8.3.3. 慣用句
8.1 文1 の אִישׁ דְּבָרִים 《言葉の人》は「弁説に秀でた人」の意味。 לָשׁוֹן 《舌、言葉》を使った אִישׁ לָשׁוֹן 《舌の人》(詩篇14011)には文脈上マイナスのイメージがあり、「舌先三寸の男」のような意味であろう。このように、連語句には、構成要素の意味からだけでは予測不可能な意味を表すものがあり、慣用句と呼ばれる。文8 の אַנְשֵׁי הַמִּלְחָמָה も慣用句である。 אִישׁ の他、 בֵּן 《息子》や בַּת 《娘》を被限定語とする連語句には慣用句が多い。