構文:ここでは主な構文を列挙します。詳しくはそれぞれの構文のページを見てください。

凡例(説明を簡略化するため以下の記号を用いる。

S:主語(Subject) V:動詞(Verb) O:目的語(Object) C:補語(Complement) (  ):副詞、副詞句など

5文型

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英語の構文の基本は 「主語+動詞」の組み合わせです。  文頭に主語、その次に述語となる動詞が来ます。 日本での高等学校では伝統的に基本5文型という5つの英文の型を習います。なお、SV,SVC,SVO,SVOO,SVOCの5つにSVA,SVOAの2つを加え、7文型に分類されるとする立場もあります。ここで、Aは場所などを表す副詞句です。

主語+動詞

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S+V

主語 動詞

副詞句Mを伴い、SVMの形で使われることが多い。

  • I walk.(私は歩く)
  • He always goes to school on foot.(彼は毎日徒歩で学校に行く)
  • Buddhism spread to China from India.(仏教はインドから中国に広まった)
  • The plate broke into pieces.(皿は粉々に割れた)

主語+動詞+補語

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S+V+C

主語+be動詞+ 名詞/代名詞/形容詞

  • I am Alice.(私はアリスです)
  • I am happy. (私は幸せです)

主語+be動詞以外の動詞+名詞/形容詞

  • It sounds nice.
  • I feel happy.

主語+動詞+目的語

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S+V+O: Oは目的語といい、動作の対象を表します。目的語となれるものは、名詞(Noun)およびそれに代わりうるもので、代名詞(Pronoun),動名詞,to不定詞(to-infinitive),that節(that-clause),wh-節などです。 この文型をとる動詞を完全他動詞といいます。

主語+動詞+名詞/代名詞

  • I eat bread.(私はパンを食べる)

主語+動詞+動名詞/to不定詞/wh- + to不定詞/that節

  • I like singing.(私は歌うことが好き)
  • I like there to be a large audience.
  • I don't know which way to choose.
  • I don't know how to operate this device.
  • We know that the earth goes around the sun.

主語+動詞+wh-節

  • Please tell me when she will come.

主語+動詞+間接目的語+直接目的語

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S+V+iO+dO

今日の高等学校における英文法では、名詞や代名詞には主格・所有格・目的格の3つの格があると習う。

歴史的には目的格は更に2つの格に分かれ、「~を」にあたるものは対格、「~に」にあたるものは與格(与格)という。 間接目的語iOは與格を表し、直接目的語dOは対格を表す。 この文型をとる動詞を授与動詞という。

なお、askは直接目的語を二重に取る動詞であり、授与動詞ではないとされる。


主語+動詞+間接目的語+ 名詞/代名詞

  • You make me a fool.
  • Let me buy you a drink.
  • I'll give you some money.

主語+動詞+間接目的語+疑問詞(what, howなど)to不定詞

  • He teaches her how to dance.(彼は彼女にダンスの仕方を教える)

主語+動詞+間接目的語+名詞節

  • My teacher taught us that the earth goes around the sun.
  • Please tell me when she comes home.


第4文型の文は、与格をto + nounあるいはfor + nounによって表すことによって、第3文型に書き換えることが可能だという。

  • My father gave me a watch. → My father gave a watch to me.
  • She baked me cookies. → She baked cookies for me.

toとforのどちらを用いるかは、動詞によって決まっているものとしてさほど問題は生じないが、「~に対して」という気持ちではto,「~のために/~に代わって」という気持ちではforが使われる。たとえば、上の2つの例文のうち、後者は「~のために」という気持ちで使われていると考えられる。このような与格の使われ方を、歴史的には利益の与格という。 なお、SVOOの文とSVO to Oの文は全く同じ意味なのかといえば、そうではない。相手にとって新情報である情報や、特に焦点をおきたい情報の場合は文末に置かれる傾向にあるので、2つの目的語のうち、どちらが新情報で、どちらに重点をおいて話すのかを考え、適切な構文を選ぶべきである。

  • What did your father give you? -My father gave me a watch. ○
  • What did your father give you? -My father gave a watch to me. ×

また、S V iO dOは、dOがiOの手に渡ったことまで含意する一方で、S V O to Nounにはそのような意味は含まれない。

主語+動詞+目的語+補語

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S+V+O+C: この文型における補語は、目的語の状態を表すので、目的格補語と呼ばれる。 O+Cの部分だが、O+連結動詞(linking verb:be,seem,appearなど)+Cが文として意味を成す。例えば、They named their first baby William.であれば、Their first baby is William.が成り立つ。 SVOCの文は、つまり、OCの部分に連結動詞が脱落した第2文型が組み込まれていると考えられる。

主語+動詞+目的語+ 名詞

  • They made him president.
  • My parents made me what I am.

主語+動詞+目的語+ 形容詞

  • I'll make you happy.
  • Please leave the door open.
  • You should keep your room clean.

主語+動詞+目的語+副詞

  • I left a key on the table.

色々な構文

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否定(negation)

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否定は、文否定と語句否定、全体否定と部分否定などと分けることができる。

文否定と語句否定

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文否定 be動詞あるいは助動詞の直後に否定を表す副詞notやそれに準ずるもの(hardlyなど)を挿入することで文全体を否定する文ができる。助動詞を含まない一般動詞の文は、動詞の前に助動詞doを補ってから、その直後にnotと続ける。

  • I am not angry.(私は怒っていません)
  • I do not know that.(それは知らなかった)
  • I do not have a good pen.(私はよいペンを持っていない)
  • I cannot swim.(私は泳げない)

また、アポストロフィ(')を使うことで"~ not"を"~n't"と省略することも可能です。

  • I don't like this book.(この本は好きじゃない)
  • I can't believe it.(信じられない)

ただし、will notはwilln'tではなくwon't、shall notはshan'tであり、また、amn'tとはいわないことに注意されたい。(どうしてもam notを縮めたい場合は、aren'tで代用するか、ain'tとする)

構文は肯定的でも、主語や目的語に否定的な語を入れることで、否定文を作ることができます。

  • I have no money.(私はお金を持っていない)
  • There is nothing.(そこには何もない)
  • No one can do it.(誰にもできない)


語句否定 否定したい語句(あるいは節)の直前にnotを置くことにより、その語句を否定することができる。

  • I married her not because she was rich.(richだからというわけではないが、)
  • Be careful not to fall.
  • Not everyone likes him.

Notの転移

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論理的に適切な位置から他の場所へnotが移動する現象がある。それをnotの転移というが、下に例を挙げる。

  • I don't want to fall asleep.
  • I don't think that he is honest.

この2つの文は、論理的には次のように書いた方が正しい。

  • I want to not fall asleep.
  • I think that he is not honest.

なぜならば、I don't wantの場合は、実際には「~しないことを望む」わけであり、I don't thinkの場合は「~でないと考えている」わけである。 ひょっとしたらピンとこないかも知れないが、どちらも"願っている"ことや"考えている"ことは事実である。 ただ、その願っていることや考えていることの内容が否定的なのである。

この2例の場合は、notの転移を意識せずに訳しても解釈に混乱が生じることはない。 しかし、次の例の場合は、2通りの解釈が存在し、文脈あるいは音声による強勢抜きには、どちらが正しいともいえない。

  • I didn't marry George because he was rich.

これは、not becauseのnotが転移した可能性も考慮し、次の2通りの解釈がありうる。

  • I married George not because he was rich.(ジョージと結婚したが、彼が金持ちだったからではない)
  • I did not marry George. This is because he was rich.(ジョージが金持ちであるからこそ結婚しなかった)

Itを仮主語とする構文

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It+動詞+~(+for~)+to不定詞

  • 例文1:It makes me happy to play soccer.(サッカーをやることで私は幸せになる)
このときのItは「仮主語」といい、to不定詞の内容を指す。It自体は意味は持たず、(「それ」と訳してはいけない)日本語に訳す際はto不定詞を文全体の主語と捉えて訳す。例文1では、to play soccerの部分が文全体の主語の働きをしているので、主語を「サッカーをやること」とした。
  • 例文2:It is easy for me to understand English.(私は英語を理解することが簡単だ)
例文2の実質上の主語はもちろんItではなくto understand Englishである。前置詞for+人(or物) をto不定詞の前におくと、その人(or物)はto不定詞に対する意味上の主語になる。つまり、例文2の場合、for以下の部分は、I understand English(私は英語を理解する)と同意である。

There+be動詞

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There+be動詞+~

There+be動詞存在文といい、相手にとっての新情報である物や人の存在を知らせるのに用いられます。主語はbe動詞の後ろに来るので、主語は常に三人称です。それゆえに、単数のものの存在はThere is~、複数のものの存在はThere are~で表します。他にも、過去について述べるのであれば、There was[were]~ やThere used to be~となります。

  • There is an apple.(りんごがある)
  • There are some people.(何人か人がいる)
  • There used to be a castle on the hill.
  • There will be an answer.


there is の短縮形はthere'sで、there are の短縮形はthere'reです。

なお、相手にとっての新情報でなければこの構文(存在文)は使えませんから、

  • There is the apple on the table.

のような文は作れません。(定冠詞は新情報を表さない)

比較構文

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条件・仮定

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if節(if clause)によって条件や仮定を表す。 現実に反する仮定(反実仮想)をする場合に用いられる法(Mood)を仮定法という。それ以外であれば直説法である。

  • If it rains tomorrow, I won't go shopping.

これは、単に「明日雨が降る」という条件の下では買い物に行かないという条件を示したに過ぎません。それゆえ、仮定法ではありません。他方で、

  • If I were[was] you, I wouldn't do that.(私があなただったら、そんなふうにはしないのに。)

この文は、「私があなたである」ということが有り得ない、つまりどう考えても現実に反するので、仮定法によって文が起こっています。


直説法において条件を示す

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if節の他に、unlessもあります。ほとんどの場合では、unlessは if ~ notと同じ意味になりますが、全く違う意味に解釈される場合もあります。ifが条件なのに対して、unlessは否定の条件というより"除外"と言ったほうが正確かも知れません。

  • You may watch this film unless you are under 16.(16歳以下である場合を除いて、この映画を見てよい)
  • You may watch this film if you are not under 16.(16歳以下でないのであれば、この映画を見てよい)

上記のような理由により、unlessは必ずしもif notで書き換えられるわけではありません。

条件を示す場合、非常に重要な規則として、

条件・時を表す副詞節内では未来表現は使わず現在時制で代用する

という規則があります。

  • If it rains tomorrow, I won't go shopping.(再掲)
  • Please tell me when she comes back.


しかし、条件を表す節だろうが時を表す節だろうが、副詞節でなく名詞節であれば問題なく未来表現は使われます。

  • I'll study if it will rain tomorrow.(明日雨が降るかどうかを調べるつもりだ)
  • Please tell me when she will come back.(彼女がいつ戻るのかを教えてください)

名詞節として扱われる場合は、ifは「~かどうか」、whenは「いつ~するのか(ということ)」という意味になります。


また、先ほどの規則は、次のような場合にあっけなく破れます。

1) 単純未来ではなく意思未来を表す場合
2) 主節の出来事によってif節内の出来事が引き起こされる場合


まず、1)の場合から見ます。

  • If you will study abroad, I'll help you.

この文でのwillは主語の意思を表す意思未来ですから、先ほどの規則は適用されません。

次に2)の場合を見ましょう。

  • If it will lead to the release of the hostages, he will pay even one million dollars in ransom.

(人質解放に繋がるんだったら、彼は100万ドルでさえ身代金を支払うだろう) この文の場合は、主節(he will ~)がまず起こることによって、その後に人質解放という出来事が起こるので、先ほどの規則が適用されないわけです。


仮定法(1) 仮定法過去

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現在を中心とすることに対する反実仮想は仮定法過去で表す。 たとえば、I am in your position.を仮想する場合など。 反実仮想なので、現実に反していることが大前提。 一番簡単な形としては、 If S V(過去形) ~, S would[might/should/could] V(原型) ~.

  • If you came to the party, you would have a good time.

この場合は、「実際にはパーティに来ていない」ことが前提になります。 他にも例を挙げます。

  • If I had enough money, I could buy the new game.(もしお金があったら、新しいゲームが買えるのに)

この文は、二つの文章が連結されています。つまり、I had enough moneyの条件が満たされているならば、I could buy the new game.であるだろう、という仮定法の文です。 当然、そのような条件が満たされていないことが前提となっています。 つまり、現実には、「お金が無かったから、新しいゲームは買えなかった。」なのです。

重要な定型表現に、 If it were not for ~, = 「もしも~がなかったら」 があります。

  • If it were not for water, no living thing could live.

しばしば、without~やBut for ~に代用されます。

  • Without water,~
  • But for water,~

仮定法(2) 仮定法過去完了

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過去に起こった事実に反する仮想・仮定を表す場合には、仮定法過去完了を用いる。 基本的な形としては、 If S+had+P.P.~, S+would[should/might/could] have+P.P.~. となる。

  • If you had come to the party, you would have a good time.

倒置するとifが消滅する。

  • Had you come to the party, you would have a good time.
  • If it had not been for your help, I couldn't have finished the work.

= Had it not been for your help, ~. = Without your help, ~. = But for your help, ~.

仮定法(3) if節によらない仮定

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目的語+to不定詞

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主語+tell,want,expectなど+目的語+to不定詞

使役構文

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make,let,have+目的語+動詞の原型 make、letなどの語を使うことで、他人、物に働きかけて、「動詞の原形」をさせる、という文を作ることができます。

  • I let him know.(彼に知らせる)

これは命令文でも有効です。Let's~はLet usの省略形で、直訳すれば「我々に~させよ」となりますが、慣用句なので「~しよう」と訳されます。

  • Let's play tennis.(テニスしようよ。)
  • Let me do it.(私にさせて下さい。)

疑問文

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一般疑問文(Yes/No question)

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疑問文は助動詞を文頭に持ってくることで作れます。こうして作られた疑問文は、yes/noで答えられる疑問文であることから、yes/no questionあるいは一般疑問文といいます。 be動詞を用いた文の場合は、be動詞が文頭に移動します。文中に助動詞を含まない文の場合は、助動詞do[does/did]を文頭におきます。

  • Are you a student?
  • Do you like coffee?
  • Can you speak Japanese?
  • Did you read my mail?

特殊疑問文

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この他にも、特殊疑問文,付加疑問文などがあります。 特殊疑問文は、疑問文の文頭に疑問詞を付けます。疑問詞は次の6種類があり、一般的に5W1Hと呼ばれます。

  • What(何/何の)     疑問代名詞/疑問形容詞
  • Who(誰が/誰を)     疑問代名詞
  • Where(どこに[で/へ]) 疑問副詞
  • When(いつに)      疑問副詞
  • Why(なぜ)       疑問副詞
  • How(どうやって)    疑問副詞

その他

  • Which(どれ)
  • Whose(誰の)
疑問代名詞/形容詞what
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Whatは「何」を表す疑問代名詞/形容詞です。文法的には代名詞/形容詞の扱いとなります。

疑問代名詞whatが補語の場合

  • What is that?(あれは何?)
  • What are those?(あれらは何ですか。)


疑問代名詞whatが目的語の場合

  • What are you doing?(何をしているの?)
  • What does it mean?(どういう意味?)
  • What can I do?(何ができる?)


疑問代名詞whatが主語の場合

  • What made you think so?(どうしてそう思うのか。)


疑問形容詞として使う場合

 What+名詞の形で使います。

  • What time is it?(今何時?)
  • What sport[colour/season] do you like the best?(どのスポーツ[色/季節]が一番好きですか。)
疑問代名詞who
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Whoは「誰」を表す疑問代名詞です。Whatが物事に対して使われるのに対して、Whoは人物に対して使います。

whoが補語の場合

  • Who are you?(あなたは誰?)
  • Who is it?


whoが目的語の場合

 whomという疑問詞も存在するが、よほどformalな英語以外では使われない。

  • Who did you send it to?
  • Who do you work for?
  • Who is she playing tennis with?


whoが主語の場合

  • Who did it?(誰がした?)


以上のように、関係代名詞whoは主格・目的格のいずれもとることができる(ただし、formalな英語では目的格はwhomとする)のだが、属格(所有格)をとることはできない。whoの2格(属格)はwhoseであり、日本語の「誰の~」に対応する。

疑問副詞where
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Whereは「どこ」を表す単語です。場所を尋ねるのに使います。 疑問副詞であり、文法的には副詞として扱われます。

  • Where is my bag?(私のバッグはどこ?)
  • Where do you live?(どこに住んでいるの?)
  • Where are you going?(どこに行くの?)

文法的には副詞の扱いですので、

  • ? Where is the capital of Japan?

は誤文となります。(返答が"It is 名詞"の形であるべきなので) この場合は、Whereを疑問代名詞のWhatに換えるべきです。 (文頭の?は、その文が不自然、あるいは文法的に誤った文であることを示しています。)

疑問副詞when
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Whenは「いつ」を表す疑問副詞です。時間を尋ねるのに使います。

  • When did you come to Japan?
  • When will he leave for China?
疑問副詞why
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Whyは「なぜ」を表す疑問副詞です。理由を問うのに使われます。

  • Why is that boy crying?
  • Why didn't you send e-mail to me yesterday?
  • Why do you want to go abroad?
疑問副詞how
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Howは「どうやって/どのような/どのくらい」などの意味を表す疑問副詞です。方法・様態・程度を問うのに使われます。

  • How are you?
  • How is the weather?
  • How about tea?
  • How do you go to school?

また、数量を表す単語などと組み合わせることで、量を聞くこともできます。

  • How many?
  • How much?
疑問代名詞which
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Whichは「どれ」を表す疑問代名詞です。選択肢があり、その中から選ぶ時に使います。

  • Which way to go to city hall?
  • Which shoes do you like?

付加疑問文(Tag question)

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文末に、,助動詞+主語?を付加することによって、「~ですよね。」という確認の意味の疑問文を作れる。 肯定文に対しては否定形の助動詞を、否定文に対しては否定形でない助動詞を付加する。

  • You are a doctor, aren't you?
  • You can see a myriad of stars, can't you?
  • Your daughter will be sixteen next month, won't she?
  • There isn't any light in that cave, is there?

ただし、一見肯定文に見えても否定の意味を表す文や、逆に一見否定文だが肯定の意味を表す文もあるので注意したい。 なお、付加疑問は、以上のような「~ですよね」という確認の意味の疑問以外に、誰かの言葉を繰り返したり、誰かの言葉から推論して、「~ということになりますね」という疑問を表すこともできる(繰り返し疑問)。この場合は、確認疑問の場合とは逆に、否定文に対して否定形の助動詞を付加する。


分詞構文(Participial Construction)

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分詞によって文修飾の副詞句を作り、接続詞+主語+動詞~と同じ働きをさせた文のこと。 たとえば、

  • If you turn to the left, you will see the post office.

は、次の分詞構文に書き換えられます。

  • Turning to the left, you will see the post office.


分詞構文の作り方

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conj.=接続詞, subj.=主語, verb=動詞

複文 conj. + subj.1 + verb1 ~, subj.2 + verb2 ~. を分詞構文に改める場合、 まずは、接続詞を削り、つづいてsubj.1とsubj.2が一致している場合はsubj.1を削る。最後に、verb1を分詞に書き換えるという機械的な手続きによって分詞構文を作ることができる。

  • While I was waiting for a bus, I was spoken to by a stranger. → Waiting for a bus, I was spoken to by a stranger.


独立分詞構文(Absolute Participial Construction)

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複文 conj. + subj.1 + verb1 ~, subj.2 + verb2 ~. におけるsubj.1とsubj.2が一致しない場合、 subj.1は削られずに残ることになる。このとき残留したsubj.1は分詞の意味上の主語になっている。このような分詞構文のことを独立分詞構文(absolute participial construction)という。 Weather permitting(天候が許せば)のような決まり文句もある。

  • It being very hot, I was reluctant to go to school.

慣用上、意味上の主語を省略する慣用句的な分詞構文もある。代表的なものを下に記す。後述の懸垂分詞とは違い、間違った用法ではない。

generally speaking(全般的には)

strictly speaking(厳密に言えば)

judging from ~(~から判断すれば)

taking ~ into consideration(~を考慮に入れると)

all things considered(すべてを考慮すると)

speaking of ~(~と言えば) など

懸垂分詞(Dangling Participle)

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意味上の主語が必要であるにも関わらず意味上の主語に欠く分詞を懸垂分詞(dangling particle)という。

  • Being in times of trouble, his expression was bitter.

上の文の場合、分詞の意味上の主語はheであり、his expressionではないので、He being in ~の方が適切なのですが、その意味上の主語が抜け落ちてしまっています。 懸垂分詞は文法的に正しくないので用いぬようにすべきだと言われている。

強調構文

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文中の語(Word), 句(Phrase), 節(Clause)を強調するためにはいくつかの方法がある。

語句による強調

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繰り返しによる強調
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同一の語句を繰り返すことによって強調する方法。

  • It grows colder and colder.
  • I tried to persuade him into studying over and over again.


助動詞doによる強調
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助動詞do[does; did]を動詞の直前に置くことにより強調を表す。この場合、do[does; did]に強勢(stress)が置かれる。

  • He said he would come, and he did come.


疑問詞の強調
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疑問詞を強調する半ば決まり文句となっている語句がある。日本語に訳すと「一体全体~」といった訳になる。

  • Where on earth have you been?
  • Who in the world did it?
  • What the hell will happen?
否定の意味の強調
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not … at all, not … in the leastなどで否定の意味を強調できる。

  • I cannot understand it at all.
  • He is not in the least interested in Engilish literature.

分裂文(Cleft Sentence)

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節の中の強調したい語, 句, 節を強調しない要素と分けて、関係詞やthat節などを使い分裂させた文のこと。強調する要素とそれ以外が分裂するため分裂文(cleft sentence)という。高校で習うIt is[was]+強調される要素+that~はこの分裂文の一種である。分裂文による強調の例を下に記す。強調される語句,節などはイタリックで表記した。

  • It was John that[who] broke the window.(語の強調)
  • It was because he was rich that she didn't marry him.(節の強調)
  • What holds the key to success is will power.

最後の文は、分裂文を使わずに書くと、The key to success is will power.(成功の鍵は意志力である)

倒置による強調

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後述。