高等学校 地学基礎/気象災害
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大雨による災害
編集大雨
編集土砂災害
編集河川の氾濫と低地の浸水
編集突風による災害
編集これらの突風は、大気の状態がはっきりしない時に起こりやすくなります。毎年7月から10月は、前線や台風が頻繁に通るので、大気の状態もはっきりしません。年間発生数の約60%がこの4か月間に発生しています。
地域や季節に特有の気象災害
編集黄砂現象
編集東アジア大陸内部の砂漠地域や黄土高原から、大量の砂塵(黄砂)が強風で大気中に舞い上がります。その後、大量の砂塵(黄砂)は上空の偏西風で流されて地面に落ちます(黄砂現象)。3月から5月にかけて、日本の上空に移動性高気圧がよく見られます。この時、空全体が黄褐色に煙ります。
大雪
編集冬になると、日本海側は大雪の被害を受けやすくなります。また、冬の終わりから春の初め頃(1月~3月)になると、大陸の寒気も弱まります。この時、温帯低気圧が日本の南岸沿いを進みます(南岸低気圧)。その結果、関東から西日本までの太平洋側に大雪を降らせます。さらに、低気圧は急速に発達しながら北海道の東の海上に抜けるので、暴風雪と高波の被害が北日本で大きくなります。大雪が降ると、交通機関にも影響を与えます。加えて、山地に大雪が降ると、雪崩の被害をもたらします。
台風
編集資料出所
編集- 啓林館『高等学校 地学基礎』磯崎行雄ほか編著 2022年