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日本漢字能力検定(にほんかんじのうりょうけんてい)とは、日本漢字能力検定協会(以下、協会)が運営している検定。就職・進学では優遇される事もある。略して「漢検」とも呼ばれる。

学習する方法としては、公式の問題集などを使用して学習するとよい。

各級の程度

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直近の改定は、2020年となる。

レベル 対象漢字数 合格基準 備考
1 大学・一般レベル 6000 200点満点中
80%程度
目安はJIS第1・第2・第3・第4水準漢字
準1 大学・一般レベル 3000 目安は「常用漢字(旧字・異体字も)+人名用漢字」
2 高校卒業程度 2136 常用漢字が全て読み書き活用ができるレベル
準2 高校在学程度 1940 200点満点中
70%程度
3 中学校卒業程度 1607 小学校・中学校ですべての常用漢字を学習するが、ここで出題されるのはその約75%ほどである。
4 中学校在学程度 1322
5 小学校卒業程度 1006
6 小学5年修了程度 825
7 小学4年修了程度 640
8 小学3年修了程度 440 150点満点中
80%程度
9 小学2年修了程度 240
10 小学1年修了程度 80

問題形式

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漢検では、漢字の読み書きだけでなく、次のような分野の問題が出題される。

  • 漢字の画数・筆順(5級以下)
  • 部首・熟語の構成
  • 類義語・対義語
  • 四字熟語(5級以上、3級以上では典拠がはっきりしているもの)
  • 熟字訓・当て字(4級以上)
  • 誤字訂正(4級以上)
  • 2級以上では國(国)・鹽(塩)・交叉(交差)などの別の書き方(おもに旧字・異体字)、1級では故事成語・(ことわざ)が出題される。

7級以上は別紙の解答用紙で解答し、8級以下は問題用紙兼解答用紙に答えを記入する。また2級~4級の一部問題では、マーク式の問題がある。

  • 10級~5級(小学校レベル)の漢字の読みは、小学校で習うもののみである。
    • 中学校で習う読みは4級以上で出題、高等学校で習う読みは準2級以上で出題となる。
  • 丁寧な字で解答すること。2級以下の解答は、常用漢字表と同じ字体で行う(旧字体での解答は認められない)。また、現在仮名遣いで行う。
    • 2010年に追加された漢字(2級)において、一部旧字体が認められている漢字がある。
    • 明朝体・書写による違いが認められている。
  • 試験時間は8級以下は40分、7級以上は60分である。

受験方法

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漢検は、年3回・のべ13日[1]実施されている。公開会場受験は、6月・10月・1~2月に行われている。

申し込みの検討~申し込み

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漢検認定準会場の表示

受験する方法は主に2種類ある。いずれも、筆記試験よる試験が行われる。

  1. 協会が設置する会場で受験(公開会場受験。個人受験ともいう)
  2. 学校や学習塾などが実施する会場で受験(準会場受験。団体受験ともいう)
  • ただし、準1級以上は準会場で受験できない。

また2~7級限定で、CBTで受験することも可能。

申し込みは、公開会場ではインターネット・コンビニエンスストア・書店などで行える。準会場受験は、その団体の担当者に問い合わせる。CBT受験は、CBT-Solutionsから申し込む。

検定料・検定実施時間

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検定料および検定時間割は、次の通りとなる。ただし、検定時間は日曜に実施する場合を除き、時間帯は自由に決めることができる。

検定料金
料金(円)
1 5,000
準1 4,500
2 3,500
準2~4 2,500
5~7 2,000
8~10 1,500
検定時間
時間
2 10:00~11:00
準2 11:50~12:50
8~10 11:50~12:30
1,3,5,7 13:40~14:40
準1,4,6 15:30~16:30

受験前~受験日当日

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受験数日前には、自宅に受験票が届く。そこには、受験票(受験番号・集合時間などが記載)と受験会場の場所が記載されている。受験会場に行くときは、周辺に迷惑にならないようになるべく公共交通機関を利用しましょう。

準2級以上を受験する際は、受験票に顔写真が必要になる(準会場を除く)。

受験後

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受験5日後には、公式サイトで解答速報が見られるようになり、30日後には合否のみ確認することができる。受験後40日には、合否結果資料が届く。合格していれば、合格証と合格証明書が同封されている。合否結果資料には自分の点数などが記載されている。

また1級に合格すると、漢字検定協会が出版している雑誌「漢検ジャーナル」に氏名が掲載される(拒否することも可能)。

その他

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その他受験に関することで分からないことがある場合は、直接問い合わせていただきたい。

脚注

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  1. ^ 準会場専用実施日(10日)含み、同じ期(第x回)には一度しか受験できない。

関連リンク(参考元)

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Wikipedia
ウィキペディア日本漢字能力検定の記事があります。