「ニホンイシガメの飼育法」の版間の差分

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====ろ過====
この飼育法では基本的にはろ過はせずに頻繁な換水で水質を維持します。ただし、エアレーションや投げ込み式ろ過を設置することで水質が向上し、水流を発生させることで温度むらをなくせますので、水質の悪化を遅らせるのに非常に効果的です。
 
ただし、エアレーションや投げ込み式ろ過を設置することで水質が向上し、水流を発生させることで温度むらをなくせますので、水質の悪化を遅らせるのに非常に効果的です。余裕がある場合は設置しましょう。
 
====照明====
この飼育法では紫外線の吸収は日光浴で行うようにしますので、紫外線灯は必要ありません。広い屋外の池ではカメが日光をさんさんと浴びている光景が見られますが、水槽などの狭くて動ける範囲の狭い環境ではバスキングを直射日光で行ってカメを熱射病で殺してしまう例がしばしばみられます
 
夏場はよしずなどで日陰を作ります。日光浴は、10分程度で十分効果的であり、ガラスなどを通さなければ日陰であっても地面や壁面からの紫外線反射はかなり効果的であるということを考慮すれば、それほど強力な直射日光を浴びる必要はないと理解できるでしょう。
ただし、バスキングを日光で行うことは非常に危険ですので、バスキングはバスキングランプで行いましょう。
 
ケースがプラスチックの場合はバスキングランプによる熱で溶けないように注意します。バスキングランプの設置については「水槽飼育1」と同様にします。
 
バスキングランプの設置については「水槽飼育1」と同様にします。
 
====底床====
頻繁に全換水を行うと底床にバクテリアが定着しにくくなるので、あまりろ過作用は期待できません。
重量増加、ゴミや糞が堆積するため敷かないほうが良いでしょう。
そのため、重量増加、ゴミや糞が堆積するため敷かないという考え方もあります。メンテナンスの手間が許す程度に薄く底床を設置すれば、わずかですが水質安定の効果はみられます。
 
頻繁に全換水を行うため水質の安定も見込めません。
 
====保温器具====
この飼育法では冬の間は冬眠させることで保温器具の設置行いません。後で冬眠の節で述べるように、繁殖などの目的がなければ冬場屋内で加温飼育するのはよいアイディアです。子ガメの場合や体調不良などで冬眠させずに飼育する場合は保温器具が必要になります。保温器具については「水槽飼育1」を参照して下さい
ただし、子ガメの場合や体調不良などで冬眠させずに飼育する場合は保温器具が必要になります。
 
保温器具については「水槽飼育1」を参照して下さい。
 
===池飼い===