Wikijunior:ウィキジュニアについて
このページは、ウィキジュニアに関する、基本的な指針(英語版を翻訳し、漢字に関する記述を加筆)を示したものです。変更が望まれる事項・追加が望まれる事項などの意見に関しては、随時ノートで受け付けています。利用者はこのほかにウィキブックスの基本方針とガイドラインにも従うことが推奨されています。
ウィキジュニアは小学生以下の子どもたちの為に、ノンフィクションの書籍を制作するプロジェクトです。これにより制作される書籍の形式は「百科事典」、「教科書」、「入門書」などが考えられます。書籍の制作は、世界中のボランティアの手によって行われます。そのとき、以下のような指針を守ることが推奨されています。
- 子どもにわかりやすく:常に読んでくれる子どものことを考えながら編集しなくてはなりません。制作された書籍を読むのは大人ではなく、子どもなのですから、内容もそれに見合ったものでなくてはなりません。写真、図解、原画、例えなどを豊富に取り入れるのが良いでしょう。日本語の場合、使用する漢字にも注意が必要です。
- 制作は共同で:書籍の制作はひとりでは行わず、なるべく多くの有志が集まり制作されるのが理想です。
- 面白く:子ども向けの、適切な表現を心がけましょう。適度であれば、軽い感じや、フレンドリィな感じを出すのも良いでしょう。
- 信頼性を高く:事実に沿った内容を掲載するように心がけてください。仮説によるもの、自己研究によるもの、フィクションなどは掲載するべきではありません。
- 公開性を高く:記事を編集したり、書き換えたりすることで、世界中の誰でも制作に加わることができます。また、制作された書籍は、クリエイティブ・コモンズ 表示-継承ライセンス 3.0およびGFDLの定める条件のもとに公開されます。
もし仮に、上記が守られていない書籍または記事を発見した場合は、「ページの編集は大胆に」の原則に従い、修正を行ってください。
現在、このウィキジュニアは、ウィキブックスの一部を間借りするような形を取っており、世界中で徐々に完成した書籍も増加している状況です。将来的には、ウィキジュニアが独立したプロジェクトとして立ち上がり、完全版に移行していくかも知れません。しかし、完成版に移行した後も、ウィキブックスに変更が加えられるごとにウィキジュニアも随時更新されていくというように、両プロジェクトの関わりは深く保たれることでしょう。
使用する漢字について
編集プロジェクトの対象年齢を考えると、少なくとも中学生以上で学習する漢字は使用しない(あるいは、なるべく読み仮名を括弧書きで解説する)のが好ましいでしょう。特に低年齢向けの書籍を制作する場合は、更に注意してください。ウィキペディアの常用漢字一覧という記事が参考になるはずです。
ウィキブックスとの関係性
編集現在、ウィキジュニアは、ウィキメディア財団およびウィキブックスの一部分として機能しており、原則や方針もそれらのものに同調しています。また、それに加えてウィキジュニア独自の指針(上述)というものも存在しています。もし仮に、ウィキジュニアの指針とウィキブックスの方針が異なる見解を示している場合は、原則としてウィキジュニアの指針のほうが優先されます。例えば、互いのプロジェクトの中で百科事典のようなものをそれぞれ執筆しようとした場合、ウィキジュニアでは推奨されている表現のしかた(大人向きではない表現、面白おかしい表現など)が、ウィキブックスでは許容されない可能性があるのです。利用の際は、このような方針の違いについて充分に注意してください。