「高校生活ガイド/通信制」の版間の差分

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結論から言うと、'''通信制高校の勉強だけで大学入試(一般入試)を受けても合格することはほぼ不可能です'''(いわゆる「名前を書くだけで合格」と揶揄される大学は別)。もちろん放送大学をはじめとする通信制大学は書類選考だけなので合格できます。また、推薦入試やAO入試でも合格する可能性もあります。しかし、いずれにしても、入学してから非常に苦労します。
 
履修していない科目(例えば数学Bなど)や不足している内容は独学すればいいと思うかもしれません。しかし、高校内容の独学は現実にはほぼ不可能だと思ってかまいません。例えば、数学であればいわゆる「白チャート」が標準的な高校教科書に準じた内容となっています。それをざっと見ただけでも圧倒されることでしょう(逆に「この程度か」と思うのでしたら、通信制向きかもしれませんね)。
ただし、地方在住で芸大進学を目指すなら通信制は選択肢としてアリと言えます。というのも、芸大入試は実技が最も重視されます。そのためには、良い師匠につく(特に音楽系)ことや美術系予備校に通うことのほうが重要だからです。しかも、地方の場合、有力な芸術系高校が極めて少ないという現実があります。そのため、師匠の下での練習や予備校での制作に費やしたいという場合、通信制の方がより多くの時間をかけることができるからです。もちろん、各県の国立大教育学部<ref>地方大学の場合には国立大教育学部が芸術家育成の場所となっています。</ref>や東京芸大のように学科試験も重視するところを受ける場合には、あまり賢明とは言えませんが。
 
そのため、'''大学進学を考えているのでしたら、高校1年のうちから塾などを利用してサポートを受けることを考えておいた方が賢明'''です。
==== 短大 ====
 
ただし、地方在住で芸大進学を目指すなら通信制は選択肢としてアリと言えます。というのも、芸大入試は実技が最も重視されます。そのためには、良い師匠につく(特に音楽系)ことや美術系予備校に通うことのほうが重要だからです。しかも、地方の場合、有力な芸術系高校が極めて少ないという現実があります。そのため、師匠の下での練習や予備校での制作に費やしたいという場合、通信制の方がより多くの時間をかけることができるからです。もちろん、各県の国立大教育学部<ref>地方大学の場合には大抵、国立大教育学部が芸術家育成の場所となっています。</ref>や東京芸大のように学科試験も重視するところを受ける場合には、あまり賢明とは言えませんが。
==== 専門学校 ====
 
==== 短大・専門学校 ====
短大や専門学校ならば入学試験がそれほど厳しくないので、そのままでも入学できることが多いかもしれません。しかし、基礎的な知識や学力に差があるのも事実ですので、できれば高校3年のうちに塾・予備校・家庭教師などを利用して基礎的な力をつけておきたいところです。
 
== 出典・脚注 ==