楽典とは
楽典とは、音楽のさまざまな仕組みを学ぶ分野です。音楽理論ともいいますが、どちらかというと、音楽理論のうちの初歩的な部分をさしていうことが多いのです。その多くは、楽譜についてのことがらです。
音楽とは
編集音楽は「音を楽しむ」と書きますが、実は「音を楽しむ」というのは音楽という言葉の意味としてふさわしくありません。音楽の「楽」の文字は、もともと弦楽器の形で、楽器を意味します。それから、楽器を弾く、音楽、というような意味が出てきました。音楽そのものなのですね。
音楽を難しい言葉で定義すると、
- 音楽とは「音を媒体とした時間芸術」である。
ということができます。ここで、「音」と「時間」という2つのキーワードが出てきました。
まず、音について考えます。音には、3つの要素があります。それは、
- 高さ
- 強さ
- 音色
です。
次に、時間について考えると、
- いつから
- どのくらいの時間
音が鳴るのか、となります。
これらについて、さまざまな知識をまとめたものが楽典です。 これから詳しく見ていきましょう。