「中学数学1年 データの活用」の版間の差分
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s/定規/物差し/;定規は線を引くもの、長さを測るのは物差し。wikitable; 40÷7は循環小数…ではない。s/木星の半径/木星の赤道半径/;精度と分解能の混同が観られる(未着手) タグ: 2017年版ソースエディター |
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9 行
=== 近似値 ===
たとえば、エンピツの長さを{{ruby|
そのエンピツの長さは、8.51cmかもしれないし、8.49999cmかもしれないし、ピッタリと長さが8.50000…cm なのかは不明です。
27 行
(長さや重さなどの測定値だけでなく、)そのほか、計算の計算結果などでも、真の値に近い数値のことを近似値といいます。
たとえば <math>
また、小学校でならった{{ruby|概数|がいすう}}も、近似値である。
120 行
:(例 1)
木星の赤道半径は、71500 km です。ただし、有効数字3ケタで 7,1,5 は有効数字です。
木星の赤道半径を、10の累乗の指数をつかった有効数字の表記になおしなさい。
130 行
:(例 2)
地球から太陽までの平均距離<ref>地球から太陽までの平均距離に由来する長さの単位が[[W:天文単位|天文単位]]で、 2012年に、149597870700 メートルと定義されました。これは、定義値なので誤差を含んでいません。 </ref>は「149600000 km」とあらわされる場合がある。もし有効数字が上4ケタの 1,4,9,6 だとした場合、この(地球から太陽までの)平均距離を、10の累乗の指数をつかった有効数字の表記になおしなさい。
136 行
:1.496×10<sup>8</sup> km
一般に科学的表[[W:指数表記|記]]では、10の累乗に掛ける数字は1以上10未満の数である。従って、<math> 946 \times {10}^{13} </math>ではなく、<math> 9.46 \times {10}^{15} </math>。<math> 25 \times {10}^{-11} </math>ではなく<math> 2.5 \times {10}^{-10} </math>と表記する。
==== 有効数字の桁数 ====
161 ⟶ 159行目:
以下の資料1は10人の体重を測定した順番に並べたものである。
{| class="wikitable"
|+ 資料1
|-
! 計測順 || 1|| 2 || 3 || 4 || 5 || 6 || 7 || 8 || 9 || 10
|-
! 体重(kg)
| 60.3
| 57.9
| 65.4
| 56.1
| 53.6
| 62.7
| 70.0
| 55.8
| 67.1
| 63.1
|}
上の資料1は個々の人の体重は読み取りやすいが全体の傾向は読み取りにくい。
194 ⟶ 181行目:
以下の資料2は上の資料1から読み取った値を基準を62.5kgとし、その前後1.5kgの3.0kgごとに区切りその区間に当たるする人数を記録している。
{| class="wikitable"
|+ 資料2
! 階級
! 52.0以上~55.0未満
! 55.0~58.0
! 58.0~61.0
! 61.0~64.0
! 64.0~67.0
! 67.0~70.0
! 70.0~73.0
|- style="text-align:right"
! 階級値
| 53.5
| 56.5
| 59.5
| 62.5
| 65.5
| 68.5
| 71.5
|- style="text-align:right"
! 度数
| 1
| 3
| 1
| 2
| 1
| 1
| 1
|}
このように値をいくつかの区間に区切り全体の傾向を読み取りやすくする時、その区間(ここでは体重)を'''階級'''(かいきゅう)、またその幅を'''階級の区間'''と言う。また、階級の区間の中央にくる値をその区間の'''階級値'''(かいきゅうち)と言う。各階級に該当する資料の個数(ここでは人数)を'''度数'''(どすう)、各階級に度数を組み込んだ上のような表を'''度数分布表'''(どすうぶんぷひょう)と言う。
250 ⟶ 237行目:
資料2を例に取ると、
{| class="wikitable"
|+ 資料3
|-
! 58.0
! 61.0
! 64.0
! 67.0
! 70.0
! 73.0
|- style="text-align: right"
| 1
| 4
| 5
| 7
| 8
| 9
| 10
|}
となる。
280 ⟶ 268行目:
資料2を例に取ると、
{| class="wikitable"
|+ 資料4
! 階級
! 52.0以上~55.0未満
! 55.0~58.0
! 58.0~61.0
! 61.0~64.0
! 64.0~67.0
! 67.0~70.0
! 70.0~73.0
! 合計
|- style="text-align: right"
! 度数
| 1
| 3
| 1
| 2
| 1
| 1
| 1
| 10
|- style="text-align: right"
! 相対度数
| 0.1
| 0.3
| 0.1
| 0.2
| 0.1
| 0.1
| 0.1
| 1.0
|}
== 資料の代表値(だいひょうち) ==
426 ⟶ 414行目:
確率の英語が probability だからだろうか、数式で確率をあらわす文字には、よく P が使われる。(※ 数研出版の検定教科書にも、確率の英訳で probability と書いてある。)
== 脚註 ==
<references />
[[Category:中学校数学|1てーたのかつよう]]
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