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== 科目の順序 ==
高校生の場合、『物理基礎』を学んでからでないと、『物理』は習得不可能です<ref>[https://lunasa.net/post-2747 ぷち教養主義『物理基礎をやらずに物理を始めて大丈夫なのか?』、2021-07-28 ]</ref>。
 
文系科目や理系科目でも生物など暗記科目だと、低学年の科目を飛ばして高校3年の科目を学ぶことも独学では可能でしょうが、しかし物理でそれは不可能です(おそらく数学も同様に不可能でしょう)。
 
 
== 計算の応用が科目「物理」の目的 ==
=== 入試に出ない分野 ===
 
相対性理論や素粒子などの高校6数学では扱いにくい内容は、たとえ教科書・参考書に書いてあっても、理工学部の入試の物理には出にくい。
 
資料集などには液晶テレビなどの家電製品の原理なども電気物理に関連付けて書いてあるが、そういう工業製品の仕組みなどは大学入試に出ません。
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== 物理基礎の入試範囲 ==
=== 新共通試験の入試の傾向 ===
検定教科書では物理基礎は力学が中心であり、波動や熱や電気については検定教科書でも解説はあるものの、しかしあまり波動などを長くは解説していません<ref>[https://akahon.net/shinkatei/physics/ 教学者『物理の変更点|新課程 Q&A』 ]]</ref><ref>[https://lunasa.net/post-2703 『高校物理基礎と高校物理の範囲・内容 | ぷち教養主義』 2021-07-28 ] </ref>。
 
しかし新共通試験(センター試験)では、割と波動や熱や電気からも出題されています。
 
かつての物理Iと、(範囲の縮小はあるものの)ほぼ同じ分野が、じっさいの新共通試験に出ています。
 
=== 対策 ===
参考書や市販のワークブックなどを活用してください。
文系大学の志望の人は、いっそ物理を入試科目に得らない方法もありますが(生物基礎や化学基礎でも構わないので)、とりあえず本節では、もし物理基礎を選ぶ場合の話をします。
 
定期試験むけの入門的な参考書でも構いません。
力学以外のこれ波動・熱・電気を検定教科書だけで学習するのは困難ですので、参考書や市販のワークブックなどを活用してください<ref>[https://www.kyoushi1.net/column/college-exam/howto-physics/ 家庭教師ファースト『【物理編】大学受験「物理」の勉強方法を、現役医大生が解説』2021.12.05] ※ リンク先は専門『物理』の話題だが、『物理基礎』でも同様の対策が必要。 </ref>。
== 学習の流れ ==
 
まずは、教科書か参考書の本文をよく読んで内容を理解しましょう。この際、教科書(参考書)の言わんとしていることを自分で咀嚼しながら、また実際に手を動かして式変形の手順を追いながら学習してください。教科書(参考書)の例題や章末問題を解き終わったら、次は共通テスト〜一般私大レベルの問題集で演習を重ねます。問題を解いていて理解があやふやだと感じた場合は必ず教科書(参考書)を確認して理解するようにしてください。難関大学を目指す場合は、さらに難関大学レベルの問題集も必要です。物理が得意なら難関大学レベルの問題集から始めてもいいでしょう。演習を一通り終えたら志望校の過去問を解いて実力を確認します。
教科書傍用問題集でも演習がひととおり可能で入門には良いとの評判です<ref>[https://www.kyoushi1.net/column/college-exam/howto-physics/ 家庭教師ファースト『【物理編】大学受験「物理」の勉強方法を、現役医大生が解説』2021.12.05] </ref>。当wikiとしては傍用問題集が販売規制のために入手できないので、深入りは避けます。
 
学校の授業だけだと、演習不足におちいりかねないのです。
 
また、まずは定期テスト対策をする必要がありますす<ref>[https://www.kyoushi1.net/column/college-exam/howto-physics/ 家庭教師ファースト『【物理編】大学受験「物理」の勉強方法を、現役医大生が解説』2021.12.05] </ref>。教科書傍用問題集が無いなら(たとえば商業高校生など物理を習わない)、市販の参考書の、定期試験むけの入門的な参考書でも構いません。
 
 
物理基礎の傍用問題集の内容は、物理Iなどのあった旧課程の時代では、文系クラスの人もふつうに履修していた内容のはず(※ 現物が市販されてないので未確認)ですので、よほど理系が苦手でないかぎりは、物理基礎の入門的な参考書は、それほど難しくないはずです。(もし難しいなら、おそらく購入する書籍を間違えています。)
 
学校の高校2年の授業では、おそらく力学と計算練習と、簡単な実験と、あとは実験の簡単な波動あたりで高2の物理は時間切れになり、電気・熱・波動の全分野は高校2年のあいだには授業では終わらないかと思います。
 
 
したがって、入試で物理基礎を使う文系クラスの人は、高校3年で共通試験用の物理基礎を選択しないと、塾などで習わないかぎりは効率的な学習が困難かと思います。
 
== 使うべき教材とその順序 ==
受験で物理を使う場合、物理学で必要な教材は、けっこう多いです
 
最低限、下記のような順序になるでしょうか。要点として、チャート式は物理では、やや辞書的、ハンドブック的であり、そのため入門的な参考書とは言いづらい部分がある事です(辞書的に、他参考書で分かりづらいことを確認するための参考書です)。このチャート式と検定教科書とのギャップをおぎなうため、下記のような様々な教材が必要になります
 
# '''検定教科書'''. (ここからスタート)
# 傍用問題集<ref>[https://www.kyoushi1.net/column/college-exam/howto-physics/ 家庭教師ファースト『【物理編】大学受験「物理」の勉強方法を、現役医大生が解説』2021.12.05] </ref>、または同等のワークブック的な入門的な問題集. (定期試験の対策用の参考書がこれを兼ねている場合もあります)
# 解法の'''図'''と解説が多く、出題は問題はエッセンス的な参考書・問題集
# 辞書的な参考書('''チャート式'''など)
# 入試の色々な問題を掲載した問題集(入試基礎で良い)
 
では、なぜ上記の順序になるかを説明します。
 
物理学は問題練習が必要ですが、検定教科書だけだと問題数が不足しすぎています。けっして、いきなり検定教科書にあるような章末問題がスラスラと解けるようにはなりません。特に今時の章末問題は『脱・ゆとり教育』もあってレベルが高く、そのため、入門したての高校1年、高校2年には手が出ない可能性もあります。なので、まずは教科書とは別にワークブックの問題も練習します。
 
ただし、物理の場合、教科書には要点がつまっているので、必ず読んでください。また、もし公式の導出などが教科書にあれば、必ず手で追って計算を確かめてください。意外と旧・センター試験には、そういう理解確認のような問題も出ました。個別の大学入試でも、中堅大学などでこの導出自体が入試問題になることもあります<ref>[https://rikeilabo.com/physics-study-method[ 『【物理勉強法】ゼロからはじめて東大に受かるまでの流れ』理系ラボ、2019.02.22 ]</ref>。
 
 
;ワークブックと簡単な参考書
ワークブック、ドリル的な問題集<br>
まず、とっかかりとして、少なくとも高校2年終わりまでに習う力学などは、ワークブック的でややドリル的な問題集も必要です。学校配布される問題集があれば、それで構いませんし、そのことを言っています。ワークブック的教材の問題をすべての単元(電磁気とか熱とか波動とか)を解き切る必要は無いですが、あるていどは練習しなければいけません。
 
新カリキュラムの『物理基礎』のある現代では、ワークブックは問題練習のほかにも、波動・熱・電気などを学ぶためにも必要です。検定教科書では力学が中心であり、波動・熱・電気などはあまり長く解説していません。
 
新共通試験には力学だけでなく波動・熱・電気も出題されているし、私大などの文系学部の入試でも物理基礎の選択では同様に波動なども出ますので、入試で使う場合は、これを学ばないといけません。
 
なお、ワークブック形式とかかぎらず、高校の定期試験の対策用の参考書が、これを兼ねている場合もあります。
 
しかし、そのワークブック的な問題集はうすいためか、ワークブックだけでは応用問題などに全く向いていません。
 
このため、下記の教材にどこかのタイミングで移るか、もしくは、ワークブックをこなしながら、下記のような解説が多めの問題集のような参考書(予備校講師とかの本)もこなします。
 
 
昔ばなしになってしまいますが、2001年くらいの旧カリキュラムでは『物理I』と『物理II『』とか分かれていて、そのため波動や熱や電磁気についての高校2年で解けそうな平易なワークブックがあったのです。しかし『物理基礎』に変わった今、検定教科書では波動などの解説が縮小したにもかかわらず(決して解説がゼロになったわけではない)、大学入試ではあいかわらず波動などが出題されているので、教科書と大学入試にややズレがあります。
 
このため、検定教科書だけで物理基礎の入試対策を練習するのは現状、ほぼ不可能です(もっとも、昔から無理だったが)。
 
 
決して ワークブック or 定期テスト対策の参考書 だけでは全く入試に対応できません。しかし、だからといってワークブックにある公式あてはめの問題すらも出来ないようでは、
やはり入試を突破できません。
 
なお、学校配布のワークブックは、書店では購入できませんし、仮に購入できても解答なしバージョンです。解答が無いと練習できないので、書店で買う場合は、学校配布のワークブックとは別のワークブック、もしくは定期テスト参考書を購入しましょう。
 
 
短時間で書ける図のある問題集・参考書<br>
力学および、力学をもちいる下記の単元では、解くために図を多く書くので、それを練習する必要があります<ref>[https://www.kyoushi1.net/column/college-exam/howto-physics/ 家庭教師ファースト『【物理編】大学受験「物理」の勉強方法を、現役医大生が解説』2021.12.05] </ref>。この図は、働く力とその対象物(たとえば質量mの直方体など)の位置関係を図示する図です<ref>[https://www.kyoushi1.net/column/college-exam/howto-physics/ 家庭教師ファースト『【物理編】大学受験「物理」の勉強方法を、現役医大生が解説』2021.12.05] </ref>。以下、単に「図」と省略します。
 
 
入試問題などでは、図が与えられてない事も多くあります。
 
 
図の書き方を理解できる参考書を入手しましょう。
 
「物理基礎」および専門「物理」の多くの分野で、複合問題などで力学が必要になります。
 
 
上記ワークブックなどの欠点を補うため、別の教材として書店で、入門的で一つあたりの問題の解説の多くて、'''短時間で書ける図のある'''問題集のような参考書を買う必要があります。これは、けっしてワークブック的なものではなく、やや応用問題を扱っており、解説が多めのものを選んでください。wiki編集者への説明ですが、今も書店にあるかどうか知りませんが『橋本の物理』みたいな参考書のことを言っています<ref>[https://kizuki.or.jp/blog/rika/physics-study-method/ 『おすすめの物理勉強法を紹介!〜物理の成績を上げる4つのポイント〜』株式会社キズキ、2023年11月10日]</ref>。(※ 編集者への説明として「橋本の物理」を例に挙げています。高校生は、この本を知らなければ、気にする必要はありません。)
 
図はそれぞれ、試験中の時間内に数十秒で書き終わる図でなければいけません。
 
いっぽう、検定教科書やチャート式などは、図ではなく絵が描いてある場合が多く、絵だと試験時間内に書き終わりませんので不十分です。
 
 
なので書籍の購入時は、実際に書店で、書籍の中身を見てみる必要があります。
 
入試の答案において図をどの程度まで簡略化して書いても大学の採点者に通じるかのトレ―ニングをするには、これは実際に簡略な図を書くのが上手い著者の図を真似ながら参考書・問題集の問題を解いていくしかないので、そういう参考書・問題集をひとつは購入する必要があります。
 
 
このような解説多めの問題集のような参考書には、予備校講師が著作した本が多いかもしれません。
 
基本的に、多くの分野・単元で、問題を解くための図の書き方のための考え方を説明していると思います。検定教科書やチャート式だと、この図の書き方まで、説明していないのです。(説明すると、厚くなりすぎる。) 
 
ともかく、まずは、図の書き方を説明している本を買ってください。
 
いっぽう、大学レベルの話題とかに入った参考書は(たとえば駿台予備校の参考書でそういうのがある。山本義隆(よしたか)の参考書)、今のところは不要です。
 
 
おそらく、図の書き方を説明した入門書は、あるていど、分野別に分かれていると思います。たとえば「力学・波動」分野、「電磁気、熱、その他」分野みたいに2冊以上に分かれるかもしれません。
 
また、高校3年の内容に入る教材もあるかもしれませんが、今や高校2年生やあるいは文系クラスでも入試で物理を使う場合は、それでも購入して解説を読むと良いでしょう。もちろん解説だけでなく掲載された問題も練習したほうが良いのですが、とりあえずは解説を読むだけでも多少の効果はあります。
 
下記のチャート式とは違い、『橋本の物理』的な参考書はあくまでエッセンス的なものであり、そのため、派生的な知識などは抜けています。このため、その抜けた知識をおぎなうため、下記のようなチャート式のような参考書も必要になります。
 
 
;チャート的な参考書
チャート式や同等の厚めの参考書は、上記とは目的が違います。チャート式などの購入の目的は、教科書では説明しきれない、教科書では省略されたような公式の導出法、入試の典型的な問題パターンの公式などを確認するために購入するのです。チャート式などの特徴として、やや辞書的であり、羅列的な傾向がある教材であり(それだけ物理は範囲が広い)、練習問題は厚さに対してやや少なめです。
 
けっしていきなりチャート式だけ勉強するのは、あまりオススメできません。理科の場合、チャート式などの問題集に平易な問題が少ないので問題練習もできないので、まずは学校配布とかの簡単なワークブックとかでいいので練習するほうがマシだと思います。
 
物理のチャート式の場合、問題数が少なめなので全問題を練習しても良いですが、どちらかというと目的は、問題以外の解説にある公式をじっさいに計算して確認することとか、解説にある発展レベルの話題とか、そちらのほうです。
 
ほぼ読むだけなので、あまり時間が掛からないと思います。
 
 
;入試対策の問題集
上記だけでも、入試対策をそこそこ出来ますが、加えて、入試対策の問題集があると良いでしょう。この場合、解答が別冊のものではなく、本体に同時に掲載されているものが読みやすいです。
 
時間が無いなら、読むだけでも構いません。
 
入試にある全パターンの問題に対応するのは無理なので、上述の『橋本の物理』的な参考書と『チャート式』的な参考書の知識を組み合わせて、あとは、ぶっつけ本番で入試に対応することになるかと思います。
 
== 出版事情の変化 ==
平成中期に大学受験した人のいう高校物理の勉強法は、令和では出版事情の変化により、そのままでは使えません。
 
受験界で重要な変化として、
 
文英堂シグマベストの物理の参考書は令和でもあるものの、しかし編集方針が変わりました。
 
物理に限らず、各教科のシグマベストが、編集方針が大きく変わっています。
 
 
かつての文英堂の(平成の古いほうの)シグマベスト物理は、数研出版チャート式のライバル的な存在であり、チャート式が網羅的なのに対し、昔のシグマベスト物理は一通り説明しているものエッセンス的であり、やや入門的でした。
 
しかし令和の現状(2024年に書店で確認)、平成初期とは文英堂の物理参考書とは、著者が違っています。これに加えて、文部科学省の指導要領の度重なる改訂によって教育内容も当時からは大きく変化しているので、現状では効果や使用法は未知数です。
 
このため、平成中期のままの勉強法のノウハウが、今では使えません。
 
 
このため、物理の参考書を買うときは、自分にとってのハズレを覚悟して、あるていど多めに参考書を買う必要があるかもしれません。
 
== 分野別勉強法 ==
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=== 力学 ===
まず、運動方程式などの最低限の公式を用いて、教科書や参考書などで様々な公式の導出を少なくとも一回は読み、導出の計算を手で追ってください。これらの公式の導出法の考え方を用いる問題は、意外と入試に出ます。
 
また、力学および、力学をもちいる下記の単元では、図を多く書くので、それを練習する必要があります<ref>[https://www.kyoushi1.net/column/college-exam/howto-physics/ 家庭教師ファースト『【物理編】大学受験「物理」の勉強方法を、現役医大生が解説』2021.12.05] </ref>。図の書き方を理解できる参考書を入手しましょう。
 
 
力学に限らず、物理の公式はそれぞれ関連しあっていることが多いです。そのため、公式同士の関連性を教科書を見ながら確認しましょう。そうすれば、丸暗記しなければならないような公式はぐっと減ります。「時間の公式」「位置の公式」と個別の公式の暗記は避けたいものです。そして、運動方程式やエネルギー保存則の公式、運動量保存の法則などから、位置や速度や時間などを求められるように練習してください。
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また、たしか、講談社の『講談社 基礎物理学シリーズ 全12巻』での電磁気学の巻号の教科書を読むと、勉強法の主旨として「物理学科の電気磁気学とは、問題をすばやく解くことではなくて、その問題の解き方がそうなるわけを、自分で計算して導き出せるようになること」、「けっして、特定の装置での、電場の分布や磁場の分布を求めるのが、物理学の電磁気学ではなく、電場や磁場の法則そのものを理解することのほうが必要」、「特定の装置での、電場や磁場の分布を求める技能は、物理学の電磁気学とは別の、職人芸である」的なことを主張しているのですが、なぜ、わざわざ著者の物理学者さんが、こういう当前の事を主張するかというと、つまり、(物理学とは違う)「職人芸」のほうの『電磁気学』を教育している学科(電気電子工学科)が、日本各地の理系大学には存在するからです。
 
== 入試対策 ==
「橋本の物理」などの基本的な参考書+問題集のミックス本を問題練習してきただけでは、私大平均レベルより少し上(偏差値55くらい)までの入試問題しか解けないだろう。
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なお、高校生向けで一部大学レベルの物理の内容を含む参考書は、「新・物理入門〈増補改訂版〉」(駿台文庫 山本義隆 著)などがある。したがってさらに発展的な物理を勉強したい高校生にはこちらがお薦めである。
 
== 専門物理と物理基礎の違い ==
* 専門物理は難度がかなり高いとのこと
塾や家庭教師などのサイトの報告によると、専門物理の難易度について、専門物理は物理基礎とは段違いに難しいです<ref>[https://www.takeda.tv/akita/blog/post-159661/ 武田塾『物理基礎と物理の違いとは?【難易度は約4倍違います】』 2022年11月26日(土) ]</ref><ref>[https://axivacademy.com/subject/physics_basic/182683 アクシブアカデミ-『物理基礎とは−大学受験の物理基礎勉強法①』2021.11.30]</ref>。
 
=== 専門物理は物理基礎を含む ===
専門物理は物理基礎の内容全体を含みます<ref>[https://www.takeda.tv/akita/blog/post-159661/ 『物理基礎と物理の違いとは?【難易度は約4倍違います】』 2022年11月26日(土) ]</ref>。
 
このため、高校3年で専門物理を学んでいる最中の人は、新共通試験の直前の対策以外には、特に物理基礎の復習に深入りする必要は無いでしょう。
 
ただし、高校3年で新しいことを学ぶので復習の時間がとりづらいので、もし専門物理を入試で使う予定の人は、物理基礎は高校2年のうちに傍用問題集のレベルで良いので十分な復習をしておきましょう。
 
 
== 実は高3の原子物理は出題が少ない ==
専門物理の教科書に、光電効果や放射能などの原子物理がありますが、じつは理科系の大学では、原子物理の出題の頻度は少なめです<ref>[https://dialo.jp/20231130_34995.html 家庭教師ディアブロ『大学受験の物理の正しい勉強法は?分野別対策や共通テスト対策を解説』、最終更新日:2023-11-30、 ]</ref><ref>[https://www.kyoushi1.net/column/college-exam/howto-physics/ 家庭教師ファースト『【物理編】大学受験「物理」の勉強方法を、現役医大生が解説』2021.12.05] </ref>。
 
もちろん、理系の大学に進学する人にとっては進学後に必要になるし、理解を深めるのに勉強したほうが良いのですが、まあご参考に。
 
== その他のコツ ==
=== 単位 ===
物理学の「質量」や「力」などの「量」には、単位があります。単位とは、kgとかm/sとか、そういうのです。
 
たとえば、
:距離÷時間=速さ
は、
:m ÷ (s) = m/s
と単位が両辺で一致しています。(mはメートル、sは秒)
 
 
公式の右辺と左辺とで、必ず単位は一致しています。また、複数個の項の加算や減産をするさいは、単位が同じ項どうしでないと加算・減産できません。
 
公式を学ぶときは、単位にも注目しましょう。物理の苦手な人は、単位をおろそかにしがちな傾向が受験産業では知られています<ref>[https://kizuki.or.jp/blog/rika/physics-study-method/ 『おすすめの物理勉強法を紹介!〜物理の成績を上げる4つのポイント〜』株式会社キズキ、2023年11月10日]</ref><ref>[https://dialo.jp/20231130_34995.html 大学受験ディアロ『大学受験の物理の正しい勉強法は?分野別対策や共通テスト対策を解説』、最終更新日:2023-11-30、 ]</ref>。
 
 
どうも物理が苦手な人は、公式の導出を理解せずに「今習ってる単元のこの公式を使おう」といった不明瞭な根拠にて定期試験を乗り越えようとする人が多いのですが<ref>[https://agaroot.co.jp/coaching/column/physics/『高校物理のおすすめ参考書・問題集7選&勉強法ポイント具体策5つ』アガルート学習コーチング、2022年05月26日公開 ]</ref>、しかしそれでは入試なdpは乗り越えられません。
 
 
さて、右辺と左辺の単位が一致するとは、裏を返すと、もし方程式を立てて、右辺の左辺の単位が一致していない場合、その方程式は物理学的には間違っています。
 
なお、方程式や等式などの両辺の単位に注目して物理の式を研究する手法のことを「次元解析」と言います。
 
 
== 脚注・参考文献 ==