Uint8ClampedArray

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概要

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Uint8ClampedArray は、0 から 255 の範囲にクランプ(飽和)された 8 ビット符号なし整数型の配列です。この配列は、バッファ上で数値を効率的に操作するための型付き配列として、JavaScript の ECMAScript 仕様に基づき動作します。配列内の各要素は、指定された数値が範囲内に収まるように自動的に丸められます。

コンストラクタ

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new Uint8ClampedArray(buffer [, byteOffset [, length]])
new Uint8ClampedArray(length)
new Uint8ClampedArray(typedArray)
new Uint8ClampedArray(iterable)
  • 引数
    • buffer: ArrayBuffer または SharedArrayBuffer
    • byteOffset (オプション): バイト単位でのオフセット位置(デフォルトは 0)
    • length (オプション): 配列の要素数
    • typedArray: 既存の型付き配列を基にする
    • iterable: 配列や反復可能オブジェクト(Map や Set など)
  • 戻り値: 指定された条件に基づく新しい Uint8ClampedArray

プロパティ

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Uint8ClampedArray.BYTES_PER_ELEMENT

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  • 各要素のバイト長(固定値: 1)

Uint8ClampedArray.prototype.length

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  • 配列内の要素数を返す(読み取り専用)

Uint8ClampedArray.prototype.buffer

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  • 基盤となる ArrayBuffer を返す

Uint8ClampedArray.prototype.byteOffset

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  • ArrayBuffer 内の先頭位置をバイト単位で返す

Uint8ClampedArray.prototype.byteLength

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  • バッファの全体のバイト長を返す

メソッド

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Uint8ClampedArray.prototype.set()

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uint8ClampedArray.set(array [, offset])
  • 引数
    • array: コピー元の配列(型付き配列または通常の配列)
    • offset (オプション): 書き込みの開始インデックス(デフォルトは 0)
  • 戻り値: なし
  • 説明: 指定された配列から要素をコピーして設定する

Uint8ClampedArray.prototype.subarray()

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uint8ClampedArray.subarray(begin [, end])
  • 引数
    • begin: 開始インデックス
    • end (オプション): 終了インデックス(デフォルトは配列の終端)
  • 戻り値: 元の配列の部分範囲を共有する新しい Uint8ClampedArray

使用例

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// Uint8ClampedArrayの作成
const buffer = new ArrayBuffer(16);
const uint8ClampedArray = new Uint8ClampedArray(buffer);

// 配列の要素を設定
uint8ClampedArray[0] = 300;  // クランプされて 255
uint8ClampedArray[1] = -50;  // クランプされて 0

console.log(uint8ClampedArray[0]); // 255
console.log(uint8ClampedArray[1]); // 0

// 値の丸めとクランプ処理
const value = 128.5;
const clampedValue = new Uint8ClampedArray([value]);

console.log(clampedValue[0]);  // 129 (銀行員の丸めが適用される)

注意点

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  • Uint8ClampedArray の各要素は、0 から 255 の範囲にクランプ(飽和)されます。範囲外の値が代入されると、その値は最も近い境界に丸められます。
  • 値の丸めは、数値が 0.5 の倍数に近い場合に特定の方法で行われます。ECMAScript 仕様における「銀行員の丸め」(round half to even)が適用され、値が 0.5 に近い場合には、偶数に丸められます。具体的には、次のように処理されます:
    1. 値が NaN の場合、0 にクランプされます。
    2. 数値が範囲外の場合、最も近い範囲内の整数に丸められます。
    3. 例えば、値が 128.5 の場合、最も近い偶数 128 に丸められます(ただし、129 に丸められることもあります)。

関連オブジェクト

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ブラウザサポート

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  • Chrome 4+
  • Firefox 3.5+
  • Safari 4+
  • Edge 12+

仕様

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  • ECMAScript 2015 (ES6)