「高等学校政治経済/政治/保守と革新、右翼と左翼」の版間の差分

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|多様性や変化を認める||家族や郷土に対して||旧来のものを尊重する
|-
|侵略戦植民地または奪の[[w:帝国主義|帝国主義]]戦争||太平洋戦争について(日本)||自国の防衛戦争またはアジアの解放戦争
|-
|場合によっ自己決定権の一つとしは認める、もしくは全面肯定||妊娠中絶について(米国)||原則として認めない
|}
 
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====左翼====
左翼の場合、ナショナリズムが戦争につながっていったことに対する反省から、自国の民族を中心に考えるよりも互いに尊重しようという立場をとることが多い。また、民族もまた変化するものであり、個人ごとの差があることを重視するため、「Aという民族はBである」というような[[w:ステレオタイプ|ステレオタイプ]]な民族観には自民族のものも含めて否定的である。
 
===妊娠中絶(米国)===
アメリカの場合では妊娠中絶の是非が右翼と左翼の対立につながることが珍しくない。アメリカの右翼は厳格なキリスト教を思想の基盤にしていることが多い。「産めよ増やせよ」「汝姦淫することなかれ」などの、聖書の教えを忠実に守る立場からは、妊娠中絶はいかなる場合でも「神の教えに反する」「性の乱れにつながる」として反対する。
 
一方、アメリカの左翼(リベラル派とも言われる)は、妊娠中絶は自己決定権のひとつとして全面的に肯定する傾向がある。そして、右翼の主張に対しては「女性の権利を軽視している」として批判する一方、性教育などを進めることで「性の乱れにつながる」という意見に対抗しようとする。
 
== 「保守」と「革新」 ==