中学校家庭/生鮮食品の特徴
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生鮮食品について
編集生鮮食品はなるべく早く食べるようにしましょう。その理由として、次の2点が挙げられます。
- 生鮮食品は魚・肉・野菜・果物・林産物などを含み、保存状態によってはすぐに腐りやすいからです。
- 生鮮食品の鮮度は、日数が経過するにつれて低下します。
生鮮食品には「旬」や「出盛り期」があります。生産量が増え、最も美味しく食べられる時期を迎えると、これらの時期に入り、価格が安くなり、ビタミンなどの栄養素も豊富に含まれます。一方、品種改良と栽培技術の向上により、生鮮食品が季節に関係なく手に入るようになりました。
生鮮食品と賞味期限
生鮮食品には賞味期限の表示義務はありません。
- 野菜や果物
- 野菜や果物などの生鮮食品には、賞味期限を表示する義務がありません。そのため、これらには賞味期限が記載されていないことが一般的です。一方で、加工食品は基本的に賞味期限の表示が必要となります。生鮮食品は長期保存には向かず、早めに食べることが推奨されています。
- お米
- お米には精米年月日の記載が義務付けられていますが、賞味期限はありません。これは、野菜や果物と同様に、農産物として賞味期限の表示義務がないためです。精米年月日は表示義務があるため記載されています。お米は精米後、時間が経つほど酸化が進み、「古米臭」と呼ばれる独特のニオイが発生したり、味が劣化します。そのため、できるだけ新鮮なうちに消費することが望ましいです。
- 鮮魚
- 鮮魚にも賞味期限の表示義務はありません。鮮魚は、鮮度が非常に重要であり、購入後できるだけ早く消費することが推奨されます。鮮魚は長期保存には向かず、冷蔵庫での保存も数日間が限度です。鮮魚の鮮度を保つためには、購入後すぐに冷蔵庫で保存し、できるだけ早く調理・消費することが大切です。鮮魚の品質が劣化すると、見た目や匂い、食感に変化が現れるため、注意が必要です。
- 精肉
- 精肉(生肉)は例外で、賞味期限の表示が義務付けられています。精肉は鮮度が特に重要で、冷蔵保存では数日間が限度であり、冷凍保存でも品質を保つためにはできるだけ早めに消費することが望ましいです。精肉の賞味期限は、購入日からの保存期間や加工方法に基づいて設定されており、適切な保存と迅速な消費が推奨されます。精肉の品質が劣化すると、色や匂い、食感に変化が現れるため、確認することが重要です。