中学校保健体育/食生活と健康
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キーワード
編集エネルギー・栄養素・基礎代謝量
規則正しい食生活
編集どのような食生活が望ましいですか
編集伝統的に、1日3食の規則正しい食事が推奨されています:
- 朝食:体温を上げ、内臓の働きを活性化。午前中の活動に必要なエネルギーと栄養素を補給。
- 昼食:午前中に消費したエネルギーと栄養素を補給。
- 夕食:日中の活動で消耗した体力を回復。
この3食の摂取は、長年にわたり健康的な食生活の基本とされてきました。一方で、最新の研究では、1日3食の必要性について異なる見解も示されています[1]。しかし、これらの新しい知見はまだ十分に検証されておらず、専門家の間でも意見が分かれています。
現時点では、従来の1日3食を基本としつつ、個人の生活リズムや身体の状態に合わせて適切に調整することが望ましいと考えられています。
栄養のバランスと健康
編集食事は何に気を付けたら大丈夫ですか
編集- 多様な栄養素を摂取するため、様々な食品をバランスよく食べることが重要です。
- 特に中学生は、発育や生理に伴う貧血予防のため、タンパク質や鉄分の摂取に注意が必要です。
- 2013年に「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことも参考に、バランスの取れた食事を心がけましょう。
食事とエネルギー
編集1日にどれくらいのエネルギーが必要ですか
編集- 基礎代謝量:生命維持に必要な最低限のエネルギー消費量。
- 総エネルギー消費量 = 基礎代謝量 + 身体活動量(生活活動や運動)
- 年齢、性別、活動量に応じて必要なエネルギー量は変化します。
- エネルギー不足は疲労や体重減少、過剰摂取は肥満の原因となる可能性があります。
- 若い女性の過度なダイエットによる健康リスクにも注意が必要です[2]。
適切なエネルギー摂取量は個人差が大きいため、自身の身体の状態や活動量を考慮し、必要に応じて専門家に相談することをお勧めします。
資料出所
編集- 東京書籍『新しい保健体育』戸田芳雄ほか編著 2021年
- 学研教育みらい『中学保健体育』森昭三ほか編著 2021年