「高校化学 合成高分子化合物」の版間の差分

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いろいろと加筆。
平均分子量
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2量体の数値の「2」や、3量体の「3」など、分子中の単量体の個数を<span style="font-size: large;">'''重合度'''</span>(じゅうごうど)という。
いっぱんに多量体といった場合、特に重合度に決まりはないが、重合度が数百程度以上の物を指すことが多い。
 
== 高分子化合物の特徴 ==
[[File:高分子化合物の分子量の分布.svg|thumb|400px|高分子化合物の分子量の分布]]
 
高分子化合物を人工的に合成した場合、反応の重合度にばらつきが生じるので、分子量のグラフは右図のようになる。
 
ある高分子化合物について、その高分子化合物の分子量を平均したものを'''平均分子量'''(へいきん ぶんしりょう、mean molcular weight)という。
 
 
高分子化合物は、非晶質の部分がわりと多いため、一定の融点をしめさない。
:(ここに図を。高分子化合物の、結晶構造と非晶質とが混ざってる図を。)
 
高分子化合物を熱していくと、明確な融点が分からないまま、だんだん軟化していき、しだいに液体になっていく。このように、高分子化合物において、軟化しはじめる温度を'''軟化点'''(なんかてん、softening point)という。
 
なお、高分子化合物であっても、タンパク質などのように天然に由来するものは、分子量のばらつきが少ない。