「大学受験国語 現代文の勉強法」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Category:学習方法|たいかくしゆけんけんこくこ
傾向概略の節、追加
1 行
==傾向概略==
大学入試の現代文は主に以下の内容が出題される。
*評論文
*文学的文章(小説・随筆)
*文語文(擬古文)
*現代文法
*知識問題(漢字・熟語・文学史)
 
中学・高校入試と比べると特に評論文のウェイトが大きい一方、小説はやや出題されにくい。大学入試センター試験では評論1題・小説1題の傾向が続いているが、私立大学・国公立大学の二次試験では評論文だけ1、2題ということも珍しくはない。また、現代文法も大学入試では出題されにくくなっている。理系学部で国語が選べる場合には現代文のみとなっていることがほとんどだが、古文の代わりに明治以降の文語文(擬古文)が出されることもある。
 
===評論文===
前述のように大学入試現代文の中心となっている。
 
哲学・思想、文明批評、言語論といった難解なテーマの文章が高校入試のものよりも多く、内容もより一層硬質となっている。これは大学入学後に触れることの多い学術的な文章に慣れてほしいという大学側の要請もあると考えられる。
===小説文===
高校入試までは小中学生くらいのまで子どもを主人公とした文章が中心だったが、大学入試では主人公は老若男女問わないものになっている。そのため、登場人物への感情移入がし難くなっている。また、心情の描写が抽象的になっており、「この表現・描写がどういった心境を表しているのか」を読み解くことが大学入試以前と比べて難解になっている。
===知識問題===
大学入試において、文法は基本的に古典文法中心のため、大学入試ではあまり出ない。ただし、一部私大では特に現代語の敬語の問題が出されることもある。
 
文学史(近代以降)は出題する/しないが大学ごとにはっきりしており、出ないところではほぼ出ないが、出すところは毎年出ると思ってよい(ちなみにセンター試験では直接文学史を問うことはないが、文学史の知識があればやや解きやすくなる問題も稀に出る)。このあたりは赤本などの過去問を見ておくといい。
 
== 勉強法 ==