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比較

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比較文を作る主な方法としては、「より」や「(ほう)」を使います。別々に使うことも、一緒に使うこともできます。前者は下回っている方、後者は上回っている方につかいます。

<上回っている事物> の方が <下回っている事物> より <形容詞基本形> です

おいしさが「ピザ>寿司(すし)」という状況を考えてみましょう。上回っている方(よりおいしい方)の名詞の後ろに「の(ほう)が」をつけ、下回っている方に「より」をつけます。

  • ピザの方が寿司より

これの本質的な意味は、「ピザは寿司を上回る」です。しかし、どのように上回っているのか説明しなければなりません。この場合は、「おいしい」をつけます。丁寧形にする場合は、丁寧を表す繋辞「です」を文末につけます。

  • ピザの方が寿司よりおいしいです。

さまざまな形容詞に変えることができます。

  • ピザの方が寿司より(くさ)いです。
  • ピザの方が寿司より(やす)いです。

その他の表現

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「の方が」と「より」のどちらが先にあっても構いません。つまり、以下の文はどちらも文法的に正しいです:

  1. ピザの方が寿司よりおいしいです。
  2. 寿司よりピザの方がおいしいです。

しかし、形容詞は必ず文の後ろにあります。

比較対象が文脈から明らかな場合は「の方が」や「より」を省略できます。

  1. そのピザはおいしいですか?
  2. はい、でも寿司の方がおいしかったです。(ピザより)
  3. はい、寿司よりおいしいです。(ピザの方が)

標準的ではありませんが、「の方が」を「は」に変えることもできます。これは覚えやすいという人もいるでしょう。

「より」のかわりに「よりも」を使うこともできます。話し言葉限定で、強調するときに使います。ただし、「より」を使わずもっぱら「よりも」と言う人もいます。好きな方を使って構いません。

  • ピザの方が寿司よりもおいしいですよ!

差が大きい場合は「もっと」などを使います。

  • 一緒だともっと楽しいです。

最上級

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以下では、「一番~」や「ほかのものより~」という表現をとりあげます。

一番

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フォーマルさに応じて「もっとも」や「一番(いちばん)」を使うことができます。最上級の文をつくるには、これらを形容詞の前につけます。

(主語> は/が) もっとも
一番
<形容詞> です
  • 一番おいしい
  • 一番(たか)
  • 一番(なが)
  • 一番(かな)しい

主語をつけて、

  • 一番素敵(すてき)(ひと)です。
  • (わたし)にとって、彼女(かのじょ)一番(いちばん)素敵(すてき)(ひと)です。

名詞の前において修飾することもできます。

  • この小説(しょうせつ)が一番有名(ゆうめい)です。
  • これが一番有名(ゆうめい)小説(しょうせつ)です。
  • その映画(えいが)が一番(かな)しいです。
  • それが一番(かな)しい映画(えいが)です。

ほかのものより~

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この方法で用いられる文構造は1通りですが、その対象が生物か無生物かで単語が変わります。

生物 <名前、代名詞、または生物> (だれ) より (形容詞) です。
無生物 <名詞> (なに)

「何より」・「誰より」の代わりに「何よりも」や「誰よりも」を使うこともできます。

  • (かあ)さんは誰より(こい)しいです。
  • この手紙(てがみ)は何より大切(たいせつ)です!
  • この(うた)は何よりもきれいですね。

関連項目

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