JavaScript/delete
delete
編集delete は、JavaScript においてオブジェクトのプロパティを削除するためのキーワードです。このキーワードを使うことで、オブジェクトの特定のプロパティを削除することができます。配列の要素にも使用できますが、配列の長さには影響を与えません。
構文
編集delete object.property;
または
delete array[index];
説明
編集delete
を使うと、オブジェクトの特定のプロパティを削除できます。delete
は配列に対しても使用できますが、配列の要素を削除するだけで、配列の長さ(length
)には影響を与えません。delete
を使った後でも、削除したプロパティや要素を参照しようとするとundefined
が返されます。
使用例
編集オブジェクトのプロパティの削除
編集let person = { name: 'Alice', age: 25 }; delete person.age; console.log(person.age); // undefined
この例では、person
オブジェクトの age
プロパティを削除しています。削除後に person.age
を参照すると undefined
が返されます。
配列の要素の削除
編集let numbers = [1, 2, 3, 4]; delete numbers[1]; console.log(numbers); // [1, undefined, 3, 4] console.log(numbers.length); // 4
この例では、numbers
配列のインデックス 1
の要素を削除していますが、配列の長さは変更されません。削除された要素の位置は undefined
になります。
注意点
編集delete
を使って削除したプロパティや要素は、再び参照しようとするとundefined
が返されます。- 配列の要素を削除すると、そのインデックスの位置に
undefined
が残り、配列の長さは変わりません。配列の長さを変更したい場合は、splice()
メソッドを使用することを検討してください。 delete
は、オブジェクトのプロパティに対してのみ使用可能です。配列の長さやオブジェクト自体を削除することはできません。