高等学校公共/労働と雇用 よりよいはたらき方をめざして

就職氷河期世代支援プログラム(発展:時事的内容)編集

(・_・)高校生の検定教科書に載せていませんが、公務員試験の社会政策や社会事情で必ず取り上げられる内容なので、時事として知っておきましょう。高校生でもわかるように文章を分かりやすく、書き直しています。


 就職氷河期世代支援プログラムは、就職氷河期世代でも正規雇用で活躍出来るような安定した職場を提供します。そのためには、相談、教育訓練から就職まで切れ目のない支援、一人一人の状況に合わせたより丁寧な寄り添い支援が必要です。社会人の再教育、採用企業側の受け入れ環境整備なども掲げられています。これらの取り組みにより、5年以内に、30万人を正規雇用に転換するように目指すとしました。

 その理由は、公的年金保険料を十分に収められない人が就職氷河期世代に多数集中しているためです。また、若年者雇用対策では、対象年齢を過ぎていて救えないからです。このため、将来の社会保障支出に大きく影響を受ける背景から「就職氷河期世代支援プログラム」が取りまとめられました。

 1993~2004年に高等学校・大学を卒業した世代は、就職活動をしても、希望する就職に就けませんでした。この中に第二次ベビーブーム世代(団塊ジュニア世代)も含まれており、少ない正社員の椅子を取り合いました。結果、多くの人が非正規雇用労働者などの長期不安定雇用者や長期無業者にどうしてもなってしまいました。『就職ジャーナル』でも、多数の人が一般的な就職のレールから長期間外れてしまったので「就職氷河期」と名付けられました。

 さらに、転職期もリーマンショック崩壊でますます企業が正社員採用を抑制しました。この結果、実社会での経験不足に陥りました。


(・_・)日本史の復習です。バブル崩壊、アジア通貨危機、ITバブル崩壊です。さらに、政府の不良債権処理が不適切だったため、この期間が10年以上も長引きました。複合的な日本列島総不況といっていいでしょう。