「民法第316条」の版間の差分

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==条文==
第316条
: [[w:賃貸人|賃貸人]]は、[[民法第622条の2|第622条の2]]第1項に規定する[[w:敷金|敷金]]を受け取っている場合には、その敷金で弁済を受けない債権の部分についてのみ[[w:先取特権|先取特権]]を有する。
 
===改正経緯===
2017年改正において、『敷金』について[[民法第622条の2|第622条の2]]に法文上定義されたことに伴い以下のとおり改正。
*(改正前)「敷金を受け取っている場合には」→(改正後)「第622条の2第1項に規定する敷金を受け取っている場合には、」
 
==解説==
敷金は、元々優先弁済権を前提として賃貸人に預け入れられている金員であるから、賃借人に対する債権については、それを充当し、残りの部分についてのみ先取特権を認めるべしとした規定。
賃貸人の有する先取特権についての規定である。
 
==参照条文==
----
次 [[民法第317条|民法第317条]]
{{前後
 
|[[コンメンタール民法|民法]]
|[[第2編 物権 (コンメンタール民法)|第2編 物権]]<br>
[[第2編 物権 (コンメンタール民法)#8|第8章 先取特権]]<br>
|[[民法第315条]]<br>(不動産賃貸の先取特権の被担保債権の範囲)
|[[民法第317条]]<br>(旅館宿泊の先取特権)
}}
{{stub}}
[[category:民法|316]]