中学校家庭/健康で快適な室内環境

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※本節も、教科書の項目を全て変形しています。

室内環境汚染の原因と対策についてまとめましょう。

良好な家庭環境

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私達は、住居を快適で安全な環境に整えなければなりません。温度・湿度・通風・換気・明るさ・光・音など、快適な室内環境には様々な要素があります。また、部屋の広さや飾り方によっても変わってきます。

現代は、気密性が高い住宅が増えています。こうした住宅は冷暖房がよく効いていても、様々な原因から大気汚染の影響を受けて、健康に悪い影響を与えてしまいます。安全で快適な暮らしを実現するために、住宅の工夫について考えてみましょう。

室内の汚染物質

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室内の空気を汚染する物質として、呼吸から出る二酸化炭素・暖房から出る水蒸気・カビ・ダニ・ホコリ・ペットの毛などが挙げられます。また、防虫剤・殺虫剤・煙草の煙、住宅建材や家具に使われる接着剤・塗料に含まれる化学物質なども室内の空気を汚染する原因となります。これらの化学物質が原因で起こる身体の不調をシックハウス症候群といいますが、その多くは化学物質が原因です。人によって様々な症状が現れます。

24時間換気システムとは、部屋の空気を自動で強制的に入れ替える換気設備です。シックハウス症候群などの予防につながるため、24時間換気システムの設置が義務付けられています。

瓦斯給湯器、瓦斯コンロ、石油ストーブなど、不完全燃焼から発生する一酸化炭素は、少量でも深刻な健康被害や死亡の原因になります。

室内の空気汚染を防ぐには、換気が大切です。換気扇を使ったり、窓を開けたりして新鮮な空気を取り入れましょう。