法学民事法コンメンタール民事訴訟法

条文

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第398条
  1. 指定簡易裁判所の裁判所書記官に対してされた支払督促の申立てに係る督促手続における支払督促に対し適法な督促異議の申立てがあったときは、督促異議に係る請求については、その目的の価額に従い、当該支払督促の申立ての時に、第383条に規定する簡易裁判所で支払督促を発した裁判所書記官の所属するもの若しくは前条の別に最高裁判所規則で定める簡易裁判所又はその所在地を管轄する地方裁判所に訴えの提起があったものとみなす。
  2. 前項の場合において、同項に規定する簡易裁判所又は地方裁判所が2以上あるときは、督促異議に係る請求については、これらの裁判所中に第383条第1項に規定する簡易裁判所又はその所在地を管轄する地方裁判所がある場合にはその裁判所に、その裁判所がない場合には同条第2項第一号に定める地を管轄する簡易裁判所又はその所在地を管轄する地方裁判所に訴えの提起があったものとみなす。
  3. 前項の規定にかかわらず、債権者が、最高裁判所規則で定めるところにより、第1項に規定する簡易裁判所又は地方裁判所のうち、一の簡易裁判所又は地方裁判所を指定したときは、その裁判所に訴えの提起があったものとみなす。

改正経緯

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2022年改正にて、第1項を以下のとおり改正。

(改正前)第132条の10第1項本文の規定により電子情報処理組織を用いてされた支払督促の申立て
(改正後)指定簡易裁判所の裁判所書記官に対してされた支払督促の申立て

解説

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参照条文

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前条:
第397条
(電子情報処理組織による支払督促の申立て)
民事訴訟法
第8編 督促手続
第2章 電子情報処理組織による督促手続の特則
次条:
第399条
(電子情報処理組織による送達の効力発生の時期)
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