「高校生活ガイド/通信制」の版間の差分

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== 通信制の種類 ==
=== 私立か公立か ===
通信制高校はすべての都道府県にあり、かつ私立と公立があります。
 
公立通信制高校は、'''世帯収入が910万円未満であれば、「就学支援金」という補助金を受け取ることができます'''。そのため、授業料は実質無料となる場合が多いと思われます。ただし、公立の先生たちはどちらかというと事務的で、困ったことがあっても親身になってくれる保障がありません。
 
他方、私立通信制高校でも就学支援金を受け取れますが、支援金は年12万が限度である一方、授業料などが年に20万以上かかります<ref>https://www.tsuushinsei.net/article/shiritsutokoritsunogakuhinohikaku.html</ref>(なお、学費は世帯収入によって上下します)。そのため、私立通信制高校は出費が多いのですが、その分、サポートは手厚いのが特徴です。ただし、私立通信制高校には、複数の件にわたって展開している'''広域通信制'''とよばれる高校もあります。そちらは後述しますが、サポートはアテにできません。
 
=== 高等学院 ===
 
=== どの高校を選ぶか ===
通信制高校はオンライン化と非常に相性が良いため、最近は複数の県をまたぐ広域通信制も増えてきました。
 
しかし、通信制高校は'''地元の公立高校か地元の実績の長い地元のある私立高校'''に併設されているものを選ぶのが無難です。というのも、IT化に伴って広域通信制高校が雨後のタケノコのように増えてきた一方で、そうした高校での不祥事も発生しています<ref>https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE28D6I0Y1A920C2000000/</ref>。無論、全ての新設広域通信制高校が不祥事を起こしているわけではありませんが、やはり、急増とマンモス化(例えば、有名なN高は2万人の生徒がいる)は教員の質を低下させている可能性が十二分にあります。
 
また、広域通信制は生徒のサポートが十分ではありません。というのも、たいていの場合はキャンパスとは名ばかりの、ビルの一室などを間借りしている程度でせいぜい全国展開している塾と同程度の規模しかなく、その上教員も一日2・3人程度(しかも、パートタイムで低賃金というのもあってかやる気も低い)しかいないことが珍しくありません。当然、何かあったときの対応はほとんど期待できません。