心霊科学/学習の心得
< 心霊科学
心霊科学概説
編集心霊科学とは、超常現象を科学的に解明しようと試みる科学分野である。
研究対象となる超常現象は、決して霊的現象のみに限らない。
また、超常現象そのものだけでなく、超常現象を引き起こす未知の理論・存在も研究対象となる。そのため、心霊科学は人文科学的側面と自然科学的側面の双方を併せ持つ。
日本ではあまりメジャーではないが、海外では盛んに研究されている。
学習するにあたって
編集研究対象が超科学的なものであるという特性上、研究手法に問題があったり再現性に欠けていたりと、他の科学分野に比べて誤謬や捏造が起こりやすい分野である。現代物理学のように「辻褄の合う仮説は立てられてもそれを実証することが困難である」というものも多い。実在性は担保されているものの科学的な説明が不能に等しい(仮説すらも立てられない)現象も多々あり、あるいは研究が進む中で心霊科学とは全く関係ないと判明した現象も存在する。
これらの事実から、心霊科学を専門にする人や心霊科学そのものへの批判は絶えず存在する。
また、日本ではマイナーな分野であることから、この分野の書物は外国語で執筆されたものが多く、日本語で書かれたものは乏しい。
この分野を学習する際は、上記をよく理解した上で行ってほしい。特に、誤謬や捏造の危険性を常に意識するように。
関連書
編集- 寺田寅彦・著 『化け物の進化』(青空文庫)
- 心霊科学/批判