうかい)の業者(ぎょうしゃ)が入っています。その仲介業者(ちゅうかい ぎょうしゃ)は、 問屋(とんや) とよばれたり、または 卸売業者(おろしうりぎょうしゃ) とよばれます。仲介業者が、生産者から、商品を買い、それを商店などの 小売り業(こうりぎょう) に、売っているのである。
日本には、多くの商店があるので、生産者から直接、買い付けていては、大変な手間が、かかってしまいます。生産者も小売店も、おおきな手間が、かかってしまうのである。
問屋(とんや)があることで、生産者は、問屋とだけ販売交渉(はんばい こうしょう)をすればよく、また商店(しょうてん)などの小売業者(こうり ぎょうしゃ)も、問屋とだけ交渉すれば、よくなります。
ただし、大きなデパートなどの買い付けだと、本社(ほんしゃ)などが、直接(ちょくせつ)、生産者(せいさんしゃ)から買い付ける場合もある。直接買い付け(ちょくせつかいつけ)の理由(りゆう)は、いろいろありますが、たとえば仲介(ちゅうかい)の業者にはらう手数料(てすうりょう)を減らして(へらして)、より安く商品を売ることで、他の販売店との販売競争に勝つため(かつため)など、である
安心(あんしん)して、くらすために
編集火事(かじ)だ!
編集火の用心。学校ではときどき、火事がおきた場合にそなえたひなん訓練(ひなんくんれん、避難訓練)がありますね。火遊びはいけませんが、気をつけていても、うっかり火事を起こしてしまうことがあります。どんな原因(げんいん)で火事になってしまうのでしょうか。資料(しりょう)をさがして調べてみましょう。
火事は、あなたの大切な物や時には命さえもうばってしまう、こわいものです。万一、火事になっても、できるだけはやく早く火を消すことができたら、失うものも少なくてすみます。そのためにあるのが 消防署(しょうぼうしょ)です。消防署(しょうぼうしょ) や 消防車(しょうぼうしゃ) には、火事の場所までできるだけ早くかけつけたり、いろいろなところでおきる火事を消すための工夫がいろいろあります。
- 消防署にある工夫
- 夜に火事がおきてもすぐ出場できるように、消防の隊員たちは24時間、交代などもしながら、夜中は寝泊り(ねとまり)して準備しています。
- (※ 範囲外: )また、毎日働くわけではなく、『非番』(ひばん)という日や、休みの日もあります。(※ じつは日本文教出版の検定教科書『少学社会 3・4 下』に「ひばん」という単語がある。東京書籍の『新しい社会3・4 下』には漢字で「非番」とある。)
- また、夜中に職場に寝泊まりして当番をしていることを、一般に「宿直」(しゅくちょく)という。
- 消防車にある工夫
- 消ぼう車(しょうぼうしゃ、消防車)には、サイレンを鳴らすスピーカーと赤いライトが上についています。これを動かしながら、赤信号の時は、まわりに注意をしながら止まらずに走ることで、できるだけ早く火事のところに着くことができます。
- 消防署(しょうぼうしょ)の人たち
火事が起きている場所に消防車が到着(とうちゃく)しても、それだけでは火を消すことができません。たくさんの水が必要です。消防車はどこの水を使って火を消しているのでしょうか。消ぼう車の中には、タンクがついています。そこに水をためておくのです。でも、それだけでは足りません。学校のプールや川からも水をとります。では、プールや川からはなれた場所で火事がおきたら?
消火栓(しょうかせん)があれば、そこから消火用の水をとります。 消火栓の水圧はたいへんに高く、かってに、あけてはいけません。
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消火栓
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消火栓(長野県の白馬村にて)
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消火栓(北海道)
- 消防車(しょうぼうしゃ)
消防署(しょうぼうしょ)の人たちが消火(しょうか)のために使う(つかう)、あの赤い自動車(じどうしゃ)のことを消防車(しょうぼうしゃ)といいます。
(※ より正確には、「消防自動車」という。検定教科書によっては「消防自動車」で紹介しているものもある(※ 東京書籍など)。)
消防車には、放水車(ほうすいしゃ)や、ハシゴ車(はしごしゃ)など、いくつかの種類(しゅるい)があります。(※ 検定教科書には、ハシゴ車などのことまで紹介している。)そのほか、通信(つうしん)のための消防車もあります。
- 救急車(きゅうきゅうしゃ)
地域にも よりますが、消防署(しょうぼうしょ)には、ふつう、ケガした人などを運ぶ(はこぶ)救急車(きゅうきゅうしゃ)も、おいてあります。
また、このため、消防署には、救急隊員(きゅうきゅう たいいん)の人たちも います。
つまり、消防署には、消防士(しょうぼうし)の人たちのほかに、救急隊員もいます。
- 警察(けいさつ)との関係
火事が起きたら、消防の人は、警察の人にも連絡します。
なぜなら、消火のときは、道路に消防車を長くおいたままにするので、交通の整理を、警察の人にしてもらうからです。
- 119番したら
火事がおきたら、119番の電話で、消防車をよべます。
この119番の電話は、消防の通信指令室(つうしん しれいしつ)に、 つながっています。
消防の通信指令室の人は、火事の連絡をうけると、消防車を出動させるのはもちろん、ほかにも、ガス会社にも連絡して、火事が広がらないようにガスをとめてもらいます。
また、水道局にも連絡して、消火のために水をたくさん用意してもらいます。
また、電力会社にも連絡をしています。
警察(けいさつ)
編集みなさんは、交番(こうばん)に落としものを取りに行ったことはありますか。警察(けいさつは、その他にもパトロールや交通いはんのとりしまり、事こ(じこ、事故)や事けん(じけん、事件)のしょり(処理)をしています。
交番(こうばん)や警察署(けいさつしょ)の警察官(けいさつかん)の人たちは、ふだんは、なにを行っているのでしょうか。
警察は、ドロボウや殺人(さつじん)などの犯罪(はんざい)の取り締まり(とりしまり)を、法律(ほうりつ)に もとづいて とりしまっています。
また、そういった犯罪が起きないように、見回り(みまわり)などのパトロールもしています。
- (※ 範囲外: )刑法(けいほう)という法律を中心にして、警察は仕事をしている。。なお、刑法(けいほう)と憲法(けんぽう)は、べつの法律(ほうりつ)ですので、まちがえないでください。
- (※ 範囲外: )おまわりさんは、くわしくは 巡査(じゅんさ) と言います。警察官には、刑事(けいじ)もいます。婦警さん(ふけいさん)や白バイ隊員(しろバイたいいん)や機動隊(きどうたい)のかたも、警察官(けいさつかん)です。
- (※ 範囲外: )警察(けいさつ)と検察(けんさつ)は、べつの組織です。検事(けんじ)は、刑事(けいじ)とは、べつの職業(しょくぎょう)ですので、まちがえないでください。検事(けんじ)は検察(けんさつ)という組織の役人(やくにん)です。
交通違反(こうつういはん)をとりしまるのも、けいさつの仕事(しごと)です。駐車違反(ちゅうしゃいはん)の車も、とりしまったりします。
自動車の衝突(しょうとつ)などの交通事故が起きたときに、事故の状況(じょうきょう)をしらべるのも、けいさつの仕事です。
- (※ 範囲外: )交通違反のとりしまりについての法律は、道路交通法(どうろこうつうほう)などで、きめられています。
自動車だけでなく自転車も、とりしまりをします。たとえば駐車場以外のところに駐輪した自転車を、とりしまったりもします。自転車の交通違反のとりしまりをする人については、ばあいによっては警察官(けいさつかん)ではなく、警察(けいさつ)から仕事(しごと)をたのまれた交通指導員(こうつうしどういん)のひとたちが、とりしまっている場合もあります。
自動車の飲酒運転(いんしゅうんてん)も、とりしまります。ほかにも、赤信号(あかしんごう)にしたがわない自動車や、交通標識(こうつうひょうしき)にしたがわない運転(うんてん)をしている車(くるま)も、とりしまります。
ほかにも、速度違反(そくどいはん)の車も、とりしまります。
自動車にのってる人がシートベルトをしてない車も、とりしまります。シートベルトのしなければならないという義務(ぎむ)があるのは、運転席(うんてんせき)や助手席(じょしゅせき)だけでなく、後部座席(こうぶざせき)でもシートベルトの着用(ちゃくよう)が義務化(ぎむか)されています。みなさんが、自動車にのる場合は、きちんとシートベルトをしてください。
- 交通ルールを、まもろう
交通ルールをまもらないと、危険な目にあってしまいます。
信号(しんごう)は、きちんと、まもりましょう。 また、自転車の駐輪違反(ちゅうりんいはん)は、やめましょう。
みなさん、もしかして、駅前(えきまえ)などの、駐輪場(ちゅうりんじょう)でない道路に、自転車を駐輪(ちゅうりん)していませんか? 道路に、自転車を駐輪したままにしては、いけません。道路上の放置自転車(ほうちじてんしゃ)は、交通違反(こうつういはん)です。
歩道(ほどう)は、道をとおるためにあるのです。もし、自転車(じてんしゃ)が放置してあると、その道を通る人の邪魔になります。また、緊急事態(きんきゅうじたい)の時に、放置自転車(ほうちじてんしゃ)などは、通行の邪魔(じゃま)になります。
- その他
道路で まよっている人に道を案内したりするのも、警察(けいさつ)の仕事です。
また、落とし物を管理するのも、警察(けいさつ)の役目です。
道で、落とし物を拾ったら、警察(けいさつ)に、とどけましょう。
- 救急との関係
警察署には、救急車はふつう、ないです。法律では、救急車のしごとは、消防署がすることになっています。
ただし、交通事故が おきたときには、けが人をはやく助けるために、警察(けいさつ)は消防署(しょうぼうしょ)にも連絡(れんらく)をいれて、消防署の人に救急車をもってきてもらうことも、よくあります。
- その他
警察官の運転する、サイレンのついた白と黒の色のあの車は、パトロールカーといいます。
- ※ いわゆる「パトカー」のこと。検定教科書では略称「パトカー」は紹介していない。
かわりゆくくらし
編集今、みなさんは、いろいろなものを使って、生活しています。生活のかわり方をみてみましょう。
1930年代ごろ
編集1930年ごろは、お母さんとかは、せんたく板(せんたくいた、洗濯板)とタライで、洗濯をしていました。
また、生活に使う水は、井戸(いど)から くんできた水をつかっていました。
子供たちも、親の手伝いとして、井戸からくんできた水を運んだりもしたようです。
そうじ機もない時代ですので、ほうきやチリトリやゾウキンなどで、そうじ をしていました。
また、ごはんのをお米をたくときは、かまど を使って、たいていました。(まだ、炊飯器の無い時代です。)
このころの子供たちの遊びでは、メンコやお手玉などの遊びがありました。
エアコンやテレビは、まだ無い時代です。
ラジオは、この時代にもう、ありました。
電話は、壁(かべ)かけ電話でした。すでに1900年の時点でも、日本では1万人をこえる人々に電話が広まっていました。
夜のあかりは、ランプでした。
冬、あったまりたいなら、七輪(しちりん)や火ばち(ひばち)であったまる時代です。
1940年代ごろ、大きな戦争がありました。なので、小学校などでは、竹やり や木刀 がわりの棒をつかった、たたかうための訓練(くんれん)などもありました。
1960年代
編集いまの日本では、人々は、炊飯器でお米をたいたりできますし、洗濯機で洋服のあらいものもできます。
ですが、昔は、そうではなかった時代もあります。
1950年代は、まだ、炊飯器もなかったし、洗濯機もなかった時代でした。
いつのころに、こういった家電製品がひろまったかというと、1960年ごろからです。
1960年代ごろから、だんだん、洗濯機やガスコンロ、ついにはカセットレコーダーなども広まりました。
カセットレコーダーというのは、音楽をカセットに録音して、きく機械です。
(※ 参考: ちなみに、ゲーム機のファミコンが発売されたのが1980年代です。)
水道が広まったのも、この1960年代ごろからです。
夜のあかりには、蛍光灯(けいこうとう)が広まりました。
このころ、工場や家庭から出る、よごれた空気や水がふえたので、社会問題(しゃかいもんだい)になりました。
また、このころの時代、日本の人口(じんこう)がすごく、ふえました。
なので、子供たちの人数も増えたので、日本中で小学校もふえました。
カラーテレビが広まったのも、このころか、その少しあとです。
1990年代ごろ
編集1990年代ごろになると、パソコンが家庭にも広まり始め、またインターネットが広まってきました。けいたい電話も、日本では1990年代に広がっていきました。
また、家庭用のゲーム機は、1980年代ごろに広まってきました。
- 脚注