料理本/シニガン

シニガン（Sinigang）は、フィリピンの代表的な酸味のあるスープ料理で、主にタマリンドを使って酸味を出します。さっぱりとした酸味と豊富な具材が特徴です。本項目では、シニガンの基本的な作り方、バリエーション、そして美味しく仕上げるためのコツについて詳しく解説します。

シニガン
カテゴリ	フィリピン料理
提供人数	4人分
調理時間
難易度
カテゴリツリー

材料

• 豚バラ肉または鶏肉 : 500g（骨付きまたは骨なし、一口大に切る）
• タマリンドペースト : 3〜4大さじ（またはタマリンドの実: 100g）
• 水 : 1.5リットル
• 玉ねぎ : 1個（くし切り）
• トマト : 2個（くし切り）
• 大根 : 1本（輪切り）
• じゃがいも : 2個（一口大に切る）
• 青菜（ほうれん草やカラシ菜） : 1束
• ナス : 1本（輪切り）
• フィッシュソース : 大さじ2（または塩: 小さじ1）
• こしょう : 小さじ1
• 植物油 : 大さじ2

調理器具

• 鍋
• 包丁
• まな板

作り方

1. 具材の準備:

   豚バラ肉または鶏肉を一口大に切り、玉ねぎとトマトをくし切り、大根、じゃがいも、ナスを切ります。

2. 炒める:

   鍋に植物油を熱し、玉ねぎとトマトを炒めます。香りが立ったら肉を加え、表面が焼き色がつくまで炒めます。

3. 煮込む:

   肉に焼き色がついたら、水を加え、沸騰させます。アクを取り除き、約30分煮込みます。

4. 酸味を加える:

   タマリンドペーストを加え、酸味を調整します。タマリンドの実を使う場合は、実を煮込み、水で潰して酸味を出します。

5. 野菜を加える:

   大根、じゃがいも、ナスを加え、さらに20分煮込みます。

6. 仕上げる:

   青菜を加え、しんなりするまで煮たら、フィッシュソースまたは塩で味を調えます。

7. 盛り付ける:

   皿に盛り付けて完成です。

ポイント

シニガンを美味しく作るためのポイントをいくつか紹介します。

酸味の調整

タマリンドペーストの量を調整することで、自分好みの酸味に仕上げます。タマリンドの実を使う場合は、実をよく煮込み、酸味をしっかり引き出します。

野菜の煮込み時間

野菜は煮込みすぎると形が崩れるため、適度に煮込むようにします。

肉の下処理

肉を炒めることで、香ばしさが加わり、スープに深みが出ます。

バリエーション

シニガンは、具材や酸味を変えることで様々なバリエーションを楽しめます。以下は、人気のあるいくつかのバリエーションです。

シニガン・ナ・バビ

• 具材: 豚バラ肉
• 作り方: 基本のレシピに豚バラ肉を使い、煮込みます。

シニガン・ナ・マンク

• 具材: 鶏肉
• 作り方: 基本のレシピに鶏肉を使い、さっぱりとしたスープに仕上げます。

シニガン・ナ・ペリト

• 具材: 魚（バリースやティラピア）
• 作り方: 魚を使い、煮込み時間を短めに設定します。

まとめ

シニガンは、タマリンドの酸味が特徴のフィリピン料理のスープで、豊富な具材と爽やかな味わいが楽しめます。基本のレシピをマスターし、お好みの具材や酸味でアレンジすることで、自分だけのオリジナルシニガンを楽しんでください。家庭料理としても、特別な日の料理としても重宝する一品です。