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幼児がどのような1日を過ごすのか、その内容をまとめてみましょう。

幼児の1日

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幼児の心と体の健康は、よく遊び、よく食べ、よく眠るかどうかで決まります。幼児はほぼ一日中遊んで、多くの知識を身につけます。また、1歳児と5歳児を比べると、日常生活の様子や内容が変わります。1歳児は大人よりも長時間睡眠や昼寝をしなければなりません。5歳頃になると子供の体力もついてくるので、昼寝も少なくなってきます。また、睡眠時間も1歳児より短くなります。

24時間刻みで動く体内時計は、生後3〜4カ月で作られると言われています。この時期、乳児は朝起きて、夜寝るという生活習慣を身につけます。これは、夜になると、乳児の体内からメラトニンという睡眠を助けるホルモンがたくさん分泌されるからです。

幼児の生活と食事

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幼児にとって、食事は大きな楽しみです。でも、幼児の胃袋は大人より小さいので、一度にたくさん食べられません。そこで、3食以外に間食を摂ります。間食には、食事で不足気味の栄養素を取り入れ、エネルギーも得られるような軽食を作りましょう。また、間食は幼児にとって楽しみなので、幼児も楽しめる工夫を考えましょう。

幼児は食事から栄養やエネルギーを摂りますが、同時に家族や友達と楽しく食事をして、正しい食べ方を学び、社会性を身につける機会でもあります。そのため、大人と一緒に楽しい雰囲気で食事をとらないといけません。

胃の大きさ
成人の胃の大きさは1500mL程度です。生まれた時は50mL程度ですが、幼児期になると急成長して大人の胃の約半分の大きさになります。新生児の胃は、生まれた時、水平な形をしています。成長すると、胃は垂直になります。