太陽とは? 編集

  太陽(たいよう)はみずから光をはなつ星です。このような、みずから光をはなつ星を恒星(こうせい)といいます。夜空に光る星は、ほとんどが恒星です。太陽は、いちばん地球に近い恒星で、とても大きな、非常に熱いガスの球です。表面の温度は5500℃以上ですが、中のほうにいくほど熱くなり、中心ではおよそ1500万℃になります。太陽はほとんどが水素(すいそ)とヘリウムでできています。そのうち、水素は約70%でヘリウムが約20%です。太陽ではつねに水素がヘリウムへと変わっていて、そのときに熱と光が出ています。

太陽は光と熱を生み出し、それが地球の表面を暖めて、植物(「しょくぶつ」。草や木のこと。)を育てます。私たちは植物を食べ、また木を燃やして生では食べられないところを料理したり、家を暖かくしたり、車を走らせることもできます。太陽がなければ、地球上の生き物は生きていることができません。

大きさは? 編集

太陽はものすごく大きいです。地球よりも、もっともっと大きいのです。太陽の直径は約140万キロメートルで、地球を109個ほど並べるくらいの大きさです。そして、太陽系の質量の99.9%は太陽の質量です。太陽は、とっても重いのです。もし太陽の上に立って体重をはかることができたら、体重は地球で量ったときの28倍も重くなります。太陽はすごく重いので、地球よりも重力が強いのです。

太陽の表面をすっぽり覆うには、地球が100万個あっても足りません。でも地球から見ると、太陽はそれほど大きいようには見えません。それは、太陽がとても遠くにあるからです。さまざまな星と比べると、太陽は中くらいの大きさの星です。もっと大きな星もあるし、もっと小さな星もあります。

太陽からは太陽風(たいようふう)という薄いガスの風が、太陽系の隅々(「すみずみ」。はしからはしまで、という意味。)まで吹いていきます。そこまで行くと、ガスは他の星からのガスと混ざり合います。

エネルギー 編集

また、太陽は光りかがやきながら、とても大きなエネルギーを発生しています。太陽の表面の温度は熱く100万度 ~ 200万度と、とても熱くなっています。このエネルギーは、いずれ無くなるものです。数十億年後には使いはたされてしまいます。