Lojban For Beginners 日本語訳/続・時と出来事: 転換
「10時は私が行く時間だ」という表現がおかしなものに感じるのでしたら、変えるやり方が二つあります。一つ目は「se」を使うことです。se には bridi の1番目と2番目の場所を入れ替える役割があります(以前出てきた似たようなものは場所を標識するものでした)。
le nu mi klama cu se tcika la daucac. これは la daucac. tcika lenu mi klama と全く同じ意味です。偶然にもスペイン語の se と一致していますが、実際には te・ve・xe という一連と同じ種類の言葉なのです。selbri の場所について、te は1番目と3番目、ve は1番目と4番目、xe は1番目と5番目を入れ替えます(この種の入れ替えは転換と呼ばれます)。se 以外については普段はあまり使いませんが lujvo(複合語)を作る際にはよく使います。のちの授業で学びます。
抽象化された文だけでなくどんな bridi に対しても転換はすることが出来ます。強調部位を替えるためにすることが多いでしょうね(多くの人は強調したいことを文頭に持ってくるものです)。そういうことでロジバンの文法に則れば以下の文はそれぞれ同じ意味を持ちます。
mi viska do 私はあなたを見る do se viska mi あなたは私に見られる。 le nanmu cu klama lo barja その男性がバーへ行く。 lo barja cu se klama le nanmu バーはその男性に行かれる。 la spot. mlatu la .abisinian. 「スポット」はアビシニアン(品種)の猫だ。 la .abisinian. se mlatu la spot. 「スポット」は猫だ。アビシニアン(品種)の。 lenu mi cilre fi la lojban. cu xamgu mi ロジバン学習は私にとって良い。 mi se xamgu lenu mi cilre fi la lojban 私はロジバン学習に恩恵を受けている。
違いを訳しきれている訳ではないので注意してください。