ラテン文学の作家と著作/後期ラテン語

はじめに

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ここでは、後期ラテン語で著作を表した作家とその著作について、それぞれ紹介する。

著名な作家の一覧

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著名な作家を、時代区分・生没年の順に配列した一覧表。
日本語名・ラテン語名・英語名・仏語名ごとにソートすることができるようになっている。

時代 生没年 日本語名 ラテン語名 英語名 仏語名 全 名 ジャンル 代表作 備  考
後期 155頃-240頃 テルトゥッリアーヌス Tertullianus Tertullian Tertullien Quintus
Septimius
Florens
Tertullianus
キリスト教神学
後期 後3-4世紀頃 ユスティーヌス Iustinus Justin Justin Marcus
Iunianus
Iustinus
歴史 ポンペイウス・トログスの『ピリッポス史』の抄録
後期 後320頃-390頃 アウレリウス・ウィクトル Aurelius
Victor
Aurelius
Victor
Aurelius
Victor
Sextus
Aurelius
Victor
伝記 『ローマ皇帝列伝』
後期 後330頃-395頃 マルケッリーヌス Marcellinus Marcellinus Marcellin Ammianus
Marcellinus
歴史 『歴史』 タキトゥス以後のローマ史を叙述
後期 後4世紀頃 エウトロピウス Eutropius Eutropius Eutrope Flavius
Eutropius
歴史 『ローマ史』
後期 後339頃-397 アンブロシウス Ambrosius Ambrose Ambroise Ambrosius キリスト教神学 『聖職について』、
アンブロジオ聖歌
古代ローマ教会の司教・教父
後期 後347頃-420 ヒエローニュムス Hieronymus Jerome Jérôme
de Stridon
Eusebius
Sophronius
Hieronymus
キリスト教神学 ウルガータ
(ラテン語訳聖書)
後期 後348-410頃 プルーデンティウス Prudentius Prudentius Prudence Aurelius
Prudentius
Clemens
キリスト教ラテン詩 『霊魂をめぐる闘い』
(プシュコマキア)、ほか
後期 後4世紀後半-5世紀頃 ホノーラートゥス Honoratus Honoratus Honoratus Maurus
Servius
Honoratus
文法 ウェルギリウス作品の注釈書
後期 後354-430 アウグスティーヌス Augustinus Augustine
of Hippo
Augustin
d'Hippone
Aurelius
Augustinus
Hipponensis
キリスト教神学 告白』、『神の国
後期 後370頃-430以後 マクロビウス[1] Macrobius Macrobius Macrobe Ambrosius
Theodosius
Macrobius
文献学、
哲学
『サトゥルナリア』
『スキピオの夢の注釈』
後期 後4世紀頃 スパルティアーヌス他 Spartianus Spartianus Spartianus Aelius
Spartianus
歴史 ローマ皇帝群像 著者と推定される6名
後期 後477頃-524 ボエーティウス Boethius Boethius Boèce Anicius
Manlius
Torquatus
Severinus
Boethius
哲学 哲学の慰め ローマ末期の政治家・哲学者
後期 後485頃-585 カッシオドールス Cassiodorus Cassiodorus Cassiodore Cassiodorus 著述 『年代記』 『ゴート史』
『教育方法論』 ほか
ローマ末期の政治家・修道士

目次

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#テルトゥッリアーヌス

2-3世紀

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テルトゥッリアーヌス

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3-4世紀

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ユスティーヌス

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4世紀

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アウレリウス・ウィクトル

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マルケッリーヌス

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エウトロピウス

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アンブロシウス

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スパルティアーヌスほか

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4-5世紀

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ヒエローニュムス

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プルーデンティウス

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ホノーラートゥス

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アウグスティーヌス

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マクロビウス

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5-6世紀

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ボエーティウス

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カッシオドールス

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そのほかの作家

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脚 注

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  1. ^ マクロビウスとは - コトバンク などを参照。

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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