IPA(国際音声記号)を学ぼう編集

IPA(International Phonetic Alphabet, 国際音声記号)とは世界中の言語の発音を表記できるように開発された記号である。これが、英語の単語を発音する際、重要であることは明白であろう。日本には、「英語には日本語にはない音が存在する」「英語は発音が大事」などと声高に叫ぶが、どうやってその音を調音するかという肝要なことは教えていない高校も存在するようだ。しかし、調音方法を知らずに第一言語に存在しない音を発音しろというのは不可能と言っていい。IPAを学ぶ際には必然的に音声の調印方法を体系的に学ぶことになる。したがって、フィーリングではなく理論に基づいた音声の発音が可能となる。

参考書と単語集が基本編集

高校英語の検定教科書は独学用には作られておらず、授業で教師が解説するのを前提にして英語の教科書は作られています。

なので、予習復習や独学や受験準備などは教科書では無理です。なので、受験準備などのために教科書とは別に高校レベルの参考書や単語集が必要ですので、早めに購入しておきましょう。

たぶん、普通の高校なら、単語集なども購入させられると思います。もし学校で購入を指定されていなくても、まずは高校基礎と高校中級レベルの単語集を購入しましょう。

実際の検定教科書を見てみると、高校1年向けの検定教科書で、もう高校3年向けの4500語レベルの単語集にある単語が紹介されていることもあります。 とはいえ、さすがに高校1年で4,500語レベルまで習得するのは困難です。

そこで普段の家庭などでの勉強では3000語レベルまでを勉強しておいて、検定教科書を読んでて単語集で見当たらない語があれば、そこだけ辞書に頼るのがラクでしょう。

そうすれば、片端から辞書を使う手間を省けます。また、少しは辞書の使い方も練習すべきです。


ともかく、高校では単語集がないと、まともに英語を勉強できないだろうと思います

検定教科書は入試対策本ではないので、大学受験を考えている人は、英語の勉強では検定教科書ばかりに深入りしすぎてはいけません。

ともかく、大学受験対策は、あくまで市販の参考書と単語集などで行います。

辞書では不十分なわけ編集

単語学習の初期の段階では英語の辞書を使わずに単語帳を使ったほういいだろう。

辞書にある例文は、覚えやすい例文ではなく、実際の使用を想定した長い言い回しだったりもします。

それはそれで必要な場合もあるのですが、しかし初学者の勉強には向きません。初学者には、もっと覚えやすい例文が必要です。

だから単語集が無いと、ロクに勉強できません。


また、辞書は例文が長いこともあって、紹介できる例文のパターンが少なくなってしまいます。

このため、もし辞書だけで勉強しようとすると、ひとつの辞書を見ても意味を把握しきれず、複数の辞書を見るハメになってしまいます。

このため、単語集が無いとロクに勉強できません。


一般的な辞書というのは、多くの単語を紹介しているため、意外とひとつの単語あたりの説明は浅いのです。

むしろ、単語集などの高校生・大学生むけの教材のほうが、語によっては説明が細かい場合もあります。


しかし、多くの家庭に、英語や国語の辞書は準備されているでしょうが、それに比して単語集が用意されている家庭は少ないと思います。そういった辞書だけに頼る考えは直すべきです。


辞書どうしを比べてみると、実は辞書によって説明が違っている単語も多くあります。

かといって、辞書を何冊も買うのは、かさばるし、すこし面倒です。


しかし、フィクションを真に受けた大人たちが、政治選挙などを通じて英語教育に口出しをしてきたので、日本の教育は、いろいろと通説と実態とが違っています。

日本の高校の英語教育は、平成のいわゆる「ゆとり教育」中ですら、どんどんと英単語が増えていったのが実態です。

やや実用指向の英単語集で『DUO』というのがありますが、あれが出版されたのも、平成初期です。実際はああいうレベル高めの単語集が出版されたのが、平成「ゆとり教育」の時代です。検定教科書はともかく、入試の英単語のレベルは「ゆとり」中もどんどんと上がっていったのです。

「高校レベル」「受験標準レベル」として増えていく英単語を、どうやって数学など他教科の勉強と両立させるのか、部活や委員会などを両立させるのか、日本ではロクに検証もされてきていないのが実態です。

名目上は日本では教育大学の付属の中学高校などで実験や検証をすることになっていますが、実際はああいう付属学校は高偏差値の人のための進学校などと貸しており、形骸化しています。

大学入試に出づらい分野など編集

教科書の学習目標を真に受けないように編集

高校英語の学習指導要領などが掲げている目標の中には、高校生には荷が重い目標もあります。

検定教科書の「英語表現II」科目の実物を見比べると、どうも英語でのプレゼンテーションなどが指導要領などで目標に掲げられているようですが、しかし正直、高校生には英語プレゼンテーションは荷が重いでしょう。英語以外の教科の学習を考えると、高校段階では外国語でのプレゼンテーションの習得は非現実的です。

高校英語のプレゼンテーション単元も、中学英語の留学生との会話の単元などと同じで、実際の多くの高校の教育現場ではそれを実行できる場面はまずないかと思います。

2022年の時点では、文科省の英語教育の目標が、かなり高負担な内容ですので、大学入試の傾向とは検定教科書の傾向は、差が大きいかと思います。

昔から教科書と受験英語との間には差がありましたが、とくに近年、上述のように教育目標の負担増の理由で、入試との差異が大きくなっているだろうと思います。なので大学受験を考える人は、教科書の勉強だけでなく、うまく学習スケジュールを自己管理する必要があるでしょう。

自己意見の英作文は入試に出ないところもある編集

足きりのある大学(たとえば国立大や医学部など)でないかぎり、採点の手間があるので一般入試では数十語もある英作文は出されない可能性が高い、という入試傾向に関する実態があります。


さて、昨今の教科書では、日本のことを英語で説明する課題がよくあります。検定教科書にあるので、いちおうは新共通試験などの出題範囲ではあるわけですが、やはりこれも大学入試の出題傾向の兼ね合いを考える必要があります。

難関大学の入試で要求される単語は、抽象性の高い単語、または学術的な単語などです。

スピーチ編集

英語スピーキングは、大学入試では採点の手間があるので、一般入試ではスピーチの実施はされない。もし入試でスピーチングをやるとしたら、せいぜい、受験者数が比較的に少人数に限られる推薦入試でしょう。

また、英検3級以上ではスピーングの試験がある。英検などの英語系資格を取っておくと入試でいくらか優遇される場合があるので、そういったものを使いたい人にはスピーキングの勉強をしなくてはいけない。

なお、英検では3級以上で、リスニングと組み合わせて、それの答えを英語で答えさせるスピーチ問題などもあります。なので、検定教科書がスピーチ課題を出すのにも一理はあります。しかし入試の傾向とは違うことに注意してください。

また、英検対策としてスピーチ練習するにしても、検定教科書のような「○○についての自分の意見を英語でスピーチしろ」のような課題ではないので、注意する必要があります。


検定教科書は、資格対策本でもなければ受験対策本でもないことに注意する必要があります。 学習目標としては、スピーチングも必要ですが。

教科書ガイドを購入するほうがいい場合編集

教科書ガイドを買わなくても高校英語は勉強できるのですが、色々な理由により、教科書ガイドがあると効率的です。

英語教師のなかには低能な教員もいて、宿題などで、数学など他教科の予習復習の時間を無視して、毎週のように「辞書で教科書の英文の意味を調べてこい」などと、英語科目の事しか考えずに宿題を出す人がいます。

特に英語は、文系大学の志望でも理系大学の志望でも活用するため、教師がうぬぼれていて傲慢な場合があります。

このような英語教師の場合でも、もし教科書ガイドを生徒が購入してあれば、辞書で調べる時間を、大幅に減らせることができます。教科書ガイドによって、空いた時間を活用することができ、単語の練習などの、より本質的な勉強ができるようになります。

ただし、ガイドには、あまり細かい答えまで書いてありません。中学までの教科書ガイドとは違います。

なので、基本的には単語集や文法参考書などで家庭での勉強をする必要があります。

英語勉強法マニアにならないように編集

ここに描かれた勉強法を覚えるよりも、まずは、とにかく、3000語レベルまでは英単語の習得のほうが重要です。勉強法マニアになっても、語学では価値がありません。勉強法を調べるよりも、実際に勉強してください。

とくに英語教育についての評論では、多くの評論家が英語教育を評論したがるし、また市販の英語教材などでも英語教育のノウハウをうたっている商品も多いですし、中には英語が苦手なのにウサンくさい勉強法(自称)を掲げる人も多くいるので、あまり勉強法そのものに深入りしないようにしてください。

勉強法に迷ったときにだけ、市販の参考書などに書かれた信頼できる勉強法などを参考にしてください。

単語編集

まず、単語数3000語あたりの中級レベルを謡っている英単語集を1冊買いましょう。

初級レベル 1700~1800あたりのものは、これは一応高校レベルの単語も紹介していますが、ほとんどの単語が中学レベルなので、当面は読む必要がありません。

また、初級レベルの単語集のうち、中学で習わない可能性の高い単語は、中級レベルの単語集にも書いてあるので、わざわざ初級レベルを買う必要がありません。

さて、単語集の使い方は、赤シートを使って英単語の和訳を隠して、英単語のイメージを思い浮かべてから、その英単語の和訳を見て自分が思い浮かべたイメージと合致するか確認してみたりして、もし合致していたら次の単語へ、一方もし合致していなかったらチェックをして次の単語のテストを行う。これを1~2回もすれば英単語を覚えています。

中学単語については、意味のほうで中学では習わなかった意味がある可能性があるかもしれないので、そちらに注目してください。参考書をつくっている会社は、そうなるように工夫して参考書を編集しています。

学習の優先順位編集

もしかしたら、英語の単語を覚える作業は文法等の勉強をすることよりも大切なことかもしれません。

市販の学習ノウハウ本でも、高校英語および大学受験英語では、英単語力が決め手になると主張されています[1]

文法など中学レベルの知識しかなくとも、単語の意味さえ分かればある程度の意味は取ることができます。逆に言うと、英文読解で、もし単語の意味が分からないと、せっかく文法の知識があっても、理解できない文も大学入試では多くあります。また大学入試では、暗記を要求される単語数が、ずいぶんと多くなります。

もっと言えば、単語という基礎があってこそ覚えた文の組み立て方が生きてくるのです

大学受験の標準(おおむね4500語レベル)~やや発展レベルまでの単語であれば、単語はいくら覚えても損はありません。学校で教えてもらう英単語だけで満足しないでください。近年では様々な出版社から英単語帳が出ています。


このため、読書感覚で、メインの単語集とは別にサブの単語集を2~3冊くらい買って、空き時間などに単語集を読むと良いでしょう。

英単語集の選び方編集

基本の要求事項編集

セットになる別単語も必要編集

高校レベルでは、新しい単語の意味を覚えるときは、単語の日本語の訳の字面(じづら)だけを覚えても不十分です。そうではなく、たとえば形容詞を覚える場合、その形容詞で修飾される名詞と一緒に組み合わせるなどして、覚えましょう。

いくつかの予備校の単語集には英単語の勉強法も書かれており、どれを見ても大抵、「新しい単語の学習では、一緒につかう単語とセットで覚えろ」といった内容が書かれています。

動詞も同様、セットになる名詞と一緒に練習するべきです。もっとも、普通の市販の単語集なら、そういうセットになる単語も書かれているので、市販の単語集で勉強すれば問題ありません。

進出単語がセットでなくても覚えられるのは、せいぜい中学の前半までです。高校ではもう、単語を1語ずつ単独でバラバラに勉強するのは、やめましょう。

しかし、ネット上の英語勉強サイトには、サイト作者・企業の手抜きからか、日本語の訳だけを羅列したような低品質なサイトもあります。まったくネットは参考になりません。きちんと市販の単語集を買いましょう。

類義語や対義語、例文など必須編集

まず、単語の学習では、けっしてヤミクモに多くの単語を覚えるのではなく、類義語や対義語との違いなども把握しなければなりません。そのため、例文なども交えつつ把握しながら勉強する必要があります。

なので、例文などの少ない単語集は、少なくとも高校基礎レベルとしてはアウトです。

結局どうすればいいか編集

高校生向けの参考書は、セット語彙や類義語・対義語の紹介の必要性など、そういう事をきちんと理解しているので、とりあえず高校生むけの単語集を買えばとくに問題はないのです。

しかし、高校生向けではない市販の英検対策やTOEFL対策本などの資格本の中には、単語を多く掲載したいあまりに、例文や類義語などを省略ぎみの単語集も(英検対策本などでは)多くあります。

なので高校生は、英検対策ではなく、まずは高校生向けの単語集を買いましょう。1社の単語集しか使わないと例文がどうしても不足するので(たとえば桐原しか使わないと例文不足になります)、少なくとも4500語レベル付近では1社だけでなく2社以上が必要です。


英検などは後回し編集

英検2級は、そんなに簡単ではありません。簡単でないからこそ、「準2級」が用意されているのです。

現代では、高校の教科書レベル自体、上がっています。昭和の後半や平成の初期は、今で言う3000語レベルが、高校卒業レベルでした。

しかし、令和の今では、4500語レベルが、高校卒業レベルです。

なので本来なら、時代が大きく違えば、英検の級の数値は比較の参考になりません。つまり、年月とともに資格試験で保証された知識は、少しずつ錆びていくのです。


英検などを受けたいなら、高校生向けの単語集を買って習得したあとなら、必要に応じて英検対策本などを買うのは構いませんが、しかしいきなり最初から英検対策本などを買うのは失敗の道です。

なお、もし英検を参考にするなら、準1級までを買えば十分でしょう。

なぜなら、難関大の過去問から構成される桐原5500と英検1級の単語集とを比べてみましたが、傾向がだいぶ違っています。

英単語集のパターン編集

英単語集には、主に2パターンあって、

・ パターン1: 単語を分野別にまとめているパターン(たとえば「旅行」の意味の単語なら、trip と tour と travel をひとつのページにまとめていたりする)の英単語集

と、

・ パターン2: もうひとつのパターンとして、入試出題の頻度順に統計的に並べた英単語集

があります。

初めて高校英語を勉強する場合は、とりあえず、分野別に単語をまとめたパターンの参考書のほうが、使いやすいと思います。

なぜなら、分野別の単語集のほうが、類義語や対義語なども、まとめて勉強できるからです。

いっぽう、入試出題の頻度順に統計的に並べた単語集は、高校後半~高校3年からの仕上げなどで用いるのが効果的でしょう。


さて、分野別に単語をまとめたパターンの英単語集で勉強する場合は、レベルが「中学3年〜高校初期」「高校必修」「共通テスト」「二次試験」と何段階に分かれていたりしますが、とりあえず、高校1年の時点で、「高校必修」レベル(3000語レベル)と「共通テスト」レベル(4500語レベル付近)の2冊を買ってしまってください。

高校必修レベルの単語集を買えば、その単語集で中学レベルの復習もしますので、わざわざ中学レベルの復習をふくむ単語集を買う必要はないのです。

自分で単語集を予習する際は、次のペースで予習します。

・ 高校1年: 「高校必修」レベル(3000語レベル)〜「センター試験」レベル(4500語レベル付近)の単語を高校1年の終わりまでに全部勉強する。
・ 高校2年: 「センター試験」レベル(4500語レベル)の単語を高校2年の終わりまでに全部勉強する。
・ 高校3年: 「二次試験」レベル(4500語レベル+アルファ)の単語を高校3年の2学期の終わりくらいまでに全部勉強する。

つまり、高校1年のあいだに、予習をして、「高校必修」(3000語レベル)およびレベルの単語集を、ひととおり書き写して、勉強してしまう必要があります。(覚えられるかどうかは別として。) 4500レベルまでいければ理想ですが、それが無理でも必ず高校1年のあいだに3000レベルを終わらせてください。これが終わらせられないと、大学受験の現役合格は難しいでしょう。一見するとハイペースですが、実は後述のように中学で習う単語が3000レベルには多いので、意外とラクです。

高校必修レベルには、中学校できちんと5教科を勉強していれば、読みがある程度は身についているハズの単語が、多いのです。

なので、さっさと高校必修レベルをひととおり練習して終わらせてしまい、次ステップの「センター試験」レベルに時間を掛けたほうが得です。

なお、高校によっては、高校3年になっても、「センター試験」レベルの単語集までしか、高校3年の英語の授業では扱わない場合があります。

なので、授業とは別に、自分で単語集を予習する必要があります

では、なぜ、上記のスケジュール(「高校必修」レベルの単語を高校1年の終わりまでに全部勉強するスケジュール)のようにするのが合理的かいうと、最終的に高校卒業までに(つまり高校3年の終わりまでに)、「二次試験」レベルの単語集(4,500語+アルファ)を終わらせる必要があるので、そこから逆算して、高校2年の終わりまでに「センター試験」レベルの単語集を終わらせる必要があります。

そして、高校2年の終わりまでに、4500レベルつまり「センター試験」レベルの単語集を終わらせるためには、逆算すれば、高校1年の終わりまでに3000レベルの「高校必修」レベルの単語集を、勉強してしまう必要があることが分かります。

そうするためには、普段からの予習も必要です。

また、もし「今読んでいる章を完全に覚えてから、次の章に進む」などというふうに勉強していると、特定の分野の単語ばかりを覚えることになってしまい、入試に対応できません。特に、学校で、このような分野別にまとめられた英単語を用いている場合に、気をつけましょう。

また、現代の高校英語の単語の紹介順序は、もはや学年別になっていません。高校1年の検定教科書でも、すでに3000語レベルの単語や4500語レベルの単語も平気で紹介したりしています。

現代の検定教科書がそうだということは、現代の入試もそうだという可能性があるということです。なので、あまり単語集の最初のほうばかりに詳しくなっても、現代ではあまりメリットがありません。

90年代ごろの昔は違っていたのですが、しかし2010年以降、入試の傾向はもう変わっています。


また、予習をしないと、たとえば学習ペースの配分ミスを起かしやすく、たとえば高校3年の終わりごろになって、やっと桐原4500語・東京書籍4,500語レベルにしか到達できずに、そのため高校3年終わりの時点では「二次試験」レベルに対応したプラスアルファの単語集(旺文社や、予備校系の単語集)に到達できずに、志望校に不合格になってしまうような、ペース配分の失敗を起こしやすい原因にも、なります。

なので、とにかく、予習をして、単語集の先のほうへと進んでいくのが、合理的な勉強法なのです。


予備校系パターン編集

単語集にはさらに、「論理性重視で解説が多めの単語集」と「単語が多めの単語集」があります。

で、桐原・東京書籍・旺文社は、実は単語が多めの単語集です。 高校単語の範囲は広いので、少なくとも4500語レベルについては、まずこの3冊のうちの2冊が、受験までに、ほぼ必須で必要です。

しかしこれだけだと、論理的な知識が不足します。桐原などの単語数が多めの単語集などでは、スペース不足などの都合で解説できない知識が、いくつもあるのです。

そういうのを、予備校などの補足的な単語集で補う必要があるのです。だからもう高校2年の半ばあたりから、予備校系の単語集も読み始めてしまうのも、良いかもしれません。

ですが、あくまで予備校単語集「も」です。基本はまず、桐原・東京書籍・旺文社のような、高校英語を一通りカバーしている単語集をベースにするべきでしょう。

単語の練習法編集

かといって、いきなり高校1年で入試対策レベルの単語集を使っても効率が悪いので、まずは基礎レベルの単語から始めるのが良いでしょう。

読解練習や文法練習よりも先に、単語力を増やす練習が大事です。熟語集の暗記よりも先に単語集あるいは単語・熟語集の暗記を優先してください。


標準レベルの3000語レベルの単語が高校2年あたりでひととおり終わったあたりから、桐原・東京書籍の4,500語に加えて予備校など受験対応の単語集も買って練習します。まだ、平均レベルの単語集を覚え切れて無くても構わないので、受験レベル(4500~5500)の単語集を勉強します。

学生・受験生の勉強科目は、数学など、英語科目以外にもあるので、大変でしょう。ですが、うまくスケジュールを工夫して時間を作ってください。

さらに単語を定着させるためには、英文読解やリスニングなどの単語以外の他の練習もします。

単語集のレベル別の利用法編集

初級レベル(1700~1800語)はまず不要編集

中学できちんと勉強してきた人なら、初級レベル(1800語)レベルの 単語集には、高校生には不要です。これは、どちらかというと中学3年~高校受験用のものです。

普通に受験勉強をしてきて偏差値48以上ぐらいの人なら、1800語レベルは買う必要はありません、。

本屋で表紙を見ると「高校基礎レベル」とか書いてあるかもしれませんが、ウソではないですが誤解を招く表現です。表紙の宣伝文句は信用しないでおくのが安全です。

この1700~1800語レベルは、おおむね英検3級レベルか、それに毛の生えた程度です。英検3級と英検準2級との間には、かなり難度の開きがあるので、このレベルの教材は英検教材コーナーにはないので、これはこれで1700~1800語レベルは出版・販売されてると便利です。


この1700~1800レベルの後半を見ると、中学で習わない単語も書いてありますが、しかしそれを買わなくても3000語レベルにも同様の単語が書いてあります。

たとえばある1700レベルの単語集で injure (けがをする)という単語を見つけましたが、同じ出版社の 3000語レベルでも同じ単語がありました。


わざわざ初級レベルの単語集で練習しなくても、中級(3000語レベル)の練習での例文の書き取りなどのついでに、自然と初級レベルの単語のスペルも身についていきます

なお、初級レベル(1700~1800)の単語集の中に書いてある「高校1年 基礎レベル」みたいな難度の情報は、あまり信用してはいけません。(実際に買ってみて読んで確認しました。)ある単語集でそのレベルの単語を確認したら、いくつも中学レベルの単語がありました。 year (年)とか month (月)とかの中学で習ったはずの単語が、「高校1年 基礎レベル」になっていました。


どうしても1700~1800語レベルを活用するなら、どっちかというと単語練習よりも、高校受験のレベル確認用と言うか、「高校受験の終わり~遅くとも高校1年の1学期の終わりまでには、大体この程度の単語は出来るようになって欲しい」といった確認のためのツールでしょうか。

3000語レベル編集

基本編集

特別な事情がないかぎり、高校生は3000語レベルから単語集を勉強すると良いでしょう。

いきなり3000語を使うのは中学と高校の橋渡しに不安かもしれませんが、しかし出版社側が3000語レベル本の冒頭の第1章で、中学単語の復習およびそれを高校の視点で理解しなおす勉強をしてあります。桐原と東京書籍のどちらとも3000語レベルの本の第1章は、そういう中高の橋渡しのための単語の紹介です。


逆に、4500語レベルの本には、そういう橋渡しが書いてないので、高校1年では4500語レベルは不適切です。

  • スペル暗記の対象について

スペルの暗記について、実は中級の単語であっても、すべてを暗記する必要はないし、すべてのスペル暗記は面倒です。優先して覚えるべき単語は、知的レベルの高い単語です。

また、東京書籍『コーパス』シリーズの単語集の前書きを見てみると、実は3000語レベルは「受信語彙」としており、つまりリーディング用の語彙にすぎず、受験の英作文などでは高校新出単語の多くは基本的に用いないことを想定しています。

受験では短時間に英文を書かないといけないので、中学レベルに毛の生えた単語力に、若干の高校中級レベルの単語を加えて、それで英作文を完成させれば十分なのです。もちろんビジネスの仕事の英文とは違いますが、そういう実務の英作文はそういう専門家の大人にまかせればいいのであり、高校生には関係ないです。


東京書籍の意見ではないですが、具体的に単語例を挙げて説明するなら、たとえば respond「応答する」 と nod 「うなづく」だったら、respondのほうを優先してスペルを覚えなければなりません。

なぜなら、respond のほうが名詞形の response などもあり、応用が多く、意味も広範であり英作文などで使わざるを得ない可能性が高いからです。一方で nod のほうの用途は、誰かがうなづく場面どまりです。また、ノッドの名詞形や形容詞形はないと思います。

また、nod はビジネス英語などでも agree 「賛成する」で言い換え可能です。入試の英作文ですら、ほとんどの場合は agree で十分でしょう。

この nod のように、利用価値の低い単語は、スペル暗記は後回しです。せいぜいリーディング用に「そういう単語もあるんだなあ・・・」と知っていれば十分です。


実を言うと、理系の大卒レベルの人がスペルまで確実に暗記している英単語は、高校中級レベルで応用価値の高い単語を加えた程度です。


実は中堅私大や地方国立の英文の単語は、学科によっては案外センター試験ほど難しくない場合もあります。


さて、残念なことに、高校の単語集あたりから、だんだんと英語教育の質が形骸化しており、単語集がやみくもに単語数を多く紹介したいあまりに説明不足になってきています。

たとえば中級単語で content (満足する)という形容詞があるのですが、じゃあ satisfied (満足する)とどう違うのかは、単語集には書いていません。なぜならcontent は中級レベル、satisfied は初級レベルの単語なので、本を別冊にまたいでしまうからです。こういう縦割り教育なのが現状です。

辞書で content を調べるような思慮深い人は、他の単語を覚える勉強時間が不足してしまうので入試では不利になってしまうわけです。ひどいもんです。


  • 2冊買うべきかどうか

3000語レベルの単語集(桐原『データベース3000』や東京書籍『コーパス3000』)については、2冊そろえるべきか1冊に集中すべきか、判断が分かれるでしょう。実際に各自が単語集を読んでみて判断してください。べつに2冊あっても構いませんし便利ですが、他の教科の勉強などもあるので、難しいところです。

旺文社の『英単語ターゲット1200』も、中級レベルでしょう。

あるいは、2冊そろえれば例文の数が単純計算で2倍になるので、辞書でいちいち高校レベルの例文を探す手間が減りますので、2冊目の単語集にはそういう活用法もあるかもしれません。あるいは、問題練習とかの手間を2冊目の単語集で減らせるかもしれません。

このように2冊目の単語集は便利かもしれませんが、しかし目的が上級レベル(4500~5500語)と中級レベル(3000語)では違います。

まあ各自がどうするか判断してください。

なお、東京書籍『コーパス3000』は、数字だけ見れば桐原『データベース3000』と同じですが、しかし東京書籍のほうで3000語レベルのもの(たとえばinjure)が桐原の4500語レベルに書いてあったり、あるいは別の単語ではその逆で桐原3000レベルの単語が東京書籍4500語に書いてあったりと、あまり分類は明確ではありません。


3000語の語法は初めは深追いするな編集

偏差値の低め~平均程度の大学のなかには、4500語レベルの単語をあまり出さない代わりに、3000語レベルの範囲の単語で、やたらと細かい語法を要求する問題もあります。

しかし、4500語レベルや5500語レベルも勉強する一方で、いつまでも3000語の語法ばかりを覚え続けるわけにもいきません。

だから勉強法としては、極端なことを言えば、3000語の語法を熱心に練習するよりも先に、まず4500語レベルの単語集で一通り、単語の和訳だけを丸暗記したほうがマシです。

実際、入試問題にも、そういう傾向もあります。

文系私大の偏差値50前後の平均的な大学が3000語レベルの細かい語法を4択問題などで聞いてくる一方で、文系私大の偏差値60くらいの大学のある出題が、4500語レベルで単語の和訳の丸暗記だけで4択問題が解けてしまう、といったような出題事例も少なからずあります。

上級レベル(4500~5500)の単語集について編集

原則編集

もし大学受験を目指しているなら、高校3年くらいになったら、4500語+アルファの単語集にステップアップします。ここでいうアルファは、予備校などの出している、補足的な単語集です。

いっぽう、桐原の5500語レベルの単語集は、あれは志望校などの傾向の確認用などで、辞書的に使うものです。

桐原5500をメインにするべきではありません。桐原4500語または東京書籍4500語を一通りクリアしたのなら、メインの単語集としては旺文社1900または予備校系の単語集に入るべきです。


5500語レベルの単語集の使い方なのですが、かなり難しいです。ここでいう5500語レベルとは、桐原『データベース5500』を想定しています。


旺文社の(1200ではなく)『英単語ターゲット1900』は、実はやや高レベルです。東京書籍4500・桐原4500にはない単語でも、旺文社1900には記述されていることもあります。なお、それらの単語の元ネタは、受験過去問もありますが、じつは英検2級~準1級あたりです。

旺文社のは、数字の小ささにダマされてはいけません。桐原や東京書籍の数字とは、旺文社の数字は意味が違います。


桐原4500はその装丁(そうてい)の厳めしさなどに比べて、実はやや単語のレベルは控えめです。東京書籍も桐原のスタイルを踏襲しているような所があり、やや控えめのレベルです。

だから旺文社は、派生語などで、桐原・東京書籍が紹介してない単語をポンポンとたくさん紹介しています。

このため、現代でも勉強法としては、「まずは高校2年の終わりまでに東京書籍または桐原の出している高校用参考集をベースに勉強。高校3年あたりで旺文社のレベル高めの単語集を買い足して勉強する」といった感じになるでしょうか。


4500語レベル単語集では、桐原と東京書籍のどちらの単語集でも不足です。なぜなら、単語集1冊だけでは、例文不足かつ解説不足により、あまり役立ちません。なので少なくとも上級レベルだけ、出版社を変えて2冊、必要でしょう。東京書籍4500+旺文社1900にするか、それとも桐原4500+旺文社1900にするか、判断は読者に任せます。


具体的に単語をあげて説明すると、たとえば「限定する」という意味のrestrict と confine、ともに似たような意味ですが、単語集には意味の細かい違いは書いていないか、書かれていても強調されていません。

桐原の単語集だとこの2つが類義語だという情報はあるのですが、しかしニュアンスの違いが説明不測です。

一方、東京書籍および旺文社だと、restrict を「制限する」の意味で説明しているのでニュアンスの違いは分かりますが、しかしconfineと類義語である情報が欠落していました。


さてconfine のほうが、「地理的に制限する」=「閉じ込める」のような意味合いが強いのですが、旺文社の単語集だと「閉じ込める」の意味もあるのですが、しかし桐原の単語集にはそこまで書いていないのです。

かといって東京書籍のほうには、confine の「限定する」の意味が書かれていません。


また、restrictは(限度内に)「制限する」という意味もあります。むしろ、こっちの意味で紹介している単語集もあります。


どちらの単語集を使うにも、例文が不足しており、ひとつの単語集だけでは意味がまったく分かりません。困った教育状況です。本来なら入試に出題する単語を減らすなどして理解を深めさせるべきでしょうが、しかしそういった教育が出来ていないのが日本の現実です。


それでも、まだしも大学受験用の単語集は、なんとか教育効果を高めようとした形跡も見られるのでマシです。なので、単語集を2つ組み合わせると、なんとか役立ちます。一方、TOEIC 高得点用の教材とか英検の1級あたりの教材の単語集とか、やたらと単語数を多くしているばかりで、ひどいものです。(資格本の活用法については別セクションで述べる。要点:出題傾向を把握する目的だけに英語資格本を使う。)


なお、桐原の場合、紹介する単語数そのものは旺文社などと比べて減りますが、その代わり、桐原の密度の高さが長所であり、桐原では他の単語集には無い語法などを紹介しているなど、単語1つあたりの情報量が桐原では増えています。なので、桐原の単語集も油断はできません。

一見すると、桐原の単語の項目のひとつずつの情報量は多くないように見えますが、しかし、桐原では別ページの紹介単語を用いた熟語をまとめたページなどがあるので、それを含めると桐原の単語ひとつあたりの情報量は多くなります。

かといって高校生としては、英単語集ばかりをそう何社も比較して勉強するのは無理でしょうから(数学など他教科の勉強も必要だし、英語の勉強も単語以外にも読解練習やリスニングなど多々あるので)、受験では結局、すべての単語は覚えきれない状態で挑むことになるでしょうか。

大学受験もその後の資格試験も、けっして満点はとる必要は無く、人生の目的に必要な志望校などの合格最低点を上回って合格さえ出来ればいいのです。

別に大学受験の英語に限った話ではないですが、大学受験において、平均以上の大学の入試では満点をとるのは基本的には困難であり、普通は満点は無理です。小中学校の校内テストと事情が異なります。

4500語以上のスペルは実は覚えなくていい編集

実を言うと英語のスペルの暗記については、4500語レベルおよびそれ以上のレベルの単語のスペルは、まず覚える必要が低いです。

なぜなら英作文や和文英訳であまり使わないからです。

また、桐原5500や、東京書籍4500の後半部の単語などは、実はもうその1~2回のスペル練習すら、しないでも済むのです。おおよそのスペルと用法のイメージを頭に入れれば十分でしょう。

また、グローバル人材の育成などを目指す大学ならば、英作文などを要求してくると思いますが、だったら英作文で使うようなレベルの中級英語(4500)で十分なのです。むしろ、4500語レベルですらスペルミスなく習得していたら、かなりの勉強家です。

ましてや5500語レベルの単語については、読解問題で出題されたときに意味を把握できればいいのです。


仮に、桐原5500語レベルの単語のスペルを暗記させる問題を出す大学があっても、どうせ他の現役受験生の多くも解けない問題なので、実質的にスペル暗記は5500語レベルでは無視していいでしょう。

一部の浪人生で文系専願の人なら解けるかもしれませんが、難関大を目指して4浪だの8浪だのしている連中と、現役生は張り合ってはなりません。

TOEICなどの国際的な資格試験では普通、書き取りをしません。なぜなら採点の手間の都合で、TOEICでは選択問題ばかりです。大学側が入試で入学後のTOEIC対策などを考えた出題をしたとしても、スペル対策はもはや不要なのです。

英検でスペル暗記を使うかもしれませんが、しかし英検は日本でしか評価されません。


桐原5500は論外として、

正直、時間的に現役高校生が、桐原『データベース4500』と東京書籍『コーパス4500』または旺文社『英単語ターゲット1900』を使いこなすレベルにクリアするのですら、高校3年間では少しキツいと思います。たぶん多くの高校生は予想では3年生のときに「上級レベルの単語集の用法や用例を覚えている最中に、時間切れで、高校3年の卒業式を迎える」という結果になると思います。なぜなら、このレベルで、急に単語を覚えるのが難しくなるからです。かといって中級レベルまでしか勉強しないと、卒業後の実務のリーディングにも不便なので、上級レベルを高校3年で教えるのにも意義のあることなので、教育者には悩みどころなのでしょう。

なので勉強法としては、4500語レベルをクリアできなくてもいいので、ある程度の勉強をしたら、予備校などの出しているレベル高めの単語集をいくつか買います。

諸般の事情で、東京書籍・桐原・旺文社が紹介していないが、高校生に勉強してほしい定番の単語みたいなのがあって、そういうのが予備校系の単語集で紹介されています。

予備校の単語集は何をしているか編集

歴史的な事情で、今の4500語レベルの単語集には書かれていないが実は昔の1990年代ごろまでの高レベル単語集には書かれていた単語があります。

そういう単語が、難関大学で狙われるかもしれません。

旺文社1900や桐原・東京書籍4500語にない単語の正体のひとつは、そういう昔の課程の単語です。

で、それが予備校系の単語集の元ネタのひとつでもあります。

東京書籍・桐原の3000語レベルや4500語レベルで旅行会話のような実用英語が増えたりビジネス英単語などが増えたので、昔なら4500語レベルに書いてあった単語のいくつかが今は5500語レベルにハミ出ているのです。

なので、予備校などの出す、受験レベルの単語集が1~2冊は必要です。そういうハミ出た単語だけ、あとは予備校系の単語集で抑えておけば十分なのです。


予備校の単語集を見てみましたが、実はそれほど特別な英単語はないのです。また、じつは、桐原4500などの学校向け単語集の単語すべてを均等に覚える必要はなく、やや傾向があります。

たとえば旅行英語で使う単語など、検定教科書にあるから桐原・東京書籍は紹介しているものの、あまり大学が重視してない項目もあります。

だから、桐原/東京書籍 に加えて、旺文社ターゲット、さらに別の予備校系などの高校3年レベルの単語集を何か1~2冊つかって知識の穴埋めをすれば、もう十分でしょう。

もしかしたら、高校2年からもう、予備校の出版している難関向けの単語集を使ってもいいかもしれません。


市販の予備校の単語集を見ても、けっして、桐原5500語レベルの単語を片っ端からは教えていません。桐原5500のアレは、高校生には習得が無理だと思われているのでしょう。

受験英語の特殊事情編集

大学受験英語の特殊な事情ですが、明らかに高校範囲外で実用的にもメッタに使われていない英単語が難関大学で出されており、当然に読めないのですが、しかしなぜか他の文章の単語から文脈にとって意味をとれるようになっています。

もちろん、現実ではそんな好都合なことは滅多に無いのですが、受験の英文はたいてい都合よくそうなっています。

また、万が一、他の英文の文脈から読めない単語が出ても、どうせ他の多くの受験生も解けないので、そういう問題は解けるようにしておく必要がありません。


ともかく、入試対策としては最低限、東京書籍4500・桐原4500をベースに、さらに旺文社1900で派生語を固める必要があります。

しかし、それとは別に、予備校などの出す、プラス・アルファ的な受験レベルの単語集が1~2冊は必要です。

歴史的な事情で、今の4500語レベルの単語集には書かれていないが実は昔の高レベル単語集には書かれていた単語があって、4500語と旺文社1900をひととおりクリアしたあとは、そういう歴史的経緯のある単語だけ予備校単語集で攻略すればいいのです。

英単語集の読書計画編集

最初から高校在学中の読書計画に、英単語集の読書を想定して組み込んでおくと良いでしょう。また、桐原・東京書籍・旺文社あたりに基本の単語集とは別に、他社の少しだけ発展的な単語集を読書感覚で読むと良いでしょう。

高校必修の範囲を越えた単語や派生語などは、読書感覚でひととおり解説に目を通すだけの単語集の勉強でも十分に対応できる場合も多くあります。

しかし、いちども読んだこともない単語は、さすがに入試で対応できません。だから、一度でも解説に目を通してしまえば、済む単語も多くあるのです。

なので、広く浅くでいいので、読書しておく必要があります。

大学受験に必要な単語量について編集

一般に、大学受験で、難関な学校の英語を読み解くには4,000語程度を知っていることが望ましいといわれる。しかし、実際には近年センター試験でリスニングが導入されたことに代表される通り、英語の学習は、単に知識の量を問うよりも、より実践的な場面で言語能力を適用する方面の能力を重視するようになっている。

そのため、単純に単語数だけを増やすのではなく、単語の発音や用法を覚えることにも力を注ぐことが望ましい。

具体的には、まずは3,000-4,500語程度を使いこなせることを目指すのがよいだろう。

単語の小テストばかりを受けても、復習しなければ単語力は身に付かない編集

学校や塾で、単語の小テストを受けさせられる場合もあるでしょう。「単語集の○○ページから△△ページまでを小テストで出すので、書き取り練習して覚えるように」という小テストです。

たいていの高校生の場合、予習はテスト前にしますが、いっぽうで復習をしているかどうかは、個人任せ(こじん まかせ)です。

ですが、小テストをいくら受けても、復習しなければ、単語力は増えません。

もし、単語の小テストを受けたままで、その後は復習せずに、ほったらかしにしてしまったら、何も単語力が伸びません。

単語テストは、テストを受けた後に、自分の未修得の単語を復習するために存在しているので、テスト後に復習をする必要があります。(もちろん、テスト前に予習も必要である。予習をしていれば、未修得の単語が減るので、復習の単語数が減る。)

要するに、小テストの使い方は、全国模試(ぜんこく もし)の使い方と同じです。

全国の高校や塾のうちの一部では、どうも、小テストの目的を忘れていて、「とにかく毎週、単語の小テストをすればいい」と安易に考えているような教育も、ある気がします。

この文を読んでいる読者高校生は、小テスト本来の目的を思い出して、小テスト後には復習と予習(次回の小テストのぶんも予習)をしましょう。

さて、たいていの高校や塾では、1週間に1回のペースで、単語20〜50語ほどの記憶をはかる小テストをしていると思います。

1週間ごとに50語ほどのペースで単語小テストをしていれば、充分にハイペースですので、それ以上は週あたりの単語数を増やす必要はありません。(英語が好きなら、さらに勝手に単語数のペースを増やせばいいが、それよりも数学などに力を入れたほうが良いだろう。)


裏を返せば、復習をしきれない量の単語小テストを毎回受けさせられても、非効率です。例えば、1週間ごとに300語の単語小テストを高校で受けたとしても(ただし高校1年の1学期だと、中学英語の復習で、そういう数百問のテストもありうる。しかしそれは期間限定)、そんなに英単語ばかり復習しきれないでしょう。(数学など他教科の勉強もありますし。)

万が一、そういう高校や塾の場合(1週間に300語の単語小テストの場合)、その高校や塾の小テストは後回しにして、自分で単語を予習・復習しましょう。

ただし、定期試験や期末試験などで、今までの単語小テストの合計の数百語のなかから単語が出題される場合は、多くあるので、その復習はしましょう。つまり、学期内の小テストは、その学期中に復習し始めましょう。(どのみち、テスト後にも補習などがあるだろうが・・・)

夏休み明けや、冬休み明けに、前の学期の小テストの範囲内の単語が出題されたりしますので、休み中にも、復習しましょう。(予習も忘れずに。小テストは最終目的ではなく、入試合格などが、より本質的な目的なので。)

同様に、3学期の年度末の期末テストなら、1年間の小テスト範囲の合計1000語ちかくがテスト範囲に含まれる場合も多いので、その復習はしましょう。つまり、年度内の小テストは、その年度中に復習し始めましょう。(どのみち、テスト後にも補習などがあるが。)

文法編集

参考書で勉強する編集

もう1980年代の昔から、高校英語の英文法の勉強は、検定教科書ではなく参考書で勉強するのが定石(じょうせき)、基本です。

なので、まずは参考書を買い始めましょう。普通科高校なら、おそらく高校の入学時、検定教科書の購入と一緒に、参考書も買わされると思います。

もし大学受験を考えるなら、英文法の参考書を買わなければなりません。

時間配分編集

文法の学習は当然に必要ですし、入試にも良く出ます。しかし、文法の学習にばかり時間を掛けてはなりません。もっとも時間を掛けるべき学習対象は英単語です。

高校に入学すると、高校の範囲の文法事項を、おそらく学校や塾などで急に教わり始めるでしょう。それらの文法の新知識の学習も大事ですし、当然に学習するべき知識ですが、読者のみなさんは英単語の学習も欠かさないようにしてください。文法なんて覚えることも少ないし、大学受験をするなら最終的には大学受験のころにまで文法を覚えられれば良いのです。なので文法の難問を練習する時間があるなら、それよりも、まず先に単語を優先的に勉強して語彙(ごい)力を増やしたほうが効率的でしょう。

また、入試の文法問題も、文法の知識だけで解ける問題は少なく、単語の知識や語法の知識などと組み合わせないと解けない問題なども、入試では、よく出題されやすいです。なので、単語の知識が、大学受験対策では優先的に必要なのです。


2010年以降なら、中学校で、すでに大まかな文法の枠組みは習っています(なお、1990年代は違いました)。2022年では、仮定法すら中学校で習っているはずです。もはや高校で習うのは、無生物主語など若干の単元と、あとは仮定法過去完了だとか、現在完了進行形とか、そういった合わせ技のような単元ぐらいです。

そういった合わせ技は、それほど熱心に勉強しなくても、入門的な問題集などで問題練習すれば、普通に習得できます。

細かなニュアンスの違いは覚えなくて良い編集

たとえば助動詞 must と have to はともに「~しなければならない」ですが、微妙にニュアンスが違います。しかし、あまり微妙なニュアンスの違いは、じつは入試対策としては覚える必要はありません。mustのほうが意味が強いのですが、しかし入試では「ニュアンスが微妙に違う」という事と、その解説が「一般的な大学受験レベルの参考書に書いてある」という事さえ覚えておけば、あとは入試の英訳問題などでもし「しなければならない」を英訳せよという問題が出たら、対策としては「まずmust で書くことを考えてみて、もし設問文などで語数が2語と指定されていたら have to に置き換える」といったぐらいの認識でも大丈夫です。その程度の記憶力でも、普通に大学受験で平均的な偏差値55~60ぐらいの私大にも合格します。

受験勉強では、細かなニュアンスの暗記よりも、英単語をたくさん覚えなければなりません。また英語以外の国語や数学などの勉強も必要です。

参考書で勉強をする際、あまり細かなニュアンスの違いの暗記に入り込まないように注意してください。

実際、ある検定教科書でも、文法事項の類似表現などは、たとえば Would you ~? と Could you ~? などの依頼表現としてのニュアンスの違いは説明していません。せいぜい、 「Please と比べたらWould You および Could you は丁寧な言い回しである」という程度のニュアンスさえ把握できていれば大学受験レベルでは十分です。

参考書にはもしかしたらもっと細かいニュアンスの違いなどが書いてあるかもしれませんが、そういう詳細な情報はせいぜい参考程度にしましょう。

実は参考書でも、もう細かいニュアンスの違いは教えていない書籍も多くあります。

つまり、大学受験用の英語参考書には2種類あり、

ひとつは受験用に入試に出る最低限のことだけを教える参考書と、
もうひとつは細かいニュアンスの違いなども教える参考書と、

そういう2種類があります。

なお、上記とは別に英語研究者用の文法参考書がありますが、大学受験には全く対応していないので間違えて購入しないでください。


最低限のことを教える文法参考書の例として、ジーニアス英和辞典を出している大修館書店は高校生向けの文法参考書も出していますが、しかし文法参考書のほうでは辞書ほど細かいニュアンスの違いを説明していないのが現状です。

特に新共通試験(旧制度のセンター試験に相当)などの公共機関の試験や、英検・TOEICなどの資格試験では、細かいニュアンスを問う問題はまず出題が難しいでしょう。西暦2000年以降、国公立人気などでセンター試験や新共通試験の影響がどんどん強まっている影響も考えれば、文法学習であまり深入りニュアンスに深入りするメリットは残念ながら少ないのが現状だろうと思います。

それが英語教育として良いかどうか不明ですが、現在の大学入試の対策として要求される文法教育とはそういうものです。

基本構文などの細かなニュアンスの違いは、英会話などではそれなりに重要ですが、しかし入試や画一的な資格試験では英会話をそこまで細かく採点できないので、したがってニュアンスの違いに基づく使い分けもそれらの試験では出題されづらいことになります。新共通試験にリスニング試験はありますが、しかし実際に会話をさせる試験はありません。

裏を返せば、細かいニュアンスに深入りした文法参考書は、高校卒業後の英会話などの英語学習などのステップアップで使うのが効果的かもしれません。

文法参考書の選びかた編集

インターネットで参考書の形式やレベルなどを調べたり、または、教師や塾講師、チューター、同じ学生などからの評判なども参考にしながら、実際に書店で参考書の内容を閲覧するなどして選ぶといいだろう。

また、古本屋などで参考書を購入すると出費を抑えられる可能性が有る。

中学英語ではカリキュラムが大幅に変わったので古本屋は論外だが(90年代~2005年に高校1~2年で教えてた内容が中学に降りてきている)、しかし高校英語は昔から到達地点が同じままなので、文法学習は古本でも特に問題ない。

つまり、「大学英文法」とか、そういうのは一般的には無い。文法は高校英語で、とりあえずゴールである。あとは単語や熟語を増やすのが、その後の道である。

英語教師などを目指す人のための細かい英文法理論書はあるが、高校生には必要ない。なお、書店によってはそういう教師向けの英文法理論書が高校英語コーナーに売っていたりするので、間違えては買わないように。わかった上で買うなら自己責任で。


英単語では、IT機器やパソコン用語など多くの英単語が追加されたので古本はあまり進められないが、しかし文法にはそういった事はあまり関係ない。

高校の文法参考書はどういうものか編集

「時事的な文法」とか無いので、もし改訂などあっても、あまり頻繁に買い換える必要は無い。

他のセクションでも言ってるかもしれないが、「大学英文法」と言うのはない。なので、文法において「大学教養レベルの先取り」とかは不要であるし、そもそも存在しないし、そういう教材もまず無い。

このことは、大学受験においては、つまり文法問題は、高校生向けのやや高レベルな参考書を習得できたら、それ以上は英語教師でも目指さないかぎりは、英文科向けのさらに高度な文法書には進む必要は無い、という事である。

英文科の学生などに向けた文法書は、あれは教師向けまたは研究者向けの参考書である。内容も、基本的には高校生向けの文法参考書に書いてある内容を、大学生または教師志望者などの視点やレベルに合わせて書き直した程度のものである。なのでともかく、受験生には不要である。

このことから、ゴールが明確に定まり、受験生向けのやや高度なレベルの参考書がゴールである。

そこから逆算すると、あまり多くの参考書を読み漁る必要はない。せいぜい、2冊読めば十分だろう。

高校1年レベルから分かりそうな易しめのレベルのものと、あとは少し難しめの感じのもう一冊で十分である。もしかしたらどちらか片方だけでも十分かもしれない。


また、説明を省略したが、前提として、高校の参考書は、学年別とかには売ってない(書店で実物を見れば分かると思うが)。

なので参考書での学習の際にも、いちいち学年ごとにペースを3等分とかして「私は1年生なので、参考書の前半の3分の1だけ読む」みたいなことはする必要は無いし、むしろ現代では3等分すべきでもない。

つまり、参考書は高校1年で購入したら、とりあえず、さっさと通読すべきである。現代の中学・高校のカリキュラムなら、文法参考書の通読は中学英文法の復習にもなるので、まずは通読しよう。

そして何回か通読したら、問題集などにチャレンジしたり、あるいは単語なども増やそう。


これがもし英語でなく数学の勉強法だったら、先の学年の内容を通読するよりも学校で習った単元の復習などを重視するのも手かもしれないが、しかし英語はあまりそういう単元ではない。

高校の授業や定期テストなどは、あれはあれで教育ノウハウが詰まっているので活用すればいいが、別にそれを活用したからといって文法参考書を通読できなくなるわけでもない。

それに塾などだと、参考書の後ろのほうにある無生物主語などを高校クラスでは1年で先に教える流儀もある。

参考書の最初のほうにある文型がどうのこうのと言った話は、どうせ塾の中学生クラスや中学参考書などでも既に教えている可能性があるので、塾の高校生クラスではそういうのはもう後回しにして、先に無生物主語や仮定法など参考書の後半の単元を教えるというパターンもある。家庭での自習などの際にはご参考に。

また、そもそも2年の終わりくらいから高校や塾などで全国模試などを次第に受け始めることを考えるなら、けっして高校3年間で学校の授業で文法を習うのを待つのではなく、自習によって高校2年の後半の段階までに一通り、高校生むけの単元である無生物主語やら仮定法過去完了やら分詞構文などを含めて、とりあえず文法参考書は全ページを通読は済ましておいて、加えて問題練習を軽くでいいのでしておくべきだろう。

そして、高校3年では模試なども活用して、問題練習で定着させていく、・・・という段取りである。

正直、高校生にもなって、またIT社会の受験ノウハウもあふれた現代、どこの大学の受験にも出る英文法を家で予習すらできないとしたら、そもそも大学受験が難しいレベルであろう。

出ない単元編集

無生物主語の和訳はまず出ない

結論から言うと、無生物主語を和訳させるような問題は大学入試は出ない。少なくとも、まともな大学は、そういう問題を出さない。

たとえば、「風邪が彼に学校を休ませた。」だと減点で、「風邪のせいで彼は学校を休んだ。」でないと正解にならないような、アレである。こういう和訳をさせる問題は、大学入試でまず見かけないので、いちいち気にする必要は少なく、安心していい。

教科書や参考書だと、主語の無生物をそのまま和訳すると減点だが、しかし実際の英文読解でそんなことを一々考えないし、日本語の文法・文章だって実際にはその程度の自由度はある。そもそも英語の知識の問題でなく、日本語の(文法ですらない)言い回しの好みにすぎない日本文化的な問題でしかない。

そもそも、英語に慣れれば慣れるほど、無生物主語をいちいち気にしなくなるのに、それを問題に出すこと自体、そもそも論として入試問題としての意義が疑わしい。(教師にでもならないかぎり、無生物主語の和訳でいちいち主語を生物に置き換えるのは必要ない工夫である。)

「無生物主語の言い回しは英語由来の日本語だから減点にすべきだ」なんて言い出したら、そもそも明治時代からの現代語そのものの存在意義が無くなる。

こういう事情があるので、無生物主語の和訳問題は出ないし、実際にあまり見かけない。

大学はこういう意見が分かれそうな問題を出すことは少なく、もっと確実に正誤を判断できる単語問題や熟語問題などを出す。

入試に無生物主語を出すなら、長文読解とかで、意味を取れてれば設問の4択問題を解けるような問題を出せば、いちいち物議を起こすような和訳問題を出す必要はなくなる。

そもそも出題者が英語科目で受験生の文章力を見たいなら英作文を出すべきであるので、和訳問題は正直まあ、あまり入試に出ないと見てよい。日本語の能力を見たいなら、国語教科の試験で見ればいいのである。


日本の小中高校の教育のおかしな文化のひとつで、本来なら教師が負担すべき知識を、小中高の子供の学習内容として教条的に押し付けている文化が、いくつかある。典型的なのが、小学校の算数の掛け算の文化である。教科書の採用を決めるのが各学校の教師なので、教師にしか関係ない内輪の知識が、しばしば教育内容として好まれる、内輪受けの世界が淘汰されない。

教師向けの教本などで教育上の工夫のひとつとして紹介されたノウハウが、なぜか「その方法だけが正解」と伝言ゲーム的に飛躍して普及しがちだという悪い学校文化が日本には残念ながら存在する。

教育学部の入試でもないかぎり、あわせる必要は無いだろう。(もっとも、教育学部はどちらかというと小学校の教員養成が中心的だが。)


大学入試の受験生は社会人や既に他学部の大学を卒業した人なども受験したりするので、学問的定説でもなければ国際常識でもなんでもない(日本の)小中高でしか通用しない文化には、トップレベルの大学は合わせないのが通例である。和訳の仕方なんて、日本の事情にすぎず、イギリス人やアメリカ人が和訳をするわけではないので、日本の高校英語の和訳の文化はなんの国際常識にもなっていない。

トップレベルの大学は、建前上は、学問の研究の国際競争のための大学である。なので、日本のローカル小中高文化は関係ない。

なのに、もし小中高のローカル文化でしか通用していない採点基準に合わせた入試を行うなら、つまりその大学は大した大学でないので、気にしなくていい。あるいは、もし東大やら京大やらのノーベル賞クラスの大学がそういうローカルな採点基準だとしたら、単に今後は日本の大学が凋落していく運命になるだけだから、どっちにしろマトモに相手にすべきではない。

ほか、日本語教育界などの既得権益や政治的影響などがあり、そのせいで本来なら日本語教育で行うべき内容の教育が、中学高校では英語など外国語の教育に押し付けられている現状もある。

熟語編集

単語集の前半のほうにも、実務ではあまり使わないだろう熟語、つまり、より平易な表現に言い換えることの多い表現がよくあります(少なくともこのセクションのある編集者が、ネット上の海外英語では見たことない表現がいくつもありました)。


中学1~2年で習うレベルの単語の組み合わせで作れるマニアックな熟語がいくつかあるので、学習時に注意が必要です。単語集では編集の都合上、そういうマニアック熟語が前半のほうに書いてありますが、正直、後回しにすべき熟語です。

一方、 come true (実現する)のような、たとえば構成する単語と意味が近い場合なら、学習効果は高いです。たとえばtrue 「=真実」と「実現する」は比較的に意味が近いです。参考書でも、よくSVC文型の例としてcome true が出てくるので、こっちは重要事項です。

しかし残念ながら、単語集にある出題頻度の情報を見ると、come true は出題頻度が低いようです。

そのほか優先して覚えるべき熟語は、たとえば no longer ~「もはや~ない」のように構文的な熟語や、あるいはget over ~「克服する。回復する」(= overcome)のように中学レベルの単語には言い換えできなくてその熟語表現を使わざるを得ない可能性の高そうな熟語とか、そういうのです。


このような熟語の教育状況になってるのは、つまり残念なことですが、「英語教育での英作文などでは、実務的を想定した教育がされておらず、つまり形骸化している可能性がある」という事です。

「出題頻度順」の掲載をうたった単語集で前半のほうに、不便なマニアック熟語があるので、つまり入試では、実際には仕事などで英語を使うつもりのない人たちを想定した入試が行われているという証拠です。

英作文をする際、getで一語で説明できることを「come by ~」で表現する可能性は実用では低いでしょう。英会話でも、果たして米英人が、日本人相手に come by で説明するでしょうか。はなはだ疑問です。

なぜなら外国人は、もし英語が得意な日本人相手なら躊躇なくobtain のような非熟語を会話で使うだろうし、あるいは「英語が苦手な日本人かな」と思って気を使ってくれるなら get で表現してくれるでしょう。

come の基本的な意味は「来る」ですから、熟語come byの「入手」とは、かけ離れています。おそらく「手元に来る」的なニュアンスなのでしょうが、しかし「by」からそれを想像するのは、かなり前置詞「by」の基本の意味から離れています。そういう、基本単語の意味からの距離の大きい表現は、実務では学習コストが高いので、いろいろと不便なのです。

不便とはいえ、海外での利用の可能性がないとは言えないので日本の受験英語でも教えられていますが、なるべくなら後回しにしたいマニアック熟語表現です。

come true 「実現する」のようなSVC文型の例にもなるような教育的な熟語だと出題頻度が低いようですが、これはつまり、入試出題者が、高校生の学習効果を見る良問よりも「落とすための問題」「ヒッカケ問題」を21世紀の少子化の時代になっても未だに出題し続けているという証拠でしょうか。

リスニング編集

まずは、前提となる単語力をつける必要がある。その上で、参考書で、音声CDつきの参考書などで聞き取り練習をするなどすればいいだろう。また、例えばYouTubeやTEDなどで自分の興味のある分野の英語を聞くなどしてもいいだろう。

テレビのNHK教育の英語番組ですら、一般の大学受験を目指す高校生には非効率です。なぜならNHK教育は、学校の授業用に作られており、けっして大学受験対策には作られていません。

読解編集

読解練習をしたい場合は、まずは学校でのリーディングの教科書などをきちんと読むのは当然ですが、そのほかにも参考書があると便利かもしれません。

書店の参考書コーナーに、高校生用の英文読解の参考書などが置いてあるはずですから、それら高校生用の参考書で勉強してください。

大学入試の英文では、平均以上の難度の大学になると、単語の知識がないと、まったく内容が把握できないでしょう。なので、読解練習だけでなく単語の勉強もしてください。とりあえず単語集などで4500語レベルまでの範囲の単語は最低限、ひととおり学習してください。

分からない単語がある場合、辞書を引く必要が生じますが、しかし辞書ばかり読んでも時間が掛かってしまい、他教科の学習時間をうばってしまいます。なので、読解練習よりも、できれば単語練習に時間を掛けてください。なので、英文読解よりも単語集などで単語の記憶量を増やす勉強が必要です。

学校や塾・予備校とかだと、過去問の英語長文などで、大量の英文読解の練習をさせられるかもしれません(1990年代、そういう教育が受験業界で流行していました)。学生が初級レベル~中堅レベルの、まだ英語長文を読みなれてない学生には有効な教育法でしょう。しかし、英語学科志望の学生ならともかく、他学部・他学科の志望者が、時間を英語学習ばかりに掛けられません。

なので、一通り、英文法と単語と読解スキルが脳内で結びついたら、勉強方法を切り替えて、単語中心の練習に変更する必要があります。、読解練習よりも単語力などを受験レベルにまで増やすほうが、受験には有効でしょう。英文の読解力の向上は英語教育の目的の一つですが、あまり英語学習の手段には、なりにくいです。英語の学習手段としては、長文読解よりも、まずは、とにかく単語力を、受験対策の参考書レベルまで増やしたほうが有効です。


  • 試験での読解問題の時間配分について

出題英文を読むのに時間が掛かりますから、試験中の時間の配分にも気をつけてください。まずは単語力を増やすと読解スピードも上がるので、普段の勉強では単語力を増やしてください。

試験中の配分の対策として、実際の入試では、たとえば、長文読解問題よりも先に、短時間で解けそうな単語問題・文法問題などを先に解くとかして、時間配分の対策をしてください。あるいは、設問の問題文を先に読んでおいて、検討をつけてから長文を読むなどという方法もあります。ここらへんの対策は、じっさいに過去問や想定問題などを解いて練習してください。基本的に、入試国語での現代文などでの読解問題対策などの際の時間配分と似ていると思います。

ただし、時間配分のテクニックばかりを磨いてもダメであり、単語力などを増やさないと、読解スピードも上がりません。

  • 学部と出題内容の関係

入試では、ときどき、志望先の学部の内容に関する記述が出る場合もあります。また、高校で習う教科に関する記述が出る場合もあります。もっとも、べつに必ずしも志望先学部と近い内容の英文が出題されるとは限らず、あまり関係のない内容の英文も出題される場合もあります。

どちらにせよ、合格後の人生も考えて、学生は、志望先学部に近い内容の高校教科の勉強もしておいたほうが安全でしょう。たとえば経済学部に進学志望なら高校政治経済などの参考書を読んでおくとか、あるいは理工学部に志望なら理科・数学の参考書を読んでおいたほうが安全でしょう。

発音・英会話など編集

基本的には、標準的な参考書でカバーでき、あとは単語の記憶量を増やす練習とか、リスニングの練習とかの対策でよいです。あとは参考書などの英会話文例や発音問題を覚えておけば、入試での、だいたいの発音や英会話の試験もカバーできます。

  • 入試の発音問題について

発音問題は、入試に英単語と発音記号を照らしあわせる問題は出ます。ですが、自分で発音することは、推薦入試などでの口答試験でもない限りは、入試には発音は出ません。

  • 入試での英会話について

大学入試では文章題などで、英会話の空欄を埋める問題などが出されるかもしれません。いっぽう、大学側が、一人ひとりと会話をする試験は、一般入試では出ないでしょう。なぜなら、大学側の時間的にも、受験生の一人ひとりとの英会話試験は無理です。ただし推薦入試などでは、語学系の学部なら、口答試験として英会話が出る可能性もあるかもしれません。

英会話は、教科書・参考書などに書いてある、基本的なあいさつ文など、基本的な決まり文句を覚えたら、それ以上は、あまり英会話に深入りしないほうが安全です。

本格的な英会話の能力とは、俗語やら、ある程度の専門的な会話とか、ジョークとか、そういうのも含めてしまいます。しかし、学生の時間的に、そこまでの学習は無理です。それに大学入試でもジョークとかは出ません。

ただし、いくら一般入試に会話が出にくいといっても、基本的な会話くらいは、せっかく高校で習うのですから、きちんと練習してください。そもそも建前上は、高校で習うことは、高校生は学習するべきということになっています。そして大学側だってバカじゃないんだから、なるべくきちんと勉強している受験生を優先的に合格させたいのです。

英作文は、後回し編集

英作文の練習よりも、まず先に単語の記憶量を増やす勉強を優先したほうが安全でしょう。単語の記憶量が増えて、文法や熟語なども覚えれば、英作文なども、自然と上達します。逆に言うと、英作文だけを勉強しようとしても、難しいです。なお、英作文の勉強では、あれこれ考えるよりも、文例を覚えたほうが良いでしょう。

問題集を信じすぎるな編集

国語では、よく「作者の考えを述べよ」という問題を作者が解いてみたら解けなかった、という批判が教育評論で言われますが(批判の真偽はともかく)、

じつは英語にも似たような面があります。

数学では答えは数学者や専門家が解けば誰でも一通りの答えで意見が合致しますが、しかし英語の問題の解答は、必ずしも一つとは限らず、専門家によって意見が分かれる場合があります。


これはつまり、問題演習をする際、4択問題などの選択問題などで、かならずしも問題集に書いてある答えが、本当の英語では正解とは限らない、という問題です。

たとえば、原典の入試過去問では長文の一節の読解問題でも、しかし市販の問題集で、多くの大学の過去問を扱った総合的な問題集では、掲載スペースなどの都合で、抜粋的に、長文とは独立した出題として設問部分だけが抜粋されてアレンジされる場合もあるかもしれません。選択肢を1つに絞り込むには、本当は長文の情報が必要、という場合です。

これはつまり、本当は、市販のその問題集だけでは正解を1つに絞り込めない、という現象です。

本来なら、過去問に大学名だけでなく「長文を独立問題として改問」とか併記すべきかもしれませんが、しかし紙面のスペースなどの都合で、市販の問題集では、そういう情報も抜けています。


また、検定教科書や市販の参考書には書いてないから不正解にされるけど、実は外国ではこういう言い回しをする場合もあるかもしれない、という英語もあるかもしれません。

あるいは、一応、ネイティブのレベルなら選択肢を一択に絞り込めても、しかし日本の高校生のレベルを大幅に越えた英語の勉強量が必要になる場合やら、ブロークン・イングリッシュなら他の選択肢でも許容される場合やら、などの場合もあるでしょう。

高校受験英語の文法重視あるいは基本構文重視の出題とは異なり、大学受験では細かい語法を問う出題もあるので、「文法的には、2択のどちらも間違ってない」という現象が起きます。

もしかしたら、本当は2択とも正解なのかもしれません。

大学受験の過去問の4択問題などで、受験生にそこそこ英語に自信があるのに、しかし4択問題の解答を2つにまでしか絞りきれない場合、単に出題者の考える正解が片寄っているか偏狭なだけの場合があります。(つまり、一般的には本当は2択のどちらも正解とか。)

有名大学や人気の大学などだと、予備校関係者なども過去問を解いてみてチェックしますが、しかしあまりそうでない大学では、そういうチェックはされないで放置されている場合もあるでしょう。また、そもそも英語教師・英語講師や予備校関係者の知っている英語自体、片寄っています。


ともかく、これはつまり、問題練習をする際には、必ずしも偏差値順にステップアップする必要は無い、という事です。

偏差値の低めの大学の過去問で、解説を見ても納得のいかない問題がある一方、偏差値のもっと高い大学の過去問でも、解説に納得のいく問題がある、という事例も少なからずあります。

また、日本人の高校生のレベルを越える難しすぎる問題は、そもそも解けるようになる必要もないでしょう。そういうの受験用語で「地雷問題」(じらい もんだい)と言います。


だから問題集の使い方としては、問題に挑んでみたあとに解説を読んでみて、解説を読んでもでもどうしても答えに納得の行かない問題は、その大学の出題者の考える学生像があなたとは違うというだけなので、もはや深追いする必要は低いのです。

選択問題では、高校レベルで習得できるレベルでの、初心者のよくやるミスをしない事のような、明らかに間違った言い回しを排除する事さえできれば、それでいいでしょう。

納得の行かない問題の対策はやりすぎないようにスキップして、他の勉強をすべきです。英語の勉強なら、もっと確実に偏差値アップの出来る勉強、たとえば単語力を増やすなどの勉強をしましょう。英検準1級ていどまでなら、どんどんと単語力を増やしても平気でしょう。

あきらめるべき事編集

実用英語の学習は、あきらめるべし編集

高校の難関大学向けの英単語や語法の一部は、ハッキリいって、実用的な英語とは少しズレています。(しかし、さすがに高校必修レベルの英単語や語法では、さすがに実用性の高い単語・語法が選ばれているので、高校必修レベルの勉強では安心してよい。)

日本の難関大学向け英語の一部では、英米圏のネイティブですら、あまり使わないだろう単語などが、日本の受験英語には、ときどき、存在します。(もっとも、2017年の現代ではマシになったほうで、1990年代くらいの昔はもっと酷く、もっとマニアックな単語が多かった。なお、入試標準レベルの単語集を見たところ、あまりそういう単語の割合は多くないので、安心して入試標準レベルの単語集を勉強してよい。)

しかし、高校生には、どうしようもありません。なので高校生は、英語教育の責任は大人たちになすりつけて、高校生はどんどん受験英語を勉強しましょう。

第二外国語は、あきらめるべき編集

入試に第二外国語は出ないのが普通編集

高校によっては、一部の私立高校などでは、フランス語やドイツ語など第二外国語の授業を用意している高校もあります。しかし、大学受験では、中堅以上を目指す場合、第二外国語まで学習の手をのばすと、他教科の受験勉強の時間が足りなくなります。

第二外国語が入試に問われない大学も多いです。第二外国語は、大学入試には原則的に出ないでしょう。(例外として、「外国語学部」の「フランス語学科」みたいな、一部の外国語の学科をのぞく。)

特に理系学部では、まず入試科目には第二外国語がありません。

よって、かりにアナタが、せっかくフランス語やドイツ語を勉強したとしても、入試で第二外国語が問われにくいのです。

また、中国語を勉強しても、あまり国語の漢文の入試問題を解くのには役立ちません。

帰国子女とか、あるいは進路志望が語学関連の分野で無い限り、あまり第二外国語には手を伸ばさないほうが良いでしょう。


就職試験でも、あまり第二外国語は問われません。英語を就職試験に課す大企業は、いくつかありますが、ドイツ語やフランス語を課す企業は少ないでしょう。たとえ、企業で第二外国語の堪能な人材が必要になったとしても、その際には語学系の学部学科を卒業したような専門家を雇うでしょうから、だから他学部の人が第二外国語を熱心に勉強しても、あまり就職活動では報われません。

マンガ作品とかアニメ作品のいくつかの作品だと、作中でドイツ語の単語とかラテン語とかを出してカッコつけてるアニメ作品とかがあるのでドイツ語等はカッコイイかもしれませんが、しかし日本の実社会では、あんまり第二外国語を勉強しても報われません。

一般入試対策ではTOEIC対策などには手を出さないほうが安全編集

英語能力を測る国際的な試験のTOEFLやTOEICなどは、高校生の学習用には作られていません。そもそも日本人に内容を合わせていません。

それにTOEICとTOEFLのどちらとも、試験の目的が、日本の高校英語の教育目的とは違います。

TOEICとTOEFLのどちらも目的は、英米への留学や海外生活のためなどの語学が目的です。日本の大学入試や、日本の大学での英語論文読解などの目的には、TOEIC・TOEFLなどは合わせていません。TOEFLとかTOEICとかで、ハイスコアを目指すのは、大学受験対策とは目的がズレています。

なお、そもそもTOEICをつくったのは日本の通産省(当時)であり、通産省がアメリカの非営利テスト開発機関、ETS(Educational Testing Service)に依頼をして、日本がつくったテストです。

よって、TOEICの出題内容は、アメリカ国内での実用とは若干、ズレていますので、てっきり実用英語だとは勘違いしないようにしましょう。また、てっきりTOEICは(OECDあたりの)「国際機関のつくった試験である」などと勘違いしないようにしましょう。

さらに、TOEICの参考書などにある「高校生レベルは◯◯点」などの数値も、じゃっかん、疑わしいので、あまり鵜呑みにしないようにしましょう。

  • 平均点
なお、高校生のTOEICの平均点は、年度にもよりますが、2018年の時点では、高校生の平均点はおおよそ350~400点くらいです。なおTOEICの満点は990点です。
ネット上では、しばしば、英語の資格試験しかできない無能な大人が「中学生や高校生でも平均500点は取れる!」とかデタラメをほざいてたりしますが、そういうデタラメな大人は無視しましょう。
高校生には、数学などのほかの科目もあります。英語の勉強ですら、英語資格試験には出題されづらい英単語の書き取り練習や、英作文などもあります。なので、それら高校で学ぶべき教育課程をサボってまで、架空の中高生のTOEIC平均点500点(?)まで目指す必要なんて、まったくありません。
  • TOEICは事実上は文系向けの試験である
世の中には、文系の大人が多く、その影響で、学生でも理系科目をサボってまで英語の勉強をして、英語の成績を上げる人がいます。TOEICの平均点も、そういう文系の人間を基準に算出されてしまいます。
一般入試や国公立受験、理系の学部などを目指す人は、けっして、そういう文系の大人や、文系しかできない学生を多く含むTOEIC平均点を、参考にしてはいけません。
また、高専や工業高校の平均点といっても、たとえば高専の学生は、別に何でも知ってるわけではなく、社会科などの成績は低いし、専門科目ですら学科以外(たとえば機械工学科にとっての生物学)などは苦手です。そういう、専門以外の理科や社会科の科目が苦手な人の、英語平均点を信用しては、なりません。
また、文系科目ですら、社会科の教科書レベルの勉強をサボる口実として(大学入試でも2科目までしかでないので、受験科目以外の社会科をサボる人は多い)、どの大学でも入試に出る英語科目ばかりを勉強する人もいます。
また、受験英語をサボる口実として、大学入試英語とは出題傾向の違うTOEICなどの成績を上げて、私大の推薦などを貰おうとする学生もいます。
  • 4択問題と難易度
TOEICの各問題は基本的に4択問題ですので、デタラメに選択しても、990点満点(約1000点)中のうちの4分の1である約250点を取れます。(下記では計算の都合上、TOEIC満点を1000点に四捨五入する。)
そして、高校生のTOEIC平均点が350~400点ということは、 差し引き 350-250=100 ですので、じつは中学高校で6年間勉強しても、普通はTOEICの英語の得点力は100点しかあがりません。1000-250=750が残りですので、750点のうち100点しか上がらないのです。
TOEICとは、このように、けっこう難しい試験ですので、よほど英語が得意でないかぎり、あまり高得点を目指さないほうが安全です。

さらに、欧米で英米への留学希望者むけのテストなどとして知られている英語検定試験はTOEFLです。

TOEICは、日本と韓国で流行っている英語検定です。

また、英検は日本人用の試験ですが、しかし高校生用には試験が作られていません。中学生・高校生なども意識して英検は作られているでしょうが、しかし、中高生だけを意識してはいません。

また、英検1級は、かなりマニアックな単語が多くなります。英検1級は実用志向ではありません。なので、どうしても英検を入試対策などで使うなら、志望校合格などが保証されないかぎりは、なるべく英検1級までに止めるのが無難です。


  • 推薦入試などの評価事項になることも

ただし、推薦入試ではTOEICやTOEFL、英検などの成績が考慮される場合もあります。ですが、一般入試の英語と推薦入試の英語のどちらにせよ、まずは通常の高校生用の参考書および単語集などで英語を勉強したほうが、高校生には安全でしょう。

  • 難関大学への対策用としての場合

大学によっては、入試で高校レベルを超えた、かなり難しい英語を出す場合もあります。そういう大学に対応する場合、市販の受験参考書では太刀打ちできないかもしれません。このような場合、しかたなくTOEFL対策や英検1級対策などの参考書が必要な場合もあるかもしれません。しかし、高校生は英語ばかりを勉強するわけには、いきません。他の教科・科目の勉強もあります。

なので、他の教科・科目との学習時間との兼ね合いに、注意してください。

  • 就職活動でのTOEIC評価について

ただし、大学生の就職活動では、企業にTOEICなどの点数を聞かれることもあります。就職活動時のエントリーシート(という履歴書がわりの記入用紙がある)などに、最初からTOEICなど成績の記入欄がある場合もあります。また、外国大学への留学の際に、TOEICなどで一定以上の成績を修めることが必須の要件とされる場合も多いです。たとえ英語圏以外の国の大学への留学でも、TOEICやTOEFLなどの成績が必須要件として必要な場合があります。

なので高校生でも、TOEIC受験の機会があれば、受験をするのも良いでしょう。 ただし、TOEICの成績が良いからと言って、けっして、それだけで企業が「即・採用」をするなんて事はありません。大卒ですら、学校の成績だけでは採用してもらえません。また不況などの影響で、もはや学校などで習う知識だけでは就職しづらくなっています。そもそも、どんなに語学が達者でも、通訳・翻訳以外の職種志望だと、語学だけでは採用には結びつきません。


高校生の段階では、TOEICなどの語学検定については、もし受験できるなら、とりあえず視野を広げるような目的で検定を受けるのが良いでしょう。

英語の検定教科書にある時事や古典文学の勉強は不要だし、危険編集

中学高校の英語の検定教科書には、他の教科では説明しづらい時事や古典文学、最近の日本のアニメやマンガの、海外での人気について、英文で紹介されたりするかもしれません。 そもそも、本来の目的は英語を学ぶということなので、これらの題材で得た知識がそのまま大学受験に役に立つということはありません。

  1. ^ 船登惟希 『改訂版 高校一冊目の参考書』、KADOKAWA、2019年3月18日120ページ