今から200万年前から1万年前までを地質学では更新世といい、考古学では旧石器時代(文化)と呼ばれている。またこの時代は氷河時代とも呼ばれる。
- 旧石器文化の発見
- 1946年(昭和21年)、群馬県の岩宿遺跡の関東ローム層の中から相沢忠洋氏により打製石器が発見された。以後、続々と日本列島各地で打製石器が確認されている。
- 石器の使用
- 人々は打製石器(旧石器)を用いていたが、土器の作り方はまだ知らなかった。
- 生活
- 10人前後の小集団で、狩猟や植物採集を基本とした。住居は洞窟や岩陰を利用したり、簡単な平地建物や竪穴建物を建てたりしており、火の使用もあった。
旧石器時代の終わりには、尖頭器や細石器をつけた槍が登場し、狩猟技術は進歩した。しかし、弓矢による狩猟はまだ行われていなかった。