「高等学校政治経済/経済/農業と食料自給率問題」の版間の差分

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現在、コメ以外の多くの農産物は、輸入に頼っている。小麦、大豆、トウモロコシ(飼料用としてのトウモロコシの需要がある)などは輸入に頼ってる。
 
日本の食料自給率は、カロリーベースでは1960年代では60%以上あったが、近年ではカロリーベースで40%ちかくという低い水準である
(なお、先進工業国のなかでは、日本(食糧自給率40%)と韓国(食料自給率50%)が、近年の食料自給率が、かなり低い。イギリスの食料自給率は65%程度である。ドイツでも80%近い自給率である。フランスの食料自給率は120%の程度、アメリカの食料自給率は130%である。)
 
また、農村の過疎化も進行しており、農家の高齢化も進行している。すでに高度経済成長期のころから、日本の農家を評して、「じいちゃん、ばあちゃん、かあちゃん」ばかりの農業などという意味で「'''三ちゃん農業'''」(さんちゃん農業)と呼ばれている。
 
== 農産物の輸入自由化 ==
: 1991年に'''牛肉'''・'''オレンジ'''の輸入自由化
: 1993年に'''GATT'''の'''ウルグアイ・ラウンド'''により、コメ以外の農産物では、輸入数量の制限が撤廃され、関税化された。
 
: 1995年からは、'''コメ'''の'''部分開放'''として、国内消費の一定割合を輸入することになった('''ミニマ・アクセス''')。
 
: 1999年からは、コメが関税化され輸入自由化されたが、日本は外国産のコメに高い関税を掛けている。
 
一方、これらの農業関連の制度変更にともない、戦前からの食糧管理制度が廃止され、1995年からは'''新食糧法'''が施行(しこう)された。