Lojban For Beginners 日本語訳/内部の文( bridi )(関係節)
内部の文( bridi を使う)(関係節)
le mensi be mi 「私の姉妹」のように sumti に sumti を付けて説明するだけでも、言いたいことはかなり言えます。しかし例えば、「私の姉妹」が二人いる時に、「リッキー・マーティンを好きな方の私の姉妹」、「あなたが昨晩見た方の私の姉妹」と言いたいときはどうでしょう?つまり、 sumti に bridi を説明として付け加えたいのです。
文をつなげて sumti の意味を限定するには poi 、その限定する文が終わったことを示すのには ku'o を使います。( bridi を bridi にはめ込むようにする) nu 「~であること」が kei を必要とするのと同じです。まず、一つ一つ言ってみます。
do pu tavla le mi mensi loi dinske 「あなたは私の姉妹と経済について話した。」 le mi mensi na nelci la rikis.martin. 「私の姉妹はリッキー・マーティンが好きではない。」 do pu tavla le mi mensi {poi le mi mensi na nelci la rikis.martin. ku'o} loi dinske 「リッキー・マーティンが好きではない方の私の姉妹とあなたは経済について話した。」
ここで「経済について」話したことと区別するために ku'o が必要です。 ku'o が無いと、 loi dinske が nelci に関係するのではないかと解釈されてしまいます。しかし例えば直後に cu があったら、ku'o は要りません。 cu は全てを断ち切ります。
ですから、ロジバン使いの多くは ku'o を言わずに済むように cu の前に関係文を置きます。(nu 「~ということ」についてもそうです。それを cu の前に置けば、 kei を言わずに済みますから。)
他の例を見てみます。
mi klama le gusta be loi kisto 「私はパキスタン料理の食堂に行く。」 le gusta be loi kisto cu berti le tcadu 「パキスタン料理の食堂は町の北にある。」 mi klama lo gusta be loi kisto be'o {poi ra berti le tcadu} 「町の北にある方の、パキスタン料理の食堂に私たちは来た。」