default

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default は、JavaScript において、特定の条件にマッチしない場合に実行されるコードブロックを指定するためのキーワードです。switch 文内で使用され、すべてのケースに該当しない場合に実行される処理を定義する際に使用されます。

構文

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switch (expression) {
  case value1:
    // value1 にマッチした場合の処理
    break;
  case value2:
    // value2 にマッチした場合の処理
    break;
  default:
    // どの case にもマッチしなかった場合の処理
}

説明

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  • default は、switch 文で全ての case に一致しない場合に実行されるコードブロックを指定します。
  • defaultswitch 文内で省略可能であり、すべてのケースが一致した場合のみ実行されます。

使用例

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switch 文での使用

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let fruit = 'apple';

switch (fruit) {
  case 'banana':
    console.log('バナナ');
    break;
  case 'orange':
    console.log('オレンジ');
    break;
  default:
    console.log('不明な果物');
}

この例では、fruit の値が 'apple' のため、default が実行されて「不明な果物」と表示されます。

関数引数でのデフォルト値

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function greet(name = 'ゲスト') {
  console.log('こんにちは、' + name);
}

greet(); // こんにちは、ゲスト
greet('太郎'); // こんにちは、太郎

この例では、greet 関数に引数が渡されない場合、name'ゲスト' にデフォルト設定されます。

注意点

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  • switch 文内での default は、他の case の後に記述する必要がありますが、必ずしも最後である必要はありません。
  • 関数の引数におけるデフォルト値は、引数が未定義(undefined)の時にのみ使用されます。null を渡した場合はデフォルト値は使用されません。

関連項目

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参考

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