C Sharp/Hello World
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Hello world
編集C#での基本的なHello Worldプログラムは以下の通りです。
- hello.cs
using System; public class Hello { public static void Main(string[] args) { Console.WriteLine("Hello, World!"); } }
- 実行結果
Hello, World!
このコードは、System
名前空間のConsole
クラスを使用して、コンソールに"Hello, World!"と出力するシンプルなプログラムです。Main
メソッドはC#のエントリーポイントであり、プログラムの実行がここから始まります。Console.WriteLine
は、引数に渡されたテキストをコンソールに表示するためのメソッドです。
クラスとMainメソッドの省略
編集C# 9.0からは、次のようにして簡潔なHello Worldプログラムを記述できます。
- hello9.cs
System.Console.WriteLine("Hello, World!");
このコードでは、System
名前空間のConsole
クラスのWriteLine
メソッドを直接呼び出しています。クラスやMain
メソッドを省略し、1行のコードでHello Worldを出力できます。このスタイルは、シンプルなスクリプトや短いプログラムで便利です[1]。
クラスとMainメソッドの省略の得失
C# 9.0からは、クラスと
Main
メソッドを省略して、1行のコードで簡潔なHello Worldプログラムを記述できます。これには次のような得失があります。
- 利点
-
- 簡潔さ
- クラスと
Main
メソッドを省略することで、より簡潔なコードを得られます。特に短いプログラムやテストコードなどで有用です。 - 直接的な実行
- クラスと
Main
メソッドの省略により、プログラムのエントリーポイントを明確に示す必要がなくなります。そのため、1行のコードを直接実行できます。
- 欠点
-
- 構造の欠如
- クラスと
Main
メソッドを省略することで、プログラムの構造がないため、複雑な機能や処理を追加する余地がありません。大規模なプロジェクトや複雑な機能を持つプログラムには適していません。 - 保守性の低下
- 一行のコードで構成されているため、後からの変更や他の開発者との共同作業が難しくなります。可読性や保守性が低下する可能性があります。
脚註
編集- ^ 2023年12月現在、最新の.NET 8が利用可能ですので、C# 12.0に対応しています。そのため、先述のような省略記法が可能です。