「高等学校物理/物理I/波/音波と振動」の版間の差分

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開口端補正
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=== 気柱の振動 ===
==== 気柱の振動 ====
[[File:閉管気柱の定常波.svg|thumb|500px450px|閉管気柱の定常波。じっさいの波は、縦波であることに注意。]]
 
瓶や試験管に吹くと、音が出る。
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一端の閉じた管を、'''閉管'''(へいかん)という。両端の開いている管を'''開管'''(かいかん)という。
 
==== 閉管の場合 ====
閉管の長さをLL[m]とすると、図のように、 <math>\frac{\lambda_m}{4}</math> の奇数倍になる。
 
音の速さをV[m/s]、固有振動の波長をλ<sub>m</sub>[m]、固有振動数をf<sub>m</sub>[Hz]、とすれば、
 
:<math> \lambda_m = \frac{4L}{m} </math>  ( ただし、m=1,3,5,・・・ )
<br />
:<math> f = \frac{V}{\lambda_m} = m \cdot \frac{V}{4L}= m \cdot f_1 </math>  ( m=1,3,5,・・・ )
 
となる。
 
ここで <math> f_1 = \cdot \frac{V}{4L} </math> は閉管の基本振動数である。
 
{{-}}
==== 開管の場合 ====
開管では、両端が、腹の位置になる。
 
波長の式は、
 
:<math> \lambda_m = \frac{2L}{m} </math>    ( ただし、m=1,2,3,・・・ )
<br />
:<math> f = \frac{V}{\lambda_m} = m \cdot \frac{V}{2L}= m \cdot f_1 </math>  ( m=1,3,5,・・・ )
 
となる。
 
ここで <math> f_1 = \frac{V}{2L} </math> は開管の基本振動数である。
 
{{-}}
:<math> f= m \cdot \frac{V}{4L}= m \cdot f_1 </math>  ( m=1,3,5,・・・ )
=== 開口端補正 ===
[[File:開口端補正.svg|thumb|500px|開口端補正]]
 
図のように、開口端の腹の位置は、管口よりも、すこし外側に出ている。よって、波長の長さを計算するさい、このぶんの長さを考慮しなければならない。この、管口から腹が出たぶんの長さを'''開口端補正'''(かいこうたん ほせい)という。
ここで <math> f_1 = \cdot \frac{V}{4L} </math> は閉管の基本振動数である。
 
{{-}}
=== ドップラー効果 ===
[[画像:Doppler_effect_diagrammatic.png|right|500px|ドップラー効果の図]]
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=== 光 ===
==== 光の伝わり方 ====
光も音と同様、ある一点から光を出すとあらゆる方向に同じ速度ですすむ。
光はある一方から入射した場合、直進する。
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である。
 
==== 光の回折と干渉 ====
光はせまいスリットを通すと、広がって行くように伝搬することがある。これを'''回折'''(かいせつ、diffraction)と呼ぶ。