- 等差数列(算術数列)
- 初項を とし、公差を とすれば、 番目の項 は
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- 等比数列(幾何数列)
- 初項を とし、公比を とすれば、 番目の項 は
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- 順々に出現する自然数 について(離散的)、命題が成立することの証明法。
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- (手順)
- のときに、命題が成り立つことを証明。
- のときに、その命題が成り立つことを仮定して,演算を行なって のときその命題が成り立つことを証明する。
- 1.及び2.により、与えられた命題はすべての自然数 について成り立つことが証明された。
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- (事例)一般項の式が漸化式を満たすことの証明
- のとき、一般項は、 (命題※)となることの証明。
- のとき、 。一般項の式: 、となり命題※は成立。
- のとき、命題※が成立していると仮定。
- のとき、
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- となり、 のときも命題※は成立している。
- 1.及び2.により、命題※はすべての自然数 について成り立つ。
- 数列 が、 が十分大きいとき常に を満たし、 となるならば、 も収束し、
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(はさみうちの原理)
- 数列 に対して, , ならば、
- ただし は定数。
- (複号同順)。
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- (ただし、 )。
- 数列 について、
- ならば 。
- ならば 。
- ならば 。
- ≤ ならば は存在しない。
- 数列 において、 ならば
- (証明) であるから とおくと、 のとき、
- 。
- ここで、 を2項定理で展開して、2次の項だけ抽出した。 のとき右辺 であるから、はさみうちの原理により、
- 級数: について、
- のとき 。
- ≥ のとき は発散する。