法の適用に関する通則法第40条

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条文

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(人的に法を異にする国又は地の法)

第40条
  1. 当事者が人的に法を異にする国の国籍を有する場合には、その国の規則に従い指定される法(そのような規則がない場合にあっては、当事者に最も密接な関係がある法)を当事者の本国法とする。
  2. 前項の規定は、当事者の常居所地が人的に法を異にする場合における当事者の常居所地法で第25条(第26条第1項及び第27条において準用する場合を含む。)、第26条第2項第2号、第32条又は第38条第2項の規定により適用されるもの及び夫婦に最も密接な関係がある地が人的に法を異にする場合における夫婦に最も密接な関係がある地の法について準用する。

翻訳

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(Law of Country or Place Where Different Laws Are Applied According to Person's Status)[1]

Article 40
  1. Where a party concerned has nationality in a country where different laws are applied according to a person's status, their national law is the law designated in accordance with the rules of the country (in the absence of the rules, the law with which the party is most closely connected).
  2. The preceding paragraph applies mutatis mutandis to the law of a party's habitual residence that is applicable under Article 25 (including cases where they are applied mutatis mutandis pursuant to Article 26, paragraph (1) and Article 27), Article 26, paragraph (2), item (ii), Article 32 or Article 38, paragraph (2) in cases where different laws are applied according to a person's status in the place of the party's habitual residence, and to the law of the place with which a husband and wife are most closely connected in cases where different laws are applied according to a person's status in the place with which the husband and wife are most closely connected.

法例

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第31条
  1. 当事者カ人的ニ法律ヲ異ニスル国ノ国籍ヲ有スル場合ニ於テハ其国ノ規則ニ従ヒ指定セラルル法律若シ其規則ナキトキハ当事者ニ最モ密接ナル関係アル法律ヲ当事者ノ本国法トス
  2. 前項ノ規定ハ当事者カ常居所ヲ有スル地ガ人的ニ法律ヲ異ニスル場合ニ於ケル当事者ノ常居所地法及ヒ夫婦ニ最モ密接ナル関係アル地カ人的ニ法律ヲ異ニスル場合ニ於ケル夫婦ニ最モ密接ナル関係アル地ノ法律ニ之ヲ準用ス

解説

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本条は、人的不統一法国(1つの国家内で人種や宗教の差異によって異なる私法を適用する国)の国籍を有する場合における本国法の決定について規定している。

脚注

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  1. ^ 法の適用に関する通則法”. 日本法令外国語訳データベースシステム. 法務省. 2024年11月16日閲覧。

参考文献

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  • 小出邦夫編著 『逐条解説 法の適用に関する通則法〔増補版〕』 商事法務、2014年12月30日ISBN 9784785722388
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前条:
法の適用に関する通則法第39条
(常居所地法)
法の適用に関する通則法
第3章 準拠法に関する通則
第7節 補則
次条:
法の適用に関する通則法第41条
(反致)